定年退職届の書き方と注意点
定年退職届の書き方は通常の退職届と同じことが多い
定年退職届の書き方と注意点をご紹介します。定年退職届といっても、書き方は通常の退職届とかわりません。ただ、会社によっては、定年退職届用の用紙が用意されていることもあるので、そのときにはそちらに記入し提出するよう注意しましょう。定年退職届の専用の用紙や規定の書式がない場合、定年退職届に書く内容は「タイトル(退職届)、提出日、提出先(社名・社長名など)、提出者の所属・氏名(あなたの氏名)、本文(退職理由と退職日)」です。
定年退職届の氏名は自筆で署名をする
本文の退職理由に、定年退職をする旨を記入することになります。また、定年退職の際の退職日については、就業規則で決まっているので注意が必要です。就業規則を参考に記入しましょう。定年退職届はパソコンで作成してもかまいませんが、提出者(あなた)の氏名だけは、自筆で署名するよう注意しましょう。また、署名したら、その横に捺印するので忘れないよう注意が必要です。
定年退職届のテンプレート
では、定年退職届の書き方についてみていきましょう。以下のような例を参考に定年退職届を書いて、提出する必要があります。日付や自身の名前が抜けないように、下書きをするか、パソコンで作成する際は印刷前に内容をもう一度チェックすることが大切です。
定年退職届の作成例
平成〇年〇月〇日
株式会社〇〇
代表取締役社長 〇〇 〇〇
定年退職届
この度、平成〇年〇月〇日をもって満60歳となります。
従いまして、会社規定により定年退職いたしますのでお届け致します。
尚、退職後の連絡先は下記の通りです。
記
〒〇〇〇-〇〇〇〇
東京都〇〇区〇〇〇 〇-〇-〇
TEL 〇〇〇-〇〇〇-〇〇〇〇
所属:〇〇部
氏名:〇〇 〇〇(印)
以上
縦書きと横書きで書き方が異なるので注意
定年退職届のうち、本文最初の「私事」は文末揃えです。提出日、提出者は文末揃えで記入し、提出先は文頭揃えで書くよう注意しましょう。ちなみに、これは、縦書きのテンプレートで、横書きの場合は本文の前に、提出日、提出先、提出者を書くので注意です。また、注意する点として、縦書きの場合と横書きの場合で様式が変わる点です。横書きの本文では、縦書きの本文の最初の「私事」を外し、本文最後に「以上」をつけるのに注意が必要です。
定年退職後の連絡先を記入するかは企業に確認する
このときの「記」は中央揃え、住所や電話番号などの連絡先は右揃えで書き、「以上」は連絡先の下、1~2行空けて、右揃えで書きます。定年退職届に定年退職後の連絡先を書く必要があるかどうかについては、就業規則や会社の担当部署に問い合わせましょう。定年退職届以外にも連絡先を記入する書類があるから、定年退職届には記入しなくてもよいといしている会社もありますので事前に確認し、注意しましょう。
定年退職届の書き方は就業規則通りにし細部の注意点は企業側と相談する
定年退職届の書き方とテンプレートについて紹介しました。定年退職届の提出期限は就業規則等で定められています。期限までに定年退職届を作成し、提出するようにします。わからないことは企業側と相談し注意して進めたほうが無難です。期限の定めがない場合には、定年退職の1か月前を目安に提出するように注意しましょう。
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