デキるリーダーの的確な指示の出し方

2016年11月29日2020年3月31日リーダー

部下に指示を出すときは？

リーダーとして的確な指示の出し方をしなければ、部下は迷ってしまうでしょう。幾らリーダーが的確な指示を出したつもりと言ってもそれが、自分勝手なタイミングに裏書きされたものでしかないとすれば、反省の余地があるでしょう。

「あれやっといて」はNG、過程と完成イメージを共有！

リーダーとして的確な指示の出し方をする際の的確はタイミングだけでなく、過程もきちんと指示すべきです。「そんなことは言わなくても分かること」と言うのであれば、部下がもってきたものを見て愕然とする経験も無いということでしょう。優秀な部下を持ったことをありがたく思うべきです。

「あれやっといて」はリーダーの的確な指示としては良いとは言えません。リーダーは、きちんとプロセスと完成イメージを共有すべきです。もし可能であれば、完成型のモデルとして、資料をリーダーと部下との間でシェアすると良いでしょう。完成したら持って来いではなく、なるべく最初の段階で構成を整えた「目次」程度の資料をリーダーの元に持ってこさせる。その段階である程度、形になった完成型をリーダーと部下との間でシェアできるはずです。そうすれば完成時もそれほど指示から外れたものも上がってこないはずです。

的確な指示の出し方に必須の要件は？

的確な指示の出し方についてリーダーが知っておきたいことは、先程の述べました通り「あれやっといて」はNGであり、できるならば完成型をシェアした上で、個々の仕事を進められるようにすると良いということです。しかし時間等がなくてそういうわけにもいかないときもあるでしょう。そんな場合、少なくともリーダーとして的確な指示の出し方をするのなら、どんな方法が求められるでしょうか。

内容と期限は絶対に盛り込む

指示の出し方として注したい点は「あれやっといて」ではなく、内容と期限を絶対に盛り込むようにしましょう。内容も一言で説明するのではなく、具体的に、簡潔に説明する指示の出し方が必要です。複雑な説明ではかえって、混乱を招きかねません。簡潔な内容を、しかし具体的に述べて、いつまでに終わらせるようにと伝えましょう。

的確な指示の出し方をより効果的なものにするには？

的確な指示の出し方は以上ですが、その際にアウトプットを何倍も良くするための方法があります、この指示の出し方によって、先に述べた的確な指示はより高い成果を上げる可能性が高まります。

任せる仕事の重要性を説く

部下に指示する際は、任せる仕事の重要性を表面的な言葉ではなく、本心から説明しましょう。的確な指示の出し方としてはもう終わってますが、この「重要性」を知ってもらうことは、部下に仕事の視野を広げることにもなりますし、自分のやってることがどういう役割を担い、この任せる仕事を達成するためにはどのようなスキルが求められるのか、そういう説明があると、高いモチベーションと学習意欲をもって仕事に取り組むことでしょう。

的確な指示の出し方のコツはリーダーが具体的に重要性と合わせて部下に納得させること！

リーダーは的確な指示の出し方に関して押さえておきたいポイントは、具体的に、しかもできるならば完成型を早い段階でシェアできるレベルで部下に説明・指示することです。しかもその際、リーダーは部下に、任せる仕事が如何なる点で重要なのか説きましょう。それは部下が成長する機会として重要であると説明するのも有効な手立てかもしれません。いずれにせよ、リーダーは「あれやっといて」のような低コストの支持では、部下の提出するアウトプットもそれなりのものだと覚悟しておきましょう。

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