会社で行われる忘年会についてと仕事納めの意味
会社の忘年会の意味がわからない人は多い
インターネット上の掲示板やQ&Aでは「会社の忘年会の意味がわからない」「忘年会の必要性を教えてほしい」という質問が目立ちます。近年、会社の忘年会の意味や意義に疑問を持つ人は意外と多いです。本ページでは、その点について見ていきましょう。
会社忘年会に残業代が出ないのはおかしい?
仕事納めの日にまで上司とお酒を飲まなければならないことを苦痛と感じる人もいる中、会社の忘年会では強制参加といわれるケースもあるようです。それに対して、「残業代が出ないのはおかしいのではないか」と問題提起をする人がいます。これは若年層に限った話ではなく、会社の中堅社員にまで広がっています。かといって、現時点において会社の忘年会に残業代を支払うケースは稀といえるでしょう。
忘年会の大半は任意参加で費用は自己負担
人によっては、費用を会社が全額負担にすることを条件に忘年会への出席を検討するという人もいます。しかし、忘年会の大半は任意参加のようです。強制参加の場合、社員へのパワハラなどの問題にもなりかねません。不参加を理由に度を超えた文句を言うのは、モラハラです。ですので、もしも会社の忘年会に行くのが嫌なら、強制なのか任意なのかを確認しておきましょう。
仕事納めの意味を知っておこう
会社の忘年会と混同されがちなのが、仕事納めという言葉です。「仕事納め=会社の忘年会」ではないので、そこは覚えておくべきポイントでしょう。とはいえ、「仕事納め=会社の忘年会」にしてしまっている会社が多いのもまた事実です。仕事納めの意味を見ていきましょう。
仕事納めとは行事ではなく最終営業日のこと
仕事納めとは、その年の最終営業日に業務を終えることです。多くの会社員の場合は12月の最終営業日に仕事納めとなり、翌日から仕事始めの日を迎えるまでは年末年始休暇となります。これは、特別な何かをする日ではなく、会社のカレンダーに沿って決められている休みです。つまり、「仕事収め」は特別な会社行事を行う必要はない、普通の日ともいえるでしょう。
仕事納めの日は定時で早めに帰るケースも多い
仕事納めの日に共通しているのは、仕事は午前中に終わらせて、午後は大掃除というパターンです。くわえて、取引先への電話やメールに終始して1日を終わらせます。仕事納めの後で忘年会をするケースもありますが、定時に帰宅するケースも多いです。どちらともいえないので、自分の会社の忘年会が仕事収めと同日かどうかは、上司などに確認しておきましょう。
仕事納めと忘年会の意味をはき違えないように
仕事納めといわれても、カレンダー通りで仕事をした場合の年内最終日というだけで、何か特別な日ではありません。気持ちに区切りをつけ、新年に向けて気持ちを新しくすることが目的です。そのため、納会など社長訓示がない会社では、仕事納めの日に有給休暇をとって海外旅行へ行く人もいます。
仕事収めではそれぞれにポイントがある
仕事納めが形骸化していて意味をなさなくなっていたり、忘年会が先輩や上司によるお説教会になっているせいで、嫌気がさす従業員は多いです。また、忘年会が会社の勤務時間外であるならば、従業員を半ば強制参加させたり不参加であっても参加費を徴収するといった姿勢は、スマートではありません。仕事納めの際は、今年の期限をしっかり守る事がその意味の主たる所です。つまり、従業員は仕事を残さない、雇用者は時間を延ばさない、といったポイントが求められるでしょう。
忘年会が嫌われるのは先輩社員からの説教が原因
お酒が入るとどうしても愚痴っぽくなる先輩社員や上司から、やり玉に挙げられたり絡まれたりするくらいなら、忘年会なんて出たくありませんよね。今年も仕事が終わり、ほっとできる正月休みを少しでも早く迎えたいのです。そういった気持から、忘年会を嫌うのは仕方のないことかもしれません。
最終営業日である仕事納めと共に行われる忘年会は任意参加で自費負担のケースが多い
会社の忘年会と、それに付随する「仕事収め」の意味について見てきましたが、いかがでしたか?近年では経費の節約や残業コストカットのため、社内行事・会社行事がかなり減少してきています。仕事納めは取引先へのあいさつと掃除くらいで済ませ、会社忘年会は任意参加で12月中旬に、というのが標準的といえるでしょう。
いずれにしても、社員から「でたくない社内イベント」と言われないよう、幹事も十分に根回しをしなければならないのが忘年会です。年末に嫌な思いをしないためにも、しっかりと計画を立てておくべきでしょう。
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