運行管理者試験の気になる難易度と意外な合格率

2019年8月7日2020年3月31日運行管理者

運行管理者とは

それでは運行管理者試験の難易度や合格率の推移を見る前に、まずはサラっと運行管理者とはどのような業務を行うのかを確認します。すでに業務内容に関してご存知の方も、念のために確認しておきましょう。

事業用自動車の安全運行を管理するスペシャリスト

運行管理者とは、道路運送法及び貨物自動車運送事業法に基づき、事業用自動車の運転者の乗務割の作成、休憩・睡眠施設の保守管理、運転者の指導監督、点呼による運転者の疲労・健康状態等の把握や安全運行の指示等、事業用自動車の運行の安全を確保するための業務を行います。

運行管理者試験の難易度は

運行管理者資格は国家試験となりますので、その難易度については資格取得を目指す方なら、気になるところでしょう。ではまず、運行管理者試験の難易度に関して独自調べでまとめましたので紹介します。

難易度は年々高まりつつある

独自調べによると、運行管理者は国家資格でもあり需要が高まっています。そしてその需要から、試験難易度も徐々に高くなっているという現状です。ですので、今後も法改正などにより試験の難易度が上がってくる資格の1つといっても良いと思いますので、しっかりと理解をしたうえで、試験を受けるようにしておきましょう。

気になる運行管理者試験の合格率は

社会的影響の大きい重大事故が発生している状況の中で、運行管理業務の重要性が高まっています。その需要性に伴い、運行管理者試験の難易度も上昇しています。合格率はどのくらいなのか確認しておきましょう。

平成27年8月に実施された試験の内訳データ

公益財団法人 運行管理試験センターが発表している平成31年3月に行われた運行管理者試験の細かい内訳を見てみましょう。

▼貨物 試験実施県：47都道府県 受験者数： 29,709人 合格率：9,743人 合格者数：32.8％

▼旅客 試験実施県：46都道府県 受験者数：7,605人 合格率：2,868人 合格者数：37.7％

以上のようなデータとなます。

運行管理者試験の資格取得をするために効果的な勉強方法

年々試験の難易度が上がってきていると紹介しましたが、では試験に合格するために効果的な勉強法はないのでしょうか。そう思われる方のために効果的な勉強法をまとめましたので、紹介します。

勉強法①参考書を熟読して要点をまとめる

運行管理者試験の勉強方法として、最初にしておきたいのが、しっかりと要点をまとめておくというのがポイントになります。まずは、その資格の知識を深めていくことになると思うのですが、要点だけをしっかり理解しておきましょう。 そして、出てくる数字に関しては、暗記しておきましょう。基本的に交通法なども絡んでくるかと思いますので、理解するというよりは、暗記がメインになってきますので、熟読をしながら、暗記の為に自分で、その資格の辞書のような感覚でノートを作っていくと、あとで、覚えていないところは、見返すことができますので、ノートも参考書に記載してることをわかりやすくまとめておくのをすすめます。

勉強法②問題集をひたすら解く

参考書を熟読しノートに要点をまとめたら、あとはひたすら、過去問題集などをひたすら解くのが、運行管理者試験の合格にへの近道となります。運行管理者試験で出題される問題は、ひっかけ問題が多いです。ひっかけ問題が多いので、しっかり暗記するところ暗記して、ひっかけ問題で間違わないようにしましょう。

過去問や参考書を使った独学で合格が可能

運行管理者試験は独自調べによると、そこまで難しい内容ではないみたいです。国家試験ではありますが、過去問題集や参考書などを使った独学で合格する人が多く、特に専門学校などに通い合格を目指す資格ではありません。

運行管理者試験の難易度が高まるにつれ合格率推移が低くなりつつある

運行管理者試験の難易度と、合格率の推移について紹介しました。運行管理者は社会情勢の問題もあり需要が高くなっています。その需要に伴い、以前と比べると試験難易度が難しくなり、合格率の推移が低くなっています。しかし、合格をした人の多くは独学です。今回紹介した勉強方法を参考に、独学で試験合格を目指してみましょう。