訓示例文にみる企業が新入社員に求めていること
入社式の訓示例文:創造的な破壊なくして持続的な成長はない
どんな入社式の訓示例文があるのでしょうか。
まずコミカミノルタの山名昌衛社長の入ましょう。社式での訓示例文を見ていきます。山名社長は、入社式で新入社員に「フレッシュだからこそできることがある。それは、会社に新しい空気、熱気を吹き込むことだ」と言いました。
企業体質を「殻」と例えた
従来の枠組みや今までの企業体質を「殻」というOur of Boxに例え、それを新入社員の新たな着眼でもって、その殻を打ち破ってほしいと強く考えられていることが伺える社長訓示です。
山名社長は2011年にA4のカラー複合機を新製品として投入し、新興国への販売計画を打ち出された常務執行取締役です。
即戦力として新入社員を求める傾向に
今までの日本企業は入社後、会社に合った人材を育てていくというものでした。ですが、これからは即戦力として新入社員を求める傾向にあります。
そのため、今後の就職活動では、即戦力として何ができるのかをアピールする必要があります。即戦力とまでは言わないまでも、今の自分に何ができるのか、しっかりと把握しておくといいでしょう。
入社式の訓示例文:即戦力となるためには信頼される人間になりなさい
二つ目の入社式の訓示例文は三井物産の飯島彰己社長です。
入社式の訓示例文から見て分かるように、三井物産の飯島社長も新入社員に即戦力を求めています。即戦力となるためには、周囲から信頼される事が重要であると言われています。
任されれば仕事が面白くなる
飯島社長は信頼されるために必要なのは「誠実さ」と「責任感」だと言います。新入社員には、目の前の仕事に一生懸命に取り組み、与えられた役割をしっかりと果たすことをまず求められます。自分が描いてきた仕事と実際の仕事とのギャップに戸惑うこともあるが、その仕事を遂行する事で、周囲からの信頼が得られるということです。
入社式の訓示例文:意思決定に若手を登用する
最後はエステー株式会社の鈴木貴子社長の入社式での訓示例文です。
生活日常品メーカーであるエステー株式会社社長訓示では、外資系で勤務経験のある女性社長であるだけに、グローバル化に対応するため、若手社員はもちろん女性も意思決定に登用すると述べられていました。
既存の概念にとらわれない発想を新入社員から求める
鈴木社長は、新入社員に「イノベーションが起こせる社員になること」を求めています。既存の概念にとらわれない斬新な発想が日常用品には特に重要だと。
若手社員だけでなく、女性、外国人や中途社員も合わせて社内一丸となり意思決定に多様な意見を反映させると述べられました。また、一人一人の個性も大切にされています。
入社式の社長訓示の例文から言える事は「新入社員は個性を磨く」
入社式の社長訓示例文をご紹介しましたが、いかがでしたか? 入社式の社長訓示の例文から分かる事は、これからの時代は個性を磨く必要があるという事です。個性が大切にされる分、個性を発揮するには何をしておくべきかという課題がこれからの新入社員及び就職活動には求められそうです。
大学は企業のニーズを把握するのが必要になりますし、学生も就職活動をする上で、希望の企業が求める人材になれるようにリサーチするのが必要であるように思われます。
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