「一応」は使わない方がいい?上司への正しい敬語表現
社会人は正しい敬語やTPOに合わせた言葉づかいをしよう
敬語は、使い慣れない新入社員の場合、間違った使い方をする傾向があります。例えば、会社の上司へメールで報告する際に「一応ご報告まで」と締めくくると、上司は「一応の報告などいらない」と怒って返信をしてくるかもしれません。ですので、「一応」の正しい敬語を覚えておきましょう。
「一応」「とりあえず」「多分」は曖昧な表現なので使わないようにしよう
会社への上司の報告で使ってはいけない言葉は、「一応」「とりあえず」「多分」です。これらの言葉は全て曖昧な表現であり、上司からすれば報告になっていない、と叱責されます。これらの言葉が使いたくなったら、下記の言葉に置き換えましょう。
「一応」→「念のため」
「とりあえず」→「取り急ぎ」
「多分」→「おおよそ」
言葉の意味は同じようなのですが、前者は学生っぽく、後者はビジネスっぽくなります。社会人はTPOに合わせた言葉づかいを求められるものです。「一応ご報告まで」と上司に話す際は「念のためご報告です」と伝えましょう。
「一応」以外の間違った敬語にも注意しよう
「一応」以外にも新入社員が使いがちな間違った敬語があります。
「了解しました」
「させていただきます」
これらの正しい敬語とは何でしょうか。
「了解しました」は「承知しました」を使おう
間違った敬語は意味がなかったり、くどかったりして相手に対して失礼であったり、慇懃無礼な印象を与えます。「了解しました」は正しい敬語ではありません。「承知しました」もしくは「かしこまりました」が正しい敬語なので、そちらを使いましょう。
「明日はお休みさせていただきます」は取引先に使う言い方ではない
また、「させていただきます」は相手に許可を得る場合に使います。例えば取引先に対して「明日はお休みさせていただきます」と伝えても、明日の休暇は上司から許可は得るけど、取引先から許可を得る必要はありません。よって「明日はお休みいたします」でOKです。
「すみません」→「申し訳ございません」
「よろしかったでしょうか」→「よろしいでしょうか」
これらは過去形にする必要はありません。正しい敬語を覚えておきましょう。
正しい敬語について学ぶには書籍を読むのも一つの手
敬語の勉強方法としては、普段から自分の敬語の使い方に間違いがないか気にかける方法があります。「一応」の使い方が正しいか、その都度言葉の使い方についてインターネットで検索するのは少し面倒です。正しい敬語についての書籍を読んで、学んでみるのも手でしょう。
「一応」は曖昧な表現なので敬語のときは「念のため」を使うなど正しい言葉を話そう
正しい敬語を使うには、人から指摘をしてもらうのが最も効果的です。会社であれば上司や先輩、家庭でも親から学ぶ方法もあるでしょう。しかし、教えてくれる人の敬語の使い方が正しいものではなく間違っている場合もあるので、インターネット等で一応検索して確認してみましょう。書籍を読んで勉強するのも良いでしょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません