転職の面接で「印鑑持参」と言われる本当の理由4つ
転職の面接に「印鑑持参してください」と言われる理由は?
転職の面接で印鑑を持参するように言われた際の対処法と注意点について説明します。転職の面接を受けにいく際、企業側から「印鑑を持ってきてください」と言われることがあります。その前に転職の面接で印鑑持参をさせる理由とは一体何でしょうか。
ここでは、まず転職の面接で印鑑持参の理由についてみていきたいと思います。
印鑑持参をお願いするのには理由がある
転職面接の項目で「印鑑持参」は度々あります。新卒などの就活の面接では言われなかった印鑑の持参ですが、印鑑持参には様々な理由があるそうです。つまり印鑑が必要な事柄があるので「忘れました」と言わないように気をつけましょう。それだけでだいぶ印象が違ってきます。
転職の面接で印鑑持参の理由①交通費を支給するため
転職の面接で印鑑持参の理由としてまずあるのが、交通費の支給です。中には面接で掛かってしまった交通費を支給してくれる会社もあるようです。そういった会社では、会社として請求書を出す場合にその書類へ印鑑が必要な場合があり、転職の面接で印鑑を持参させるようです。
交通費の処理には印鑑が必要不可欠
会社で交通費を申請する場合は、経路と印鑑が必要です。これは会社の経理の人が交通費を処理するときに必要となり、転職希望者が部外者であっても同様の扱いになります。ですので、「転職面接をする際に印鑑持参」をお願いしているのです。
印鑑を忘れて困るのは転職希望者なので、印鑑は忘れないように気を付けましょう。
転職の面接で印鑑持参の理由②健康状態の申告
転職の面接で印鑑持参の理由として、健康状態の桎梏をする際に、印鑑が必要になるケースがあります。転職の面接で内定などが決まった場合、健康状態の申告書への記入を求められたことがあります。現在治療中の既往症はあるか、精神疾患にかかったことはあるか、去年1年間で学校を何日病欠したかなどを申告し、最後に署名捺印をする事も可能性として少なくないと思います。
実際に健康診断の申告書に印鑑で捺印
転職面接の際に健康状態の申告者への記入を求められる場合があります。現在治療中の病気はあるか、精神疾患にかかった経験や過去1年間の病欠状況などを申告して最後に捺印という流れです。健康状態の申告を記入するのは強制ではなく任意のケースが多いですが、記入しませんという人は少ないそうです。
転職の面接で印鑑持参の理由③個人情報の扱いに関わるため
転職の面接で印鑑持参の理由として、個人情報を企業によっては、履歴書や職務経歴書といった個人情報の取り扱いに関して書類を用意しており、それに承諾するという意味で署名や捺印を求められることもあるようで、その為に、転職の面接で印鑑を持参させる企業も多いです。
プライバシーマークを取得している企業の面接では印鑑持参
企業によってはプライバシーマークを取得している場合があります。その企業は個人情報の扱いに関して特に厳しいです。適切な個人情報の保護を行っていないとプライバシーマークが剥奪されるからです。そういった企業の面接では印鑑持参を求められます。
転職の面接で印鑑持参の理由④内定を取り付けるため
転職の面接での印鑑持参の理由として「内定を取りつけるため」というのも考えられる理由です。企業としては優秀な人材を他企業へ行かせたくないという考えがありますので、内定者の気が変わらない内に、「他の企業には行きません」という念書への押印を求める場合もあります。ただこういった書類には法的な効力はないので転職希望者は安心して大丈夫です。
企業として有望な転職者を早く囲いたい
転職面接で「この人はいい!有望だ!」と感じたら、もしかしたら一次面接の時点で内定にするかもしれません。そんな有望な転職者をほかの企業にいってほしくないので、印鑑を持参して契約書にすぐに捺印という話はいくらでもあります。企業は捺印イコール転職活動終了に持っていきたい狙いです。
面接時の印鑑持参を疑う必要も
面接時における印鑑持参は交通費の支給や個人情報取り扱いにおける同意書を取るためや転職者の確保という狙いがあるのはおわかりいただけたでしょうか。しかし、転職活動の面接で「印鑑を持参してください」という言葉を言われた時は、疑いを持つことも必要なようです。
面接で求人広告と違う条件で契約を交わす
現代の企業は不景気の影響もあってか、かなり悪質な企業が多いようです。
その中で、最近問題視されているブラック企業ですが、そのブラック企業の使う手段でこんなのがあるそうです。正社員で募集をかけておきながら、はなから契約社員で即決させる為に印鑑を持参させるケースもあるので、転職者は、条件面に関してはしっかりと確認しておきましょう。
面接で説得され違う職種で契約したケースも
印鑑を持参させる企業にはこんなケースもあります。
その中に、「事務職で募集をかけ、実際は営業職」という手口があります。面接に来た人に「その職種は人気職種で倍率が高いから、営業職なんてどう?」と持ち掛けます。さらに「営業職でも事務と同じような仕事をするから希望通りだよ」と無理やり説得され、持参した印鑑で契約書に捺印という事例があります。
転職面接で印鑑持参をお願いされたら理由を聞こう
転職の面接で印鑑を持参するように言われた際の理由についてまとめましたが、いかがでしょうか。転職の面接で「印鑑を持ってきてください」と言われたら、ほとんどの場合は交通費の支給に対する手続き、または個人情報の取り扱いについて必要になるからです。しかし中には、最後に紹介したブラック企業での手口のようなものがあるので、転職の面接では、印鑑を押す前に冷静に確認・判断したいですね。
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