海外転勤する方へ!寄せ書きで伝えるメッセージのポイントと文例
上司や先輩が海外転勤する際の寄せ書き
ここでは寄せ書きを贈る相手を「上司や先輩」と「同僚や後輩」の2つに分けてお話しします。まずは、上司や先輩が海外転勤や赴任するときのケースです。
この場合は、なんといっても「礼儀」が重要になります。敬語を使った文章にすることはいうまでもありませんが、メッセージの内容も礼儀にかなった、きちんとしたものにしなければなりません。
この場合の寄せ書きの文章は「型どおり」でOK
寄せ書きを求められると、人と違うメッセージを書こうとして悩む人が少なくありません。しかし、特別な思い入れがない限り、目上の人へは型通りのメッセージで構わないのです。
文例
「短い時間ではありましたが、ほんとうにお世話になりました。ありがとうございました。」
「先輩のおかげで、なんとか独り立ちできました。心より感謝しています。」
「海外へ転勤(赴任)されても新天地でのいっそうのご活躍をお祈りしております。」
寄せ書きに書くメッセージの内容は、他の人とかぶっても、かまいません。自筆である以上、そこに必ず「個性」が現れるものだからです。
同僚や後輩が海外転勤する際の寄せ書き
次が、同僚や後輩が海外転勤(赴任)になる場合の寄せ書きです。 この場合は、あまり型通りにするより、オリジナルの要素を加え、親しみやすい語調にしてメッセージを書いた方が良いでしょう。
できればメッセージに具体的なエピソードを盛り込むのがおすすめ。寄せ書きはスペースが限られますので、長い文章は無理ですが、ひとことでもオリジナルの言葉を添えると、相手の心に届きやすくなります。
エピソードを盛り込むとオンリーワンの寄せ書きにできる
ポイントは、その小さなひとことによってオンリーワンのメッセージにすることです。そのためには、その同僚や後輩との間でのみ通じるエピソードを盛り込むといいでしょう。
文例
「いっしょに行った北海道出張が忘れられません。ほんとうに楽しかった。必ず再会しましょう。」
「新入社員の君が飛び込み営業で見せた度胸には驚かされました。君の度胸があれば、海外に転勤(赴任)しても活躍できるはず。信じています。」
「深夜まで二人で残業した日々がよみがえります。がんばりすぎないように、がんばってくださいね。」
海外転勤という特殊性に対応した寄せ書き
最後にもう1つ、海外転勤(赴任)される方への寄せ書きでおすすめしたい方法があります。それは、海外転勤や赴任という特殊性に対応した内容の寄せ書きです。
ふつうの寄せ書きでは「新天地」という言葉を使いますが、そこに海外転勤や赴任ならではの要素を加えてみましょう。
寄せ書きに転勤先の気候風土や名物などを盛り込む
海外転勤する方へ寄せ書きで伝えるメッセージの文例として、具体的には、海外転勤や赴任する行先の気候風土や名物などを盛り込むのです。
文例
「アメリカ転勤と聞いてから、耳の奥でドボルザークの『新世界より』がリフレインしています。新世界でのご活躍、お祈りします。」
「パエリアの本場への赴任、うらやましい限りです。遊びに行くかもしれないので、おいしいお店を開拓しておいてくださいね。」
「時差の少ないオーストラリアなので、たまにはお声を聞かせてください。」
海外転勤をされる方への寄せ書きは相手との関係性を考えたメッセージを
海外転勤や赴任をされる方へ贈る、寄せ書きのポイントとメッセージの文例を紹介しました。 上司や先輩には型どおりで失礼のない文面、親しい同僚や後輩が相手なら、オリジナリティをもたせた、少々砕けた文面がおすすめです。
海外転勤ならではのひとことを盛り込むと、印象に残るにちがいありません。いずれにせよ、寄せ書きは後に残るものですから、あまりハメを外さないよう、節度を守り素敵なメッセージを書くようにしてください。
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