新人研修中の給料について知っておくべきポイント
知っておくべきポイント①:新人研修が強制参加なら給料は発生する
新人研修で給料が支払われるポイントは、新人研修が強制参加かどうかによって決まります。会社の業務の一環として新人研修を行い、強制参加としている場合は労働時間とみなされるので給料を支払わなければなりません。
さらに新人研修が日曜日など休日に行われるのであれば、休日出勤という扱いになり、給料と割増賃金を支給しなければなりません。
給料が発生する新人研修なら交通費も支給される
会社の業務として新人研修を行う場合には、現地集合であっても交通費は支給されます。営業で取引先に行く際にかかる交通費を、会社の経費として扱うのと同じで、交通費は必ず支払わなければなりません。
給料だけでなく、交通費も支給されるのは新人が知っておくべきポイントです。
知っておくべきポイント②:新人研修が自由参加なら給料は発生しない
新人研修が自由参加で不参加者が不利な扱いを受けなければ、労働とは見なされず、給料の支払い義務は発生しません。あくまでも本人の意思によって参加したことになり、会社がそれを強制していない以上、労働義務が発生していませんので給料を支払う必要はない点がポイントです。
ただし不参加者が不利益を被るなら労働と見なされ給料が発生する
新人研修が名目上は本人の意思による自由参加としていても、新人研修に参加しないと表明した途端、内定の取り消しや給料で不当な査定をされる場合があります。
ここで覚えておきたいポイントは、こういった事例は明らかに会社の権利濫用に当るので、もちろん無効とされます。不参加者が不利益を被る場合は労働とみなされ、給料が発生します。給料を支給せずに強制参加させようとする悪質な会社なので、場合によっては労働基準監督署に通告しましょう。
強制参加の新人研修なのに給料を払わない会社に注意!
新人研修の給料に関しては、基本的には入社後に行う企業が多いので、労働と見なされ支払われることがほとんどです。しかし、会社によっては1ヶ月もの間、泊まり込みで新人研修を行うのに名目上の自由参加にしてしまい、それだけの期間、給料を支払わないような悪質なケースがないとも言い切れません。
基本的には支払う場合がほとんどですが、中にはそういったことを省みずに、堂々と給料を支給しない会社も存在するので、通知がきた段階で判断しましょう。
強制参加でなくても新人研修には必ず参加しよう
自由参加だからといって新人研修への参加を拒めば、給料が支払われていてもいなくても、今後の仕事に支障をきたす可能性が高いです。なぜなら、不参加に不利にならない内容であればOKとはいえ、参加者に比べて不参加者が入社した時点で持てる知識やスキルは、大きく限られてしまいます。
新人研修への参加を拒むことによって欠勤とされてしまい、新人研修の期間が長いと社内規程によって解雇される場合もあるので注意しましょう。
新人研修に給料が発生するポイントは労働とみなされるかどうか
新人研修中の給料について知っておくべきポイントについて説明しました。
新人研修で給料が支払われないのであれば、その会社はそういった事態が常態化しているというあらわれです。残業代などの未払いや、不法な長時間労働を強いられる可能性さえあるので、新人研修の日程や内容とともに、給料が支払われるかどうかなど、ポイントをチェックして会社の本性を知りましょう。
新人研修で給料が支払われない場合には、完全に参加が自由とされていて、不参加によって評価に影響しないのがポイントです。
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