会社都合退職での転職を不利に見せない履歴書の書き方
会社都合が理由の退職とは?
履歴書を書く前に、会社を退職する理由は、大きく分けると自己都合と会社都合があります。自己都合は、自らの意思で会社を辞める事で、退職願を書いて会社に提出して辞めた場合を指します。
一方会社都合退職は、自己都合以外の退職だと考えるとよいでしょう。そのため、懲戒解雇も含まれます。一般的には、自己都合が多く見られますが、会社都合による退職はどういったことをさすのか、以下で詳しく見ていきましょう。
会社都合退職には幅広い理由がある
①:解雇(リストラ含む)
②:2ヶ月以上の給与未払い
③:会社の倒産
④:会社の3分の1を超える人が退職した
⑤:採用条件と労働条件の大きな違いがあった
③まではわかりますが、実は④と⑤も会社都合になるのです。他には「残業をしていたのにタイムカードを操作されて、残業がないことにされていた」ということが実際にあったようですが、こちらも退職したら会社都合となります。
会社都合退職した後の転職は不利になりがち…
自己都合退職は、自分で転職を時期を決め、それに向けて周到に準備を進められます。それに比較すると、会社都合退職は、突然通告され転職への準備が十分でないというケースが多いと考えられるでしょう。
会社都合退職のほとんどの人は、「会社が倒産したため職を失った」「会社がリストラを実施したため、整理解雇された」などが該当します。そのため、一般的には会社都合の方が転職活動は不利だと言われています。
履歴書に書く退職理由は「会社都合退職」だけでOK
自己都合は、会社都合と同様の扱いをしてくれる場合もありますが、そういう場合であっても転職の際、履歴書に記入するなら、会社都合とすべきでしょう。
また、会社都合退職の理由まで詳しく記入する必要があるかどうか、気になるところですよね。詳細については、転職活動での面接等で回答するので十分でしょう。そのため、一般的には「会社都合」という記述で問題ありません。
履歴書は虚偽記載にならないように注意して書く
「履歴書で会社都合退職と、書くと転職に不利になってしまうのでは?」と、なる人も多いのではないでしょうか?恐れてしまって、あえて「一身上の都合」などと書いてしまうと、虚偽記載になってしまいます。
そのため、「一身上の都合」などといった書き方は避けるましょう。大切なのは、会社都合退職を不利と恐れず、虚偽記載にならないような書き方にしてください。
会社都合退職での転職を不利にしない方法とは?
転職のときに会社都合と履歴書に記入すると、「リストラの対象となった人材なのだな」と、採用担当者に判断されて、採用不利になるのではないかと心配される人も多いと思います。
しかし、リストラが必要になったのは、会社都合退職になった人のせいではありません。会社が倒産してしまったのであればなおさらです。では、不利にならないための具体的な方法とは、いったいどのようなものでしょうか?
会社にしてきた「貢献」をアピール
転職活動では、会社都合退職が不利だと判断されないようにする必要がありますよね。そのためには自分が在職中、会社に対してどんな貢献をしてきたのかという点を、できるだけ具体的に説明しましょう。
在職中に得た経験・ノウハウ・能力・成果をいかにしっかり理解してもらえるかが大切なのです。そういった点ができていれば、会社都合だからといって不利にならないでしょう。
会社都合でも退職理由を詳しく書いても良いケースとは?
会社都合の場合も、履歴書の職歴欄には「会社都合」とだけ書き、「退職理由の詳細は面接で」伝えれば良いと紹介しました。
しかし能力不足などで解雇された際、会社都合とだけ履歴書に書いておくと、マイナスの印象を与えてしまうかもしれません。そのため余裕があるならば、会社都合になった背景を履歴書で書く必要があるでしょう。
経営悪化による倒産や事業所廃止などは書いてOK
具体的な退職理由について「履歴欄でも触れて」おいてもよいケースがあります。
・経営悪化による倒産や事業所廃止
・職場のパワハラ
・給料支払い遅延
以上のように、あからさまに会社に問題がある退職理由は、履歴欄でも触れるようにしましょう。前もって書いておくと、面接での手間も省けます。誤解を招かないためにも、以上のような会社都合の退職理由は、あらかじめ伝えるようにしてください。
会社都合で転職する際の履歴書の書き方は在職中の貢献度をアピールすると不利にならない!
会社都合で転職する際の履歴書を不利に見せない書き方は、参考になりましたでしょうか?履歴書への退職理由について虚偽記載になるような書き方は、不利になってしまうので避けてくださいね。
大事なのは、不利を恐れるよりも、在職中にどんな成果をあげ会社に貢献できたのかを具体的に説明できる事なのです。解雇されたとしても、理由を正確に自身をもって述べるようにしましょう。
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