再就職手当支給後にまた退職してしまった時の対処法
再就職手当はお祝い金
失業給付を受けながら仕事を探していて早期に仕事先が見つかった時に支給される制度に再就職手当があります。この再就職手当とは言わば祝い金のようなもので残りの給付日数によって支給額も違ってきます
再就職手当支給後にまた辞めてしまう人は実際にいる
しかし早期に見つかって就職した会社を再就職手当支給後に退職される方もいます。再就職手当が支給されるのは入社約1ヵ月後ですが再就職手当支給後に退職された場合支給されたお金は返還するのかや再度失業給付を受けられるのかを疑問に思う方も多いでしょう。ここでは再就職手当支給後に退職された場合はどうなるのかについて考えてみます。
再就職手当を支給後に退職しても返還の必要はない
まず覚えておいて貰いたいポイントとして再就職手当を支給後に退職された場合のお金は返還する必要はありません。会社都合や自己都合の退職にも拘わらず新しい仕事が見つかったお祝い金ですので安心して下さい。
支給後に辞めた場合も再度失業給付を受ける事が可能
次に再就職手当を支給後に退職した場合の2つ目のポイントとして再度失業給付は受ける事が可能です。これは日額基本手当や再就職が決まった日付、残りの給付日数によって支給額に差が出てきます。再就職手当が支給された分失業給付は少なくなりますが、ある程度残りの給付日数が残っていれば失業給付を受けながら再度仕事を探す事が可能になるわけです。
再就職手当を支給後に退職時の失業給付
再就職手当を支給後に退職した場合再度失業給付を受けようと考えた時に給付額はいくらになるのか計算方法を交えて見てみましょう。再就職までに失業手当が支給された日数と再就職手当を算出した日数分が差し引かれて支給されることになります。
再就職手当支給後に退職した場合の失業保険は自分で計算できる
まず所定の給付日数が90日だったと仮定してここから引かれる日数で支給額が分かります。具体的な数字で言いますと再就職までに失業手当が支給された日数が10日、基本手当日額5000円だった場合は、再就職手当=日額5000円×60%×(90日-10日)=240000円となります。支給されたとみなされる日数=240000円÷基本手当日額5000円=48日分となります。よって再就職手当支給後に退職した場合に支給される失業保険は48日+10日で58日となり90-58=32日分失業保険を支給されることになるわけです。
再就職手当の支給後に退職しても返還の必要はなく失業給付も再度受けられる
再就職手当を支給後に退職された場合でも再就職手当を返還の必要はなく再度失業給付が受けられる事、この2つがポイントです。また再度失業給付が受けられる日数は再就職手当を支給される前にもらっていた失業給付と再就職手当を算出した残りの日数分だけ失業保険での給付が受けられます。再度失業給付を受けながら仕事を探せますので今度こそは早期に退職しないように頑張ろうと意欲も湧いてくるでしょう。その働きたいという熱い気持ちを支えてくれるのが失業保険の存在となるわけです。
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