結婚式で感動させるスピーチのコツと”はなむけの言葉”例
結婚式のスピーチ!はなむけの言葉は時間的にはどれくらい?
まずは結婚式のスピーチ全体をどれくらいの長さにおさめるか、まとめるところからはじめましょう。
あらかじめスピーチの時間は共有されると思いますので、その時間内におさめられるようにすることです。
他の結婚式の予定を圧迫してしまっては元も子もないですからね。
練習の段階では、少し時間に余裕をもっておくと、 本番でも落ち着いて壇上に上がることができるのでお勧めです。
結婚式のスピーチの持ち時間は一人あたり5~6分
基本的に結婚式の披露宴は150分。
その1/3程度(つまり50分)の時間で8~10人で祝辞を述べたり余興をしたりするので、持ち時間は一人あたり5~6分です。
その時間の中ではなむけの言葉を述べる時には意識してゆっくり語るようにするのがコツです。
原稿を作ったら一通り読んで、タイムを計ってみると良いでしょう。
結婚式のスピーチにおける基本的な流れをおさらいしよう!
■祝福の言葉
新郎新婦・ご両家に対してお祝いの言葉を述べる
↓
■自己紹介
自分の名前、新郎新婦との関係を簡単に述べる
↓
■具体的なエピソード
新郎新婦の仕事ぶりを交えながら、二人の人柄を感じられるエピソードを述べる
↓
■はなむけの言葉、新郎新婦へのお願い
二人を励まし、勇気づける言葉を贈りましょう
↓
■結びの言葉
再度お祝いの言葉を述べて、スピーチを締め括って終わりになります。
当然、このような挨拶の流れはしっかり押さえておくべきです。
結婚式のスピーチは流れに沿った練習が大事!
感動を呼ぶスピーチをしようと張り切ったり、結婚式で人前に立つ緊張感に飲まれてしまい、ご両家に対してのお祝いの言葉などをすっぽかしてしまったという人もいます。
「最高の感動スピーチ」を用意するのもいいですが、まずは基本的な流れをしっかりと復習です。
また、焦って「何言っているのかわからない」なんて展開になるのだけは避けるようにしましょう。
「祝福の言葉」→「自己紹介」の流れを把握しておこう
まずはスピーチ冒頭の言葉。
気を付けるべきことは”言うべきことを必ず言う”その一点のみです。
いきなり感動させようと意気込みすぎると言い忘れてしまうかもしれません。
結婚式のスピーチはご両人への祝辞、ご両家への挨拶、これから祝辞を述べる宣言からはじまり、 上司として簡単な自己紹介をします。
何度か反復練習し、メモなしでも言えるようにしておきましょう。
メモを見ながらのスピーチはあまり格好いいものではなく、感動させられません。
「祝福の言葉」→「自己紹介」の例
どうも 本日は ○○くん ○○さん
ご結婚 おめでとうございます
ただいま ご紹介にあずかりました ○○でございます
たいへん 高いお席をいただいて 恐縮しております
諸先輩方を前に 僭越(せんえつ)では ございますが
ご指名により 一言 ご祝辞を 申しあげたいと存じます
新郎新婦 ならびに ご両家 ご親族の皆様
本日は まことに おめでとうございます
新郎 ○○君と 同じ職場で
ともに仕事をしております ○○と申します
「エピソード」をストーリー仕立てにすると感動を呼ぶスピーチになる
さて、ここからが結婚式のスピーチ本番と言えるでしょう。
結婚式は長丁場ですから、新郎・新婦の入社からのエピソードを長々と語っていると、 感動を与えられる内容でも聞いている方は疲れてしまいます。
「どれだけ簡潔に」「要点をまとめられるか」しっかりと絞ってから本番に臨みます。
下記のように、入社・業務・活躍・性格と続け、 今後のご両人の結婚生活について話を上手にスライドしていけるとベストです。
そして、感動の涙を誘うのならココからです!
上司として見守った特別なエピソードなどをはさみこんだり、すったもんだなエピソードを交えたり……
なるべくストーリー仕立てにしつつ話をしていくと感動を与えられます。
「普段叱責してばかりの上司が、実は部下をものすごく評価している」
なんて裏話を、雰囲気出しながら…なんてストーリーテリングが感動を呼ぶのでお勧めです!
「エピソード」をストーリー仕立ての感動を呼ぶスピーチ例
新婦の○○さんは5年前に入社され、私の部署であります営業マーケティング部に配属されました。
この部署は、私どもの取り扱っている商品をご愛用いただいているお客様と、
商品に関する感想や意見を交わし、次の商品開発に活かすといった事を主に行っております。
営業や接客といったセンス、商品知識や専門的な技術知識も必要となる、大変難しい仕事でございます。
正直、恵さんが初めて配属となった際は、どの程度勤まるかと心配はしておりましたが、
彼女はそのような私の考えを見事にはねのけ、大変素晴らしい活躍をしてくれております。
恵さんは持ち前の好奇心旺盛な明るい性格で、
難しいお客様の対応や新しい仕事にも積極的に取り組んでくれております。
今では、どんなお客様でも安心して彼女にお任せできます。
恵さんには、やさしく朗らかな性格、素敵な笑顔という魅力もあり、
多くのお客様から大変信頼されております。
この度、○○さんから結婚の話を聞きまして、まず感じました事は、彼女ならば、
ご新郎の○○さんとも、必ずやゆるぎない信頼関係を結ぶであろうということでした。
デキる上司は「はなむけの言葉」が上手!
上司としてある意味結婚式のスピーチのなかでも”試される場面”でしょう。
深い感動を与えるにははなむけの言葉も重要です。
引用するのは何だってかまいません。著名な小説家でも、芸能人でも、漫画のキャラクターでも。
候補がいるのなら”職場の同僚”だっていいのです。
”はなむけにできる言葉”、”ご両人に最適だと思われる言葉”を探して贈る言葉としましょう。
先の感動させるエピソードにリンクさせた言葉を贈ることができれば尚良し、です。
感動を深める「はなむけの言葉」の例
チエホフの小説に「結婚生活で一番大切なものは忍耐である」という言葉があります。
我国でも人妻の美徳として、上辺は優しいが、芯の強さということを申します。
芯の強さとは忍耐に他ならず、それが結婚生活に欠くことのできない大切なものであります。
恵子さんが、優しさの中にも芯の強さをもっておられる女性であることは、何よりも、 勤続6年という実績が雄弁に物語っております。
結婚生活はいつも順風満帆なことばかりではありません。
恵子さん、どうぞ、その優しさの中に秘められた芯の強さで、山本さんをいつも陰から支え、
いつ如何なるときも、お二人で励ましあって素晴らしい家庭を築いて下さい。
【例】「はなむけの言葉」に迷ったら
スタンダードな言葉から、ちょっと回りくどい言葉まで。
はなむけの言葉に迷ったら、下記にあるようなおなじみの言葉を使いましょう。
要は「楽しいこともつらいことも、二人で一緒に乗り越えていってくださいね」というニュアンス。
決め台詞にあたる部分なので、新郎新婦に気持ちをぶつけるつもりで目を見てはきはきと伝えましょう!
上司として「だからこそ、こうしていってほしいんだ」という部分を言い足すとより感動が深くなります。
迷ったら下記を参考に↓
■晴天の日もあれば、曇天の日もあります。
■楽しいこともあれば、大変に感じることもあります。
■咲き誇る大輪の花のような日もあれば、雨模様のアジサイの日もあります。
■優しさに包まれる日もあれば、泣きたい気持ちになる日もあります。
■何をしても楽しく感じるときもあれば、何をしても気持ちが上がらないときもあります。
■生きてて良かったと思うときもあれば、生きた心地がしないときもあります。
最後はしっかりと「結びの言葉」で締めよう
結婚式のスピーチは結びの言葉まで伝えて、はじめて祝辞の言葉とします。
最後はきっちりと頭を下げて、席へと戻りましょう。ここまでしてやっと感動を与えるスピーチをやりきったと言えます。
結婚式のスピーチの「結びの言葉」例
誠に簡単ではございますが、これでご挨拶にかえさせていただきます。
本日は本当にありがとうございました。
結婚式のスピーチで感動を呼ぶには事前準備が重要!
部下の結婚式における感動を呼ぶ上司のスピーチについてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
例を交えてまずはしっかりと基本的なことをおさらいし、結婚式当日までに何度も反復練習するようにしましょう。
その際、時間をはかりながら練習するようにしてくださいね。
また、感動の涙を誘おうとしたら、「本人の知らない裏エピソード」からの「はなむけの言葉」。
これが感動の最強のコンビネーションであるでしょう。可愛がっていた部下の結婚式です。
ぜひとも良いスピーチをし、さらに親睦を深められるようなものにできるようにしましょう!
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