航空業界の営業マンが知っておくべき業界動向
近年の航空業界
平成22年のJALの経営破たんは、日本経済に大きな衝撃を与えたニュースでした。その後、大胆な経営改革が行われJALの経営は持ち直してきました。航空業界の需要は拡大していますが、規制緩和の流れの中、難しい経営を迫られています。少子高齢化や、消費の冷え込みなどから、一企業だけでなく、航空業界全体において楽観できないのが現状といえるでしょう。
LCCの参入により価格やサービスの質が変わりつつある
航空業界では人口減少に伴う利用客の頭打ちが懸念されています。そのため、海外からの利用客を増やすことに力を入れているのが現状です。より安価で利用できるLCC(low cost carrier・格安航空会社)は、利用客増に大きく貢献しているといえるでしょう。LCCの参入により、大手航空会社もサービスや価格の検討などを行っており、相乗効果が見られます。
インバウンドの増加は航空業界復調のカギ
前述もしたように、航空業界の利用者数低迷は、決して楽観視できるものではありません。しかし、近年業界を賑わせているのが、インバウンド(外国人旅行客)の増加です。特にアジア圏からの流入が多く見られますが、欧米諸国などからの増加も見られます。日本政府のインバウンド獲得への取り組みもあって、各業界に影響を与えているのです。インバウンドの増加は、これからの航空業界発展のカギともいえるでしょう。
まとめ
航空業界は、LCCの参入に伴い航空運賃が多様化し、受けたいサービスによって航空会社の選択が自由になってきました。そのため、航空会社間の競争も激しくなってきています。また、インバウンドをどう獲得していくかは、これからの航空業界のカギを握るものとなるでしょう。
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