入社式の役員の席順が表す会社での地位と席次ルール
入社式の席順は会社役員の関係性が見れる
入社式の席順は、会社役員の関係性が見れます。まずは会社の中での関係性を見ていきましょう。会社は巨大なピラミッド組織です。巨大企業になればなるほど組織は大きくなり、複雑化していきます。このピラミッドの一番下に並んだ皆さんの最終目標は、役員または社長でしょうか。
役職のステップは上から
会長>社長>専務>常務>取締役>部長>課長>係長>主任
……と続きます。これ以外にも副社長や本部長、部長補佐など、中間的な役職も存在します。これらが入社式の席順に立場の違いとして表れてくるのです。新入社員の方は、基礎知識ですので覚えておきましょう。
商法上で株式会社は「株主側>経営側」となる
株式会社は、株主(オーナー)側と経営側が分離しています。力関係では株主側>経営側となります。大手企業などでは、大きな会場を使って株主総会が開かれています。ここでは、株主が経営陣の行った業績や方針を評価します。
経営側は、株主側の承認なしでは会社運営はできません。株主から経営を任された取締役は役員と言われ、その組織は会社の「意思決定機関」となります。
商法上以外の役職も存在するので注意
商法の規定以外の役職も存在します。会長や社長、専務といった役職名は、一般的に取締役の立場の上下を、会社内外に示す便宜上のものです。名刺などには「代表取締役社長」「専務取締役」などと表記される事が多いようです。
通常の役員は「従業員を退職して」取締役になりますが、執行役員は「従業員のままで」役員になれます。取締役(会)と比較して、より「実務の執行機関」という役割を担います。立場的には取締役>執行役員>部長となります。経営の意思決定と執行を迅速に行う目的で導入されています。
入社式の席順は会社での地位を表している
式典や会議室、車中などそれぞれのレイアウトで席順が決まっています。上下関係を素早く把握することができます。また、来客や上司に対して敬意を示す意味があります。
逆に知らないと相手に対して失礼となったり、あなたの信用を失うことにもなりかねません。入社式の席順のマナーを把握していると、商談や会議をスムーズに進める事ができます。
入社式の役員の席順は演台に近い方が上座
それでは一般的な入社式の席順のレイアウトを見てみましょう。正面に向かって演台、左に司会台、右側に役員席となります。
演台に近い方から「会長」「社長」「専務」「常務」と並びます。演台に近い方が上座ということになります。肩書きが同じ役員(取締役)でも、席順からその序列を判断する事も可能です。
入社式の席順を知っておくと、とっさの対応ができる
例えば、社内の廊下で役員っぽい人とすれ違ったとしましょう。その際「入社式の壇上で顔を見た」程度の知識でいると、その役員への対応が遅れてしまい、最上司であるその相手に失礼となってしまいます。
またこの際に席順を把握した上で挨拶をしようと思ったら、例えば社長と常務が並んで歩いてきた際にも、優先順位を付けて挨拶する事ができます。こういった何気ないシーンに役立てる事ができるため、入社式の役員の席順は意外と重要とも言えるのです。
入社式では役員の席順を把握して失礼のないようにしよう
入社式の役員の席順が表す会社での地位と、席次ルールをご紹介しました。会社の組織構造や役員役職を把握しておくと、とっさに役員と出会った際などに非常に役立ちます。
入社式に参加する役員にもさまざまな立場の人がおり、その席順から上下関係を見る事ができるのです。自分が働く会社の役員の顔を覚えるためにも、入社式はいい機会です。ぜひ、ここで述べたことを念頭に入れておくといいでしょう。
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