「良かったです」はビジネスでNG?上司に適切な敬語表現
「よかった」は敬語表現としてよくない
「よかったです」という書き方や言い方をよくしますが、これを敬語として利用していいものかといえば、答えはNOになります。「よかった」という言葉自体が、あまりいいとは思われませんし、幼稚な言い方をしていると捉えられかねないからです。ただし、敬語として利用できるものもありますので、色々な方法を利用して、少しでも言い方に工夫することも考えてください。
「よかった」は敬語表現にすることができる
「よかった」という言葉の敬語表現は用意されているので、それを利用すれば問題なく話をすることができます。ただし、目上の方に「よかったです」という言葉を利用するのは、正直良くないと思われることもありますし、別にいいよと言われることもあります。しかし、目上の方に失礼を与えてしまう可能性を踏まえると、敬語に直してから利用することをおすすめします。
若手社員の体験談から見る「良かったです」の正しい使い方とコツ
「君の提案にお客様が納得していたよ」などと上司から賞賛され、「よかったです」と答える場面をよく目にします。「よかったです」という表現は感情表現をする際に非常に便利な言葉です。 日常的な上司部下のやり取りの中ではそれほど大きな違和感はありませんが、特にまだそれほど関係性の高くない人と話をする場合には気を付けなくてはいけません。 たとえば、若手社員の中には、以下のような体験をした方もいらっしゃいます。
若手社員の体験談
以前上司と訪問に出かけた時、私のセールスがはまって商談がまとまってくれたんです。そのとき、「今日のお前良かったよ。相手さんもすごく満足そうだった」と褒めてもらい、とっさに「あ、それは本当に良かったです」と言ってしまったんですね。
上司は笑いながら「一応、目上には『ようございます』が適切だからな。取引先では注意しなよ」と注意してくださり、それ以来は本当に注意しています。
「よかった」の敬語表現は「ようございました」
よかったという言葉の敬語表現として、一番利用されているのは「ようございました」という言葉です。これは「よかった」を直して利用されている言葉であり、敬語表現としては一番使われています。使い方としては、「誘っていただきようございます」という言い方や書き方をすることとなり、目上の方にも敬語が分かっていると判断されます。
うれしい表現の場合は「嬉しくございます」
全てを「ようございます」として、よかったという言葉を敬語に変えるのもいいですが、嬉しい場合は「嬉しくございます」と書くことができます。嬉しいと思っているのであれば、そのように記載した方がいいでしょう。何でもよかったという印象で終わらせてしまうのはよくありません。会えたことが嬉しかったのであれば、「嬉しく思います」や、「嬉しくございます」といった表現にすることをおすすめします。
「よかったです」は失礼な表現
「よかったです」という言葉自体は、非常に失礼に当たりますし、恥をかく可能性のある言葉でもあります。このような言葉を利用するくらいなら、敬語表現に直す以前に、「よかった」という部分を別の表現に変えてしまいましょう。敬語として利用することも難しい言葉なので、「よかった」を別の表現に直したり、他の部分で印象付けられる言葉にすることがいいでしょう。
何が「よかった」のかを考える
よくわからないのであれば、嬉しく思いますという感じにしても構いませんが、何が「よかった」のかを考えて記載した方がいいです。自分はこれが「よかった」から、この部分について非常に感激したという書き方に変えたり、出会いを得られたことが「嬉しかった」という書き方をした方がいいです。できれば「よかった」という表現自体を利用しないで、文章を作り上げた方がいいでしょう。
「よかった」を敬語で表現する場合は別の感情表現に変更したほうが無難
敬語表現こそありますが、よかったという言葉自体があまりよくないことと捉えられてしまうため、別のいい方に変えた方がいいです。嬉しいなら「嬉しく思います」や、「嬉しゅうございます」等の言い方もありますので、こうして敬語として利用する方法もあります。よかったという言葉自体が、幼稚に思われかねないので、あまり使わない方がいいでしょう。
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