ビル清掃員の気になる平均年収とキャリアアップの方法
ビル清掃ってどんなことをしてるの?
意外と幅広いビル清掃の業務内容
ビル清掃は、ビルメンテナンス業務の中でも、ビル内の利用者に、快適で清潔な環境を提供するために最も基本的かつ重要な仕事です。室内清掃は、主なものだけでも床の清掃、壁・天井・ドアの清掃、ガラス・調度品類の清掃、照明器具や吸排気口の清掃、トイレや湯沸室の清掃などがあります。また、実施の回数によって、日常清掃業務と定期清掃業務に分けられています。
吊るされながらおこなう窓清掃もビル清掃
ビルクリーニングを大きく分けると、室内清掃と室外清掃に分けられます。室外清掃には外壁や外部窓ガラス、屋上、ビル外回りなどの清掃があります。外部窓清掃は、窓清掃専門の会社がおこなうことが多く、専門的なスキルを身につけた作業員がおこないますが、超高層ビルの窓清掃も、ビルの室内で掃除機をかける清掃も、どちらもビル清掃というジャンルに属してます。
ビル清掃員の平均年収っていくら?
それではビル清掃員の平均年収がどれくらいなのか見ていきましょう。あまり高年収というイメージはないですが、実際のところどうなのでしょうか。
ビル清掃員の平均年収は230万円
キャリアパーク調べによると、ビル清掃員の平均年収は230万円だそう。性別でみると、男性が264万円、女性が199万円となっています。月収に換算すると月18万円程度と、独身ならまだ何とかなりますが、家族がいればかなり厳しい金額と言えそうです。
そのほかのビル清掃員の情報
ビル清掃というと、室内清掃をする掃除のおばちゃんというイメージが強いですが、男女比はほぼ半々のようです。男性は室外清掃にあたることが多いのでしょうか。他には、平均年齢が高いことが特徴と言えそうです。
ビル清掃員でもキャリアアップする方法がある!
ビル清掃が天職で一生働きたいと思っている人、諦めないでください。正社員としてキャリアアップすることを大きく手助けする資格があるのです。
国家資格!ビルクリーニング技能士
技能検定の職種としてビルクリーニング技能が加えられ、国家検定として認められました。ビルクリーニング技能検定合格者には、厚生労働大臣より合格証が交付され、技能士の称号が与えられます。ビルクリーニング技能検定を持っていれば、ビルの環境衛生維持管理業務のうち、ビルの所有者から委託を受けたビルクリーニング作業において、必要な技能を会得しているという証明されます。
また、この資格は、建築物衛生法の事業登録に必要な要件のひとつである、清掃作業監督者になるための必要資格となっております。なお、清掃作業監督者は講習を受ければ取得できます。
清掃会社の中には資格手当をだすところもあり、キャリアアップだけでなく、生活にもゆとりがでそうです。
ビルクリーニング技能士の資格を取得するには
ビルクリーニング技能士の試験を受けるには、実務経験が3年以上(1週24時間以上)必要です。建築物衛生管理科の訓練を受けていたり、指導員の資格を持っていると必要な経験年数が減ったり、実務経験がなくても受けることができます。
試験は実務試験と学科試験とがあり、実務試験では床表面洗浄、ガラス面洗浄、カーペット汚れ取りを実作業としておこないます。ペーパーテストは、清掃作業の積算の見積りなどが問われるため、実際に清掃作業監督者として業務をおこなうとき、大いに役立ちます。
ビル清掃員の平均年収とキャリアアップの仕方まとめ
いかがでしたでしょうか。ビル清掃員といえば、2時間程度の短時間拘束かつ高時給という、アルバイトやパートの人が大半で、ほかのアルバイトと掛け持ちもしている、というようなイメージですが、正社員としてキャリアアップする道もあるようです。建物やオフィス内はキレイで当たり前と無意識に思ってしまっていますが、ビル内で気持ちよく過ごせるのは、技術をもった清掃員がキレイにしてくれているからなんですよね。ビル清掃という仕事は実はかなりやりがいのある仕事なのかもしれません。
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