タクシーの乗り方で必ず覚えるべきビジネスマナー3つ
タクシーの乗り方では上座と下座に注意!
ビジネスシーンでタクシーを利用する機会も多いかと思いますが、タクシーにも上座や下座があることをご存知でしたか?こういったタクシーの乗り方におけるビジネスマナーは知らないと恥をかいてしまうので確認しておきましょう。
タクシーの乗り方マナー①:一番上座は「運転席の後ろ」
原則として、上座は「運転席の後ろ」です。次いで「助手席の後ろ」、「後部座席の中央」、「助手席」の順に下座となります。
乗車人数が2名の時は「運転席の後ろ」と「助手席の後ろ」に乗り、3名の場合は、「後部座席の中央」は使わずに「助手席」に座ります。
タクシーの乗り方マナー②:無理に上座を勧めない
タクシーに乗る際は、下位者が上位者に上座を勧めます。ただし、本人が「運転手の後ろ」より「助手席の後ろ」の方が良いと言った場合は、無理に上座を勧めず、本人の意思に従いましょう。
また、足が不自由なため「助手席の後ろ」の方が乗り降りしやすい、などといった特別な場合もありますので、臨機応変に対処する必要があります。上位者が乗り込む際に、ドアを押さえ、「どうぞ」とエスコートすると親切です。
タクシーの乗り方マナー③:助手席の人が道案内と支払いを行う
助手席に座った人は、原則として道案内および支払いをする役目を担っています。運転手に道案内やルートの説明などをするようにしましょう。
行先の伝え方は、駅のような分かりやすい場所なら問題ないですが、説明が難しい場合は予め地図などを印刷しておいてから持参するのをおすすめします。もしくは、住所が分かればナビで検索できるので、住所を調べておくだけでも良いかと思います。
支払いに関しては、割り勘の場合でもまずは自分が支払うようにしましょう。目的地に近づいたら、おおよその代金を準備しておくとスムーズです。事前に千円札や小銭を入れておくと、お釣りを受け取る手間が省けてよりスマートな対応ができるでしょう。
タクシーの乗り方で注意しておきたいポイントとは?
タクシーに乗る際には、上座・下座などの座る位置や役割の他にも注意すべき点があります。また、タクシーではなく社用車に乗るなどと言った場合もあるでしょう。ここでは、そういったタクシーに乗る際に必要になる知っておくと良い事をお教えします。
タクシーに乗る際の注意点①:会社名や車両ナンバーを覚えておく
タクシーを利用する際は、できれば会社名や車両ナンバーは控えておくと良いでしょう。
特に出張などで遠方に来た際は、タクシーに忘れ物をしてしまったときに探す手がなく諦めざるを得ないという状況になりかねません。会社名やナンバーを控えておけば、探し出してコンタクトを取ることができます。
タクシーに乗る際の注意点②:荷物はできるだけトランクに入れる
荷物の扱い方に関して、出張等で手荷物以外に大きい荷物がある場合は、乗車する前にトランクに入れるようにして、できるだけタクシー車内での空間を広くして過ごしやすい状態にしておくことをおすすめします。
また、人数が少なければ手荷物を座席においても良いですが、できれば自分の荷物は自分で持つようにすると印象が良いです。お客様と利用するときは、予め自分自身の手荷物を少なくしておき、先方の荷物を優先できるよう心掛けましょう。
タクシーに乗る際の注意点③:社用車では上座などの位置が変わる
社用車などを使用し、当事者の誰かが運転をする際は上座、下座の位置がタクシーの場合と異なります。「助手席」が上座、次いで「運転席の後ろ」、「助手席の後ろ」、「後部座席の中央」の順に下座になります。
ただし、運転する人が誰かによって席次が変わりますので注意が必要です。例えば、お客様が運転する場合、敬意を払うという意味で自社の上位者が「助手席」に座ります。
自分の上司が運転する車の場合には、自分とお客様が乗る場合、お客様が敬意を払う必要はありませんから、自分が「助手席」に座り、お客様は後部座席に座ってもらいます。
タクシーの中でのビジネスマナーとは?
タクシーに乗り込んだ後にも、勿論ビジネスマナーは存在するので、気を抜いてはいられません。お客様に、あるいは上司に、社会人としての常識をきちんと持っている事をアピールする為にも、車中でのビジネスマナーも知っておきましょう。
車内では前向きで明るい話題を提供する
車内での雑談も重要な仕事の一つ。コミュニケーション力が問われます。会話を始めるきっかけを自分から作りましょう。
携帯電話、スマホに夢中になり、沈黙した状態は悪い印象を与えます。当然ですが、靴を脱ぐ、足を組むなどもしてはいけません。天気や最近のニュースなど、会話が弾むような前向きで明るい話題を提供しましょう。
タクシーの乗り方では上座と下座に注意して相手に気遣った対応を!
タクシーの乗り方について説明してきましたが、ご理解いただけましたでしょうか。
ビジネスマナーを身に付ける上で、あなたが新入社員など会社で一番下っ端の場合、とにかく「率先して雑事をする」という姿勢を見せることが大切ですが、こういったビジネスマナーは知っていて当然です。
重要なのは、ビジネスマナーを知識として覚えるだけでなく、どうしてこのようなマナーが必要なのかを考えながら実践すると有意なものになります。今回おさえたポイントをしっかりと実践していきましょう。
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