退職手続きにかかる期間と会社に返却すべきもの一覧
会社を辞める際の手続きにかかる時間はどれくらい?
「引き継ぎ」「手続き」「人手不足」など、仕事を辞める時に起こるトラブルはよく耳にしますよね。実際に会社を円満に辞めるためには、どれくらいの時間が必要なのでしょうか?
ここでは、仕事を辞める際の手続きにかかる時間について見ていきます。
辞める際の手続きにかかる時間は最短で2週間
退職届けを出してから辞めるまでに、手続きに最低限必要な期間は「2週間」とされています。会社が引き止めようとしても、これ以降の拘束や仕事は、原則してはいけないのです。つまり、引き継ぎ等の関係で残ってほしいと言われても、退職届を提出してから2週間の期間を設けていれば、辞める側として問題はないということになります。
後は、その会社の状況を見て、どのタイミングで辞めれば大丈夫か、という判断によりますね。
辞める前に会社に返すもの・受け取っておくものとは?
仕事を辞めることが決まったとき、ふと不安になるのが「返すもの」と「受け取っておくもの」でしょう。
退職後に「あれが必要、これが必要」「返してくれなきゃ困るよ」なんてやりとりはしたくないですし、何よりも一度前辞めた職場に足を運ぶというのは、なかなか気が引けるもの。
仕事を辞める際に必要な物や退職手続きをしっかり確認しておきましょう。
会社に返す物の一覧:社員証などセキュリティー関連のモノ
■健康保険被保険者証
■身分証明書(社員証やカードキー・社章なども)
■名刺
■通勤定期券
■社費で購入した文具や書籍
■その他書類やデータ
保険証や社員証、カードキー、会社の所有物など。後々面倒になりそうなものは、辞める前にきちっと返しておきましょう。
ここで忘れてしまいがちなのは「名刺」「データ」の2つです。所属していた会社の名刺を返すのはもちろん、仕事を通じて受け取った名刺を返すのも原則基本です。
また、自宅に持ち帰っていた会社や仕事に関するデータも、残さず返してください。
会社から受け取っておく物の一覧:離職票・年金手帳など後の手続きに必要なモノ
■離職票
■雇用保険被保険者証
■年金手帳
■源泉徴収票
次の仕事先に提出しなければならない書類が多くあるので、辞める際には必ず受け取り、早めの段階で手続きを進めておきましょう。
源泉徴収票がない場合は、年末調整などで手続きに手間と時間がかかるので、絶対に忘れないでください。
会社を辞める前に知っておきたい退職に関する知識
仕事を辞める上で、いくつか知っておきたい知識があります。後々のトラブル防止のためにも覚えておくべきです。
例えば、「退職届と退職願い」の違いや「契約期間を定めて働いている」という場合に関する知識です。
退職願はあくまでも「退職のお願い」をする書類
退職届は文字通り「退職します」という意思を表明するもの。対して退職願は「辞めたいのですが、よろしいですか?」という「お願い」にあたります。会社を辞める意思がはっきりしているなら、退職願ではなく、退職届を提出しましょう。
期間契約の場合は注意が必要
契約社員、派遣社員、試用期間中の正社員など、契約期間が決まっているけれど辞めるという場合はどうでしょう?
「○ヶ月」と契約期間をあらかじめ定めおり、はじめから一定期間働くことを約束した上で勤務しているのですから、勝手な都合で退職しようとすると、会社との約束を破ったことになってしまいます。
会社側からしたら、損害賠償を請求する権利が発生するのです。なるべくなら、契約期間内での勤務は通すべきでしょう。
会社を辞める際の退職手続きに必要な時間は最短2週間!返却・提出物は忘れずに!
退職手続きにかかる期間と会社に返却すべきもの一覧について説明しました。
「退職届を提出してから、どれくらいで仕事を辞めることができるの?」という問いに対しては、最短で「2週間」というのが答えです。もちろんこれは法律上定められている「最短」というだけであって、1ヶ月前、2ヶ月前の退職期間の猶予を持たせるのも正解です。
むしろ、仕事の引き継ぎや人員の確保などから考えるのであれば、猶予期間は長ければ長いだけいいでしょう。
一般的には2ヶ月前くらいに申告すれば何の問題もないはずです。そのあたり、まずは上司に相談してみてはいかがでしょうか。
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