座る位置のビジネスマナーとは
座る位置のビジネスマナー:座る順番の意味とは?
まず、ビジネスマナーとしての基本的なものとして、座る席の順番があげられると思いますが、 その意味を知っている人はごく少数かと思います。この座る位置のビジネスマナーを 知っていると知っていないのとでは、ビジネス上、差が出る時があるので、 席順の意味についてまとめていきますので、みていきましょう。
席順のビジネスマナーには、おもてなしや気配りの配慮がある
基本的にはお客様は上座を案内します。
また、あなたが下座に座っていたとき、部屋に入った担当者(あるいは社長)がそれに気がつき「どうぞ、奥へ と勧めるかどうかも重要なポイントです。
お客様はもちろん「下請け」であっても発注するメリットがあるから仕事を出しているわけで、企業にとっては「協力者」です。 その協力者がわざわざ足を運んでくれたのですから、上座に座っていただくのが日本的ビジネスマナーなのです。
これは、お互いに気持ちよく仕事をするための、おもてなしや気配りの配慮なのです。
座る位置のビジネスマナー:座る順番とは?
ビジネスマナーとしての席順ですが、取引業者などが訪問してきた場合、 自分の会社の常識度を図っていると考えたほうがよいでしょう。
●応接室での席次、席順の基本は以下のとおり↓
応接室での席次・席順の基本的なビジネスマナーは以下の通りになります
- 部屋の入り口から遠い方が上座
↓ - 長いテーブルに、片側3名以上で席につく場合は中央が上座
↓ - 大きな窓があり、美しい景観や眺望が臨める場合には、入口側であっても景色が見える方が上座
↓
(ホテルなどで庭園を望む席での接客の場合にはこれが適用されます)
このような、座る位置のビジネスマナーがしっかりと決まっていますので、覚えていおきましょう。
タクシーの上座の条件もビジネスマナーなので覚えておきましょう
タクシーの上座の条件についてですが、安全性から考えて、運転席の後ろが一番安全なので、そこがタクシーでの上座になります。また、乗り心地からも、 運転席の後ろ→その隣が次の優先席、またそのとなりが次の優先席となっています。
理由としては、運転席の後ろが一番安全なので一番の上座ですが、
事故がおきた時に前方に飛ばされてしまう危険性の強い席は、上座にはなりませんので、覚えておきましょう。また、タクシーの場合、行き先の案内や、料金のやり取りなど、幹事的な役目の席となるので、運転席の隣は、一番の下座です。
座る位置のビジネスマナー:和室・洋室での席順は?
これも見逃してはならない要素です。 逆にあちら側からのマナーを知っておけば、 こちらから取引業者の「ビジネス常識度」がわかり、事前にいい取引先か、そうでないかを判断することができます。
和室や洋室で席順のビジネスマナーは違う!!
●和室の場合
和室の場合は床の間のあるほうが上座となり、入り口に近くなるほど下座になります。
床の間がない場合は、入り口からー番遠いところが上座で入り口のそばが下座ですので要注意です。出入口の延長線上に机があって左右に席が設けられている場合は、 入り口から入って右奥が上座と覚えておくと間違いありません。
●洋室の場合
洋室の場合は飾り棚のあるほうが上座となり、入り口に近くなるほど下座になります。
飾り棚がない場合は、和室と同じで入り口から一番遠いところが、 上座、入り口のそばが下座です。 椅子は長いソファーが一番上座で、その次がひじかけ付きの一人用椅子、ひじかけのないスツールの順に続きますので、ここもしっかりと覚えておきましょう。
座る位置のビジネスマナーはとても重要なマナーです!!
いかがでしたか!?
今回は、座る位置のビジネスマナーについて紹介してきました。この座る位置のビジネスマナーは非常に大事なマナーです。細心の注意をはらうように心がけてください。
客先での訪問も、取引業者が訪問してくれた場合も、 日本人独自の「おもてなし」の精神から、席順なども決まっているため、 面倒臭がったりせず、美徳の分かる日本人として、きちんとこなせばそれだけ相手方にも信頼されるのマナーの一つです。
この機会にキチンとマナーのポイントをおさえておきましょう。
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