新入社員がミスをしたときの注意の仕方とコツ

2016年11月25日ミス, 指導, 新入社員

新人社員がミスをした!どう注意するべき?

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入社して間もないとはいえ、新入社員がミスをしてしまったときは注意しなければなりません。その時、あなたならどのように叱りますか?もちろん、ただ怒鳴り散らすだけの注意では、新入社員の士気をさげるだけで、何の意味もありません。『効率的な注意の仕方』『正しい注意の仕方』という観点から、新入社員への注意のコツを学んでいきましょう。

「マル」「サンカク」「バツ」を活用!

注意の仕方、もとい叱り方の効率的な方法をご紹介します。新入社員を叱るときのポイントは、各業務に対して『どこまで対応することができるようになっているのか』を見ることです。下記のような視点で、各業務のでき具合をチェックしてみましょう。

「マル」………ひとりでこなすことができる。

「サンカク」…多少の補助が必要である。

「バツ」………ひとりでやらせるには危なっかしい。

「マル」はもちろん任せておいても問題ないようなので、ひとまずスルーします。対象とするのは「サンカク」と「バツ」です。このふたつにあてはまる業務に対して気にかけているようにしましょう。この3つのチェックポイントをリスト化し、明確にすることで、新入社員に”何をどうするべきなのか”を自分で認識させるのです。つまり、『バツをサンカクに、サンカクをマルにするために』を到達点とするのです。

「叱ること」「怒ること」の違いとは?

「叱る」と「怒る」の違いを理解していますか?このふたつの違いを理解しているかどうかで、部下への注意の仕方の意識が変わってきます。結論から言うと、『叱るとは相手の成長を願って行うこと』『怒るとは感情に任せて怒鳴ること』です。つまり、「怒る」という行為には愛情がないのです。ただ怒鳴り散らされるだけでは、モチベーションダウンの効果しか期待できません。

逆に、「叱る」という行為には、改善を求める理由を明確に伝えることが必須となります。指導相手に対しては、「今すべき事は何なのか」を理解させていく『コミュニケーション』を取るように心がけてください。

同じミスを繰り返す……新入社員への注意の仕方とは

同じミスを何度も繰り返してしまう新入社員は、そう珍しいものではありません。その場合、本人がミスをしてしまう原因を理解していないケースがほとんどです。また、どうしてその業務をしなくてはならないのか、という認識も恐らく甘いのです。同じミスを繰り返させないためには、どう叱るべきなのでしょうか。

精神論ではなく、具体性を!

部下の失敗続きに対して「もっと集中しろ!」「もっと気合を入れろ!」と言う人がいますが、これはあまり効果的ではありません。もちろん、こう言われたことによって、自分で原因を探し出し、理解し、対策を立てることのできる要領のいい人もいます。しかし、叱り方としてはやはり間違いです。

部下が失敗したら具体的な改善策を言うようにするべきです。例えば、何度も寝坊して遅刻してくる場合には、「目覚ましを30分早くセット」というように、『どう行動することで改善されるのか』をしっかりと伝えることです。

「なぜ繰り返すのか」という原因の究明!

何度同じ注意をしても、同じミスを繰り返す新入社員がいたとします。”何回も繰り返す”ということは、つまり”その業務の目的を理解していない”ということです。その場合は、「なぜそれをしないといけないのか」を本人が理解するまで確認していくことです。

また、上司の立場から見て、『そのミスを繰り返してしまう原因』を探し出すのも必要です。その新入社員自身に原因があるのか。職場環境に原因があるのか。本人も気づいていないピースのひとつがあるのか。そこを突き詰めた上で、叱るようにしましょう。

最近の若者の傾向?新入社員の身だしなみを注意!

最近の若者の傾向といいますか、どうにも身だしなみにルーズな新入社員が多いように見受けられます。TPOというものをしっかりと身に付けさせるようにしましょう。相応しくないものは相応しくないのだと。

本人の今後にも響いてきてしまう、基本的なビジネスマナーとなるので、当事者が社会人として身につけなければならないことであると同時に、会社に必要な人物になるためには身につけておくべきものなのです。

人生の経験不足な新入社員へ、先輩としてしっかり教えていくようにしましょう。

新入社員がミスをしたときの注意の仕方とコツ まとめ

新入社員がミスをしてしまったときは、ミスの原因と対策をしっかりと指示し、ただ怒鳴り散らすだけの注意の仕方にならないように気をつけましょう。

ミスを未然に防ぐ方法として、「マル」「サンカク」「バツ」をリスト化する方法を実践してみるといいでしょう。また、注意する側の上司も、「叱ること」と「怒ること」の違いをしっかりと理解し、頭ごなしに注意しないように気を付けてくださいね。

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2016年11月25日ビジネス

Posted by BiZPARK