人材業界の営業職の離職率は?ブラックと言われるワケ
人材業界の営業相手と仕事内容とは?
人材業界の営業職は、幅広い分野の仕事があります。色々なタイプの仕事で経験を積める反面、合わない仕事に当たって辞めて行く人も多いようです。また、人材業界のお客さまは求人企業と転職希望者です。では、ブラックと言われる人材業界の営業職の仕事内容を、求人企業と転職希望者別で見ていきましょう。
人材業界の営業は大きく分けて3種類
人材業界の営業は大きく分けて3種類が存在します。
人材業界の営業の種類
- 人材紹介の営業
- 人材派遣の営業
- その他
人材紹介の営業
人材紹介の営業はキャリアアドバイザーやキャリアコンサルタントとよばれる”求職者”を就職へ導く営業と、採用企業(求職者への紹介先企業)とコミュニケーションをとる営業の2種類が存在します。なお転職エージェントによってはこの2種類を1人で兼任しているケースもあり、この場合、企業担当と顧客担当で生じるギャップが生じにくくなるので、求職者からも採用企業からも満足度が高くなることが多いです。
人材派遣の営業
人材派遣の営業は派遣要員を企業に提案する営業です。具体的には新規の派遣先企業を開拓したり既存の派遣先に需要がないか問い合わせをし、派遣要員を派遣するという内容です。
その他
その他の人材系の営業として企業の新卒採用活動の支援(採用コンサルティング)などがあります。企業の採用スケジュールから告知ページの作成、イベント会場の手配、人事制度の提案まで採用活動全般を支援する採用コンサルティングのコンサルタントも営業の1つです。
人材業界の営業職の離職率とは?
次にブラックと言われる人材業界の、営業職の離職率を見ていきましょう。人材業界の離職率は高くなっており、人の入れ替えが激しいために採用されやすい傾向にもあるます。離職率がズバリ高い理由はストレスです。企業と転職者の間に位置しますので、責任感が重い立場になりがち。企業も転職者とも「何かあれば営業の人がやってくれるだろう」となりやすいので、営業職が激務になってしまうのです。そのため、人材業界の営業職がブラックと言われる原因になっているのでしょう。
人材業界の営業職の新卒の離職率は約3割
人材業界の新卒者の3年以内の離職率は、約3割と言われています。ある人材会社では、新しく入ってきた営業職の人が数日で会社に来なくなるケースが何度もあったそうです。あまりにも、辞めてしまう営業職が多いので、一度統計を取ってみたところ、驚きの結果が。
1年以上勤めている人はわずか5人。1年以内に辞めた営業職は28人にものぼったそうです。そのうち、1日で辞めた人が5人もいたのです。圧倒的な離職率の高さのため、人材業界の大きな課題と言えるでしょう。
人材業界の営業職が離職する理由とは?
人材業界は求人の多さから注目を集めていますが、長く続けるのは難しく、業務の激しさに反して利益も少ないため、離職率が高いと紹介しました。では、次に人材業界の営業職が辞める理由について見ていきましょう。退職理由をみて、ブラックかどうか判断基準にしてください。
主に「仕事のストレスが大きい」のが退職理由
人材業界がブラックと言われる離職理由を紹介します。「仕事上のストレスが大きい」この理由が、退職理由全体の3割を占めています。以下、他の業界の退職理由にも見受けられる理由です。
退職理由
- 仕事が自分に合わない
- 人間関係がよくない
- 給与に不満
- 会社の将来性や安定性に期待が持てない
- 労働時間が長い
以上が、人材業界の主な退職理由になっています。このような退職理由が大半を占めているため、ブラックと呼ばれるかもしれません。もちろん、会社によってはインセンティブが付いたり、基本給が高いところもあるでしょう。退職理由は、判断基準の参考程度に考えてくださいね。
人材業界の営業職がブラックと言われているのは離職率が高いため
人材業界の営業職の離職率は?ブラックと言われるワケについて紹介しました。人材業界の営業職は、出入りの激しい業界で離職率が高くなっています。転職者と企業のかけはしにもなるため、やりがいを感じれる仕事ではあるでしょう。全ての会社がブラックなわけではありませんので、注意してください。
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