農家の年収はどれくらい?農業界の現状とは

2016年12月5日農業界

農家の現状とは?

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農家といっても、すべてを一括りにするのは難しいと言えるでしょう。当然ですが、何を作っているかで収入は大きく異なってきます。日本の食糧自給率はカロリーベースで39%、残りの61%は輸入に頼っているというのが実情です。

厳しい食糧自給率の中、農業を営んでいる方々の現状とはどういったものなのでしょうか?収入面含めて見ていきましょう。

農業を始めるには1,000万円程の初期投資が必要

農家の仕事は、主に米、果物その他野菜などの農作物を作ることです。農作物以外にも酪農で牛を育てたりもします。畑を作るために、土地やトラクターなどの設備を買うので、初期投資だけで1,000万ぐらいはかかるといわれてます。

近年は畑が売られる傾向にある

耕作すれば草も生えず畑は育ち作物を収穫できるでしょう。しかし、最近では畑が売られる傾向にあり、どんどん耕作地帯が縮小し農業の衰退が進んでいます。売ってしまえば、代々祖先からの畑は消滅してしまい二度と畑にはなりません。土地を売ることだけで利益を出すだけではなく、何かしらの対策が必要だと言えるでしょう。農業は地代に高い金を投資して成り立つ事業ではないのです。

また、今後農家の方は生産だけでなく加工や販売までの知識が求められるようになるでしょう。海外輸入の増加により、生産、出荷という方法のみではなかなkニーズを維持できなくなってしまいます。

家族経営をすればそれなりに年収は高くなりますが、深夜業務やお休みなどもあまりもてないためハードだといえるでしょう。でもその分、育った農作物に愛情を感じることも多いそうです。

農家の年収について

では、農家を営む方々の年収はどれくらいなのでしょうか?実際の年収を調べてみると驚くべき結果が見えてきました。

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専業農家の年収は200万円程度と言われている

農業だけを仕事にする、専業農家の方は平均年収が200万円程度だと言われています。もはや、農業=儲かるという神話は崩れ去っていると言えるでしょう。

セカンドライフとして、ゼロから農業を始めるのは「道楽」であると言ってもいいほど、儲からないのが現実のようです。

専業農家の方は全体の3割程度

専業農家は全体の3割弱で、約6割が農業所得以外の所得が主な収入である兼業農家であると言われています。約100万弱の農家は農業以外の所得の方が多く、農家の方が副業といえる状態なのです。全体の6割が副業者で占められている業種というのは、他の業種ではありえないでしょう。

兼業の方は農業以外の収入が圧倒的に高い!

農業以外に仕事を持って収入を得ている農家のことを兼業農家といいます。現在、兼業農家のほとんどの方の収入が、農業以外の仕事による収入で占められています。これは農業だけでは生計を立てられなくなった人たちが増えていることの表れと言えるでしょう。

農家の年収は決して高くない!専業が少なく兼業で行っている人口が圧倒的に多い

農家の年収と農業界の現状について紹介してきました。家族で農家を経営する場合年収1,000万円をこえる農家の方もいますが、現状としては専業農家だけでは収入は安定しないといえるでしょう。兼業農家の割合が6割と、いう結果にも驚きでしたね!

セカンドキャリアとして、農家を経営しようと思っている方は、現状を良く知ったうえでキャリアプランを立ててみましょう。今回紹介した農家の年収と、農業界の現状を参考にしてみてください。

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Posted by BiZPARK