定年退職祝いにつけるのしの正しい表書きと選ぶ際のマナー
定年退職祝いののしは「紅白の蝶結びの水引がついた慶事用」を選ぼう
定年退職祝いは、慶事にあたるので「のし」は、紅白の蝶結びの水引がついた慶事用のものを選んでください。目上の人に贈る定年退職祝いの「のし袋」では、水引が印刷されたものではなく、ちゃんと水引がついているものを選びましょう。
表書きは筆ペンを使って楷書で書くのがマナー
のしには表書きをします。表書きは黒墨の毛筆を使用するのが正式でので、ボールペンなどはNGとされています。
また、黒以外のインクや墨を使用してはいけません。目上の人に贈る場合には、毛筆や筆ペンで書くことが礼儀なので、サインペンやフェルトペンは使用しないでください。表書きを書くときは、楷書で丁寧に書きましょう。自己流に崩した文字は失礼にあたるので控えるべきなのです。
定年退職祝いに付けるのしの上段には「御礼」と書くのがマナー
のしは水引を境にして、上段と下段に分かれます。ここでは、のしの表書きのうち上段の書き方を説明しましょう。
のしの表書きをするときは、まず水引を外すのが基本です。外したら、「御祝」など贈り物の内容を書きましょう。定年退職祝いの場合は「御祝・御礼・祝定年退職・御退職御祝」などが一般的です。ただし、「御祝」では、定年退職する人が職場からいなくなることを喜んでいるようにも受け取れるので、これまでの感謝の気持ちを表した「御礼」と書く方がよいでしょう。
定年退職祝いに付ける「のし」の下段には名前を書く
のしの表書きの下段には、贈り主の名前を書きます。下段を書く際は、上段よりも少し小さな字で書くようにしましょう。また、苗字だけを記し下の名前は書かないようにしてください。
定年退職祝いを連名で贈る場合には、右から地位や年齢の高い順に書きます。地位や年齢に差がない場合は、右から五十音順で記入して問題ないでしょう。三人以上で定年退職祝いを贈るなど、名前を書く順番に悩んだときには「○○課一同」という書き方がオススメです。このときは、のしとは別に贈り主のリストを作成して、定年退職をする人に渡してあげます。
定年退職祝いにつけるのしは慶事用を選ぶ!表書きは「御祝・贈り主の名前」を書くのがマナー
いかがでしたか?定年退職祝いにつけるのしの正しい表書きと選ぶ際のマナーのついて紹介しました。
まず、定年退職祝いののしを選ぶ際は慶事用を選んでくださいね。定年退職祝いの場合は、のしに「御礼・祝定年退職・御退職御祝」などを書きこむのが一般的です。「御祝」では、定年退職する人が職場からいなくなることを喜んでいるようにも受け取れるので、これまでの感謝の気持ちを表した「御礼」と書くのがベストでしょう。
書き方に迷ったときには、シンプルに「記念品」と書くのもおすすめです。
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