派遣社員が経験した派遣先での仕事のトラブル例と対処法
派遣社員でも仕事上のトラブルがある
仕事上のトラブルというのは、正社員であれ、派遣社員であれ、立場は違え、同じようなものだといってもよいでしょう。しかし、派遣先の職場と関わる派遣社員ならではのトラブル、というものがあるというのも実態です。
派遣社員ならではのトラブルというと、どういったものがあるのでしょうか。はじめて派遣社員として働く場合だと、気になるものです。
派遣社員の雇用形態によって、トラブルが起こる事がある
これは、派遣社員の雇用形態によるもの、ということがいえます。正社員は、会社から直接雇用されているようになりますが、派遣社員の場合だと、そうではありません。
派遣社員は、派遣会社が雇用先となります。しかし、勤務先は、派遣先の職場です。こういった雇用形態だからこそのトラブルというのがあるのです。その例を見てみましょう。
派遣社員が経験したトラブル①:派遣先の職場から残業を指示された
派遣社員として仕事をしていて、派遣先の職場から、残業を指示された、という場合です。派遣社員としては、希望の時間通りの就業を希望していたので、残業はしたくない思いがあります。
しかし派遣先の職場からすると仕事を終わらせずに帰られても困ると白い目で見られることになるでしょう。
対処法は、残業を指示されたら雇用時の就業条件を確認
残業というのは、派遣社員であっても、条件によっては対処が必要となります。雇用の際の契約書の就業条件に「時間外労働を依頼する場合もあり」などと明記されている場合だと、派遣先の職場で残業等への対応も、必要となってきます。
逆に、こういった条件ではなく、残業がない、という条件であった場合でこういった指示が重なるようであれば、派遣元にまず相談して対処しましょう。
派遣社員が経験したトラブル②:仕事内容
また、派遣先の職場でのトラブルとして、多いのが、仕事内容の相違です。これは、契約していた内容とは、違う仕事をしている、命じられている、というような状況のことになります。
ノルマを課せられたりもすると事前連絡がなかったことに衝撃を受ける可能性もあります。では、この場合の対処法とは、いったいどのような方法でしょうか?
対処法は、内容が客観的・論理的に適切であるかどうか判断
こういった仕事内容については、依頼、指示されたその仕事の頻度は量によって、対処していくことになるでしょう。もし、1・2回程度または少量であれば、臨機応変な対処をして、いい印象を残す、というのも、選択肢でしょう。
ただ、本業の方ができないような量を依頼されたり、全く違うスキルを求められるようなものであったり、負荷が大きすぎたりする場合は、要相談です。派遣社員はまずは派遣元、そして派遣先の職場の上司にも、相談して対処しましょう。
派遣社員が経験したトラブル③:人間関係
会社によっては、社内で派遣元の社員と派遣社員の仲が悪い職場があります。派遣元の社員と派遣社員がほとんど会話をせず、連携が取れていない状況が当てはまります。
そのことによる仕事のミスが連動し、派遣先の社員と派遣社員との人間関係がもめてしまう可能性があります。できれば仲良くしてほしいものですが、長年、そのような人間関係の職場を自分だけの力で変えるのは、容易ではありません。
対処法は、できるだけ争いに参加しないように業務に取り組む
自分は社員とも仲良くしたいからといって、社員とのコミュニケーションを積極的にとろうとすれば、今度は派遣元の仲間から、仲間はずれにされてしまうかもしれません。
本来はそうすることが正しいはずなのですが、その行動はトラブルを拡大するだけです。周りの人間関係を見て、できるだけトラブルを起こさないように、ひっそりと仕事をして対処しましょう。
派遣社員は派遣先で仕事のトラブルが起こったら、上司や窓口に相談して対処する
派遣社員が経験した派遣先での仕事のトラブル例と対処法を紹介しました。このように実態を見ていくと、派遣社員の派遣先の職場でのトラブルというのは、その契約に関連した内容が多い、ということがわかってきます。
こういったトラブルの悩みというのは、派遣社員一人で抱え込まず、派遣元や派遣先の職場に相談して対処しましょう。また、一般の相談窓口なども活用するようにしてみましょう。
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