契約終了についての覚書の書き方のポイント
まず契約終了の旨を文面に記す
契約終了についての覚書の書き方として、まず、この覚書はある契約終了についての覚書ですよということを知らせていかないとなりません。ですから、まずタイトルを一番上の示した後で、「○○(以下甲とする)と○○(以下乙とする)とは、甲乙間で平成○○年○○月○○日に締結した○○についての契約(以下原契約とする)を、甲乙合意の上、平成○○年○○月○○日をもって終了することで合意した。」と記載していきます。どういう契約がいつなん時をもって終了するのかということを、まず序盤で示していきましょう。
どの契約がいつのタイミングで終了するのかを明記する
この「どの契約」が「いつのタイミング」で終了するのかということが、この契約終了についての覚書の味噌となるので、きちんとそれらは間違いなく記載するようにしていってください。
契約終了に伴うその他の必要事項を記載する
契約終了についての内容を記載したら、その後の書き方として、本覚書には契約終了に伴い記載する必要が生じた様々な事柄を書いていく必要があります。例えば第一条「甲はこれまでに支払われた手付金を放棄し、乙に違約金として○○円支払い、乙はそれを受領した。」などといったように、契約解除に伴う様々な事柄を記載していきます。そのほかには、「契約終了日以降は、甲乙間に原契約に基づく債権債務は存在しないことを確認する。」などといったことなどが挙げられますね。こうしていくつかそうした必要事項を記載していったら、最後に後文を記載していってください。
覚書の枚数や所持している人を明記する
後文とは、「以上、合意成立を証するために、本覚書を2通作成し、甲乙双方署名捺印の上、各々一通を保有する」といったように、この覚書の枚数や誰が持っているかなどを記載する文になります。
覚書の最後に日付と住所氏名の署名捺印をする
そうして契約終了に伴い生じる必要事項の記載や、後文の記載が終わったらそこから先に書いていくべきは、この覚書を作成した日付と、署名捺印です。日付は間違いなくこの覚書を作成した日付を入れるようにしてください。もちろん書き方は和暦になります。署名捺印は住所と氏名を書き捺印するだけですので、特に難しいことはありませんね。
最後に住所と氏名等詳細を記すところを作成する
「甲」と書いた隣に大きなスペースをつくり、住所と氏名、印を押せるところを作り、その下に「乙」と書いて同じようなスペースを作れば良いだけです。そこまでかけたら契約終了に関する覚書は終了です。非常にシンプルで簡単な構成となっているので、決して難しいことはありません。すぐに覚えられそうですね。
契約終了の覚書の書き方はどの契約に関するものかを明白にするのがポイント
以上、契約終了についての覚書の書き方のポイントのご紹介でした。どの契約書なのかを明白にすることを忘れずに行ってください。たくさんの契約が終了する場合も、ある一つの契約だけ終了する場合も、基本的にはこれでいけるので、是非この機会に契約終了についての覚書の書き方をおぼえていってください。
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