新入社員が出す年賀状の挨拶の書き方と出し方のマナー

2016年11月29日2020年3月31日年賀状, 新入社員

新入社員としての自分と上司の関係で年賀状の中身を決めよう

新年の挨拶で欠かせない年賀状は、干支のイラストが入ったものがおすすめ。送りがちな年賀状として、写真入り年賀状があります。

しかし、家族やプライベートの写真入りの年賀状については、上司の性格や上司と新入社員である自分の関係性を考えて判断してください。日頃から、新入社員のプライベートを話したり聞いたりする上司であれば、写真入りの年賀状もよいでしょう。

新入社員が年賀状に書くべき内容

年賀状は、以下の順番の書き方を守りましょう。

・新年の挨拶

・昨年のお礼

・新年の抱負

・「今年もよろしくお願い申し上げます」のお願い

・相手に対する祈念「皆様のご健康とご多幸をお祈り申し上げます」

以上です。年賀状は基本この流れなので覚えておいてください。

ポイント：新年の挨拶以外は手書きにする

また、新年の挨拶については、印刷でもかまいません。昨年のお礼や新年の抱負、今年のお願いなどは、テンプレートではなく自分の言葉を使って自筆で書きましょう。

最後に、自分の氏名と住所を書いて年賀状は完成です。ポイントは新年の挨拶だけ印刷でもいいという点ですね。

新入社員は年賀状の新年の挨拶で略語は使わない

次は、内容の書き方について紹介します。「あけましておめでとうございます」を意味する新年の挨拶の書き方についてです。

まず、「迎春」「慶春」「賀正」「賀春」は省略した挨拶です。なので、新入社員が上司に使ってはいけません。

上司への年賀状では、「謹賀新年」や「謹んで新春のお慶びを申し上げます。」あるいは「あけましておめでとうございます。」という書き方がよいでしょう。

「新年あけましておめでとうございます」という書き方はNG

また「新年あけましておめでとうございます」は、「新年」と「あけまして」が同じ意味のため重複表現となります。これは書き方以前に、日本語として誤りです。

上司に限らず、年賀状でこの書き方はしないようにしましょう。

年賀状は必ず元旦に到着するように

書き方の問題ではありませんが、新入社員が上司に年賀状を送るときには、元旦に到着させるのが必須です。二、三日目に届くのは、マナー違反です。

新入社員である自分の年賀状がまだ上司に届いていないのに、上司からの年賀状が先に元旦に届いたときの気まずさや焦りといったら…。焦らないためにも、あらかじめ年賀状は用意しておきましょう。

元旦に到着させるためには12月25日までに投函

元旦に届けるためには、郵便局が指定する日（12月25日のことが多いようです）までにポストに年賀状を投函しましょう。また、年賀状を出すのが遅くなってしまったというときには、その地域の集配拠点になっている郵便局まで持って行くと、元旦に届く可能性が高くなりますよ。

年末は何かと仕事が忙しかったり、土日がつぶれてしまったりと、なかなか年賀状作りが進みません。年賀状を買う、書き方を決めるなど、年賀状の準備は12月の初めあたりから始めるとよいでしょう。

新入社員の年賀状は略語を避ける書き方で元日に届けるのがマナー

新入社員が出す年賀状の挨拶の書き方と出し方のマナーをご紹介しました。新入社員の方は、ビジネス向けの年賀状を書く初めての機会となるでしょう。

書き方を守って、新入社員として失礼のない年賀状を送ってくださいね。また、年賀状は到着日も大切です。必ず元日に届くように、ポストに投函してください。