コネ入社はある？コネ採用の実情とその後の苦労

2016年11月29日2020年3月31日コネ入社

実際にコネ入社ってあるの？

就職活動というのは、誰にとっても苦労が伴うものです。人や時代によっても異なってきますが、内定を取るまでの苦労は本当に並大抵ではありません。かなりの苦労をして、やっと内定を勝ち取ったという人も多いでしょう。

そんな中、まことしやかに「コネ入社」や「コネ採用」があるとささやかれています。実際にコネ採用なんてことはあるのでしょうか？

会社は名言していなくてもコネ入社は実際にある

苦労する就活の中で「コネでの入社をする人もいる」という声を聞いたりします。就職活動で苦労をして入社した身としては「ずるい！」と声を荒げたくもなるものですよね。でも、本当にコネ採用なんてあるのでしょうか？

結論からいうとコネ採用はあります。もちろんどの会社も、「コネ採用がある」と明言しているわけではありません。会社の上層部の関係者からの「紹介」というカタチをとって、コネ入社している社員がいるというのは、やはり現実なのです。

コネ入社には「形だけ」の採用試験があるケースも

こういったコネ入社であっても、面接や採用試験といった形を取る場合も少なくはありません。ただ、その後ろには「紹介者」の影響力があるという事になります。

一斉に試験を受け、ふるいにかけられ落されていく一般の内定希望者からみれば、やはり「ずるい」ということになるでしょう。形だけの面接…ずるいと思われがちなコネ入社、はたしてそんなにメリットばかりなのでしょうか？

コネ入社するとメリットばかり？

コネ入社のメリットとしては、その方法にあります。一番大きい点として、一切の採用に関する選考試験が免除されるといったところでしょう。そもそも経営層に話が行って、そこで通ってしまえば選考も何もありません。

トップダウンというか鶴の一声というか、それで決まってしまいます。この方法を使うと、一般的な選考の書類選考・面接・内定という流れを吹き飛ばして入社できるということは一番大きなメリットと言えます。では、コネ採用とはメリットばかりなのでしょうか？

コネ入社すると他の社員との間に能力差が生まれる

ただコネ入社というのが良い事ばかりかというと、実はそうでもなかったりします。自分の実力以外で入社をしたという事は、他の社員との能力差がある可能性もあるのです。それが露呈していくと、社内で苦労するのはコネ入社した本人になってきます。

また一社員で入社し、あとあとコネ採用とわかってしまった場合は、妬みやひがみが生じるかもしれません。周囲は通常の採用選考を抜けてきているわけです。周りとの能力差を感じるときは、すくなくとも訪れるでしょう。

周りからのプレッシャーを感じることも…

コネ入社をした人がその会社の上層部のコネではなく、その取引先の上層部のコネ入社だったりするケースもあります。いわゆる「お付き合い」のコネ入社です。

そういった場合、何かしらの見返りを採用した会社側も期待していたりします。なのでコネ入社した本人の実力以上の成果や、見返りを求めるプレッシャーなどがあったりもします。コネ採用で入社したなら、常に実績を作る努力を怠ってはいけないのです。

コネ採用はある！しかしコネ入社後、実力が求められるので苦労は絶えない

面接をする必要がないコネ入社というのは、入社するまでは確かにずるいかもしれません。しかし、入社してからの苦労というのは、普通に採用試験を通過した人たちより余計にあるともいえます。コネ採用の人たちは、しがらみの中で社会人生活を送るわけです。

そう考えると苦労して面接をパスして勝ち取った内定は、本当に意味があるものだと思いませんか？コネ採用は確かにずるいかもしれませんが、あまり羨まない気持ちでいたいものですね。