コミュニケーションが苦手な人の特徴と克服する方法6つ

2016年11月29日2020年3月31日コミュニケーション

コミュニケーションが苦手な人は多い

コミュニケーションが苦手という人は多いですね。コミュニケーションが苦手だと、それがコンプレックスになったり、コミュニケーションが得意な人と比べて損をすることもよくあります。そのため、コミュニケーション能力を向上させたい、せめて克服したいと考える人もたくさんいます。

仕事上のトラブルの原因や悩みの種になっている

コミュニケーションが苦手であるために、仕事上のトラブルの原因や悩みの種になっているというケースは珍しくありません。同僚や先輩と衝突する、上司と上手く仕事に関するやり取りができない、顧客や取引先を困らせることがあるなど、コミュニケーション能力不足が原因で引き起されるトラブルはよく見られます。

接客業や営業職など、人と接する仕事に就いているけどコミュニケーションは苦手という人も少なくありません。

他にも、自分の気持ちを伝えるのが下手、話すことが嫌い、行き違いが多い、人間関係に苦しむ、自分から話かけられない、人の話を最後まで聞けない、話していると何が言いたいのかわからなくなるなど、コミュニケーションが苦手であることが悩みの種になっている人は多くいます。

コミュニケーションが苦手な人の共通点

コミュニケーションが苦手な人には、いくつかの共通点があります。「自分はコミュニケーションが苦手だ」と思っていても、この共通点に当てはまらない、当てはまる数が少なければ、苦手だと思いこんでいるだけかもしれませんね。

コミュニケーションが苦手な人の共通点とは？

人の目を見て話せない

コミュニケーションが苦手な人には、目を見て話せない、目線を合わせられない、どこを見て話せばいいのかわからないという傾向があります。コミュニケーションが苦手な人は人と接するのも苦手なので、人と一緒にいるだけで緊張します。そのため、相手の目を直視できないのです。

会話が続かない

コミュニケーションが苦手な人の特徴としては、会話が続かないという点も挙げられます。コミュニケーションとは言葉のキャッチボールであり、キャッチボールを繰り返して徐々に会話を膨らませていく、あるいは別の話題に移行するのが通常です。しかし、コミュニケーションが苦手だと、言葉のキャッチボールができない、話が膨らまないために会話が続きません。

「何を話せばいいのかわからない」という人が多いですが、困ったときは天気の話をするといいようです。挨拶の後に一言つけたしやすい話題ですし、天気に関心がまったくない人もなかなかいないでしょう。天気予報は欠かさずにチェックしておくといいですね。

外出するのが好きではない

コミュニケーションが苦手は人は、だいたいインドア派です。家にいれば、当然人と接する必要はありません。外出しないために人と接する機会は減り、ますますコミュニケーションは苦手になります。

人と接しなくても構わないので、とにかく外出するよう心がけてみましょう。自分自身にとって良い刺激になるはずです。

友達が少ない

コミュニケーションが苦手だと人付き合いも希薄になり、1人で過ごす時間が長くなります。その時間を自分の趣味、好きなこと、やりたいことに費やせるため、コミュニケーションが苦手な人の中には、すごいスキルを持つ人や専門家が多いという特徴もあります。

「コミュニケーションが苦手なんだな」と思われている人が、実はすごい人だったというケースも。

実はすごい

コミュニケーションが苦手だと人付き合いも希薄になり、1人で過ごす時間が長くなります。その時間を自分の趣味、好きなこと、やりたいことに費やせるため、コミュニケーションが苦手な人の中には、すごいスキルを持つ人や専門家が多いという特徴もあります。

「コミュニケーションが苦手なんだな」と思われている人が、実はすごい人だったというケースも。

心が優しい人

コミュニケーションが苦手な人に共通する特徴として、心が優しい人が多いという特徴もあります。人と接するのが苦手であるため、人との争いや揉めごとは避けますし、攻撃しようともしません。そのため、周囲からは心が優しい人と思われています。

苦手なコミュニケーションを克服する方法

どうすれば苦手なコミュニケーションを克服できるでしょうか。仕事の面で不自由をするため、苦手なコミュニケーションを克服したいと考えている人はたくさんいます。

苦手なコミュニケーションを克服する方法とは？

ダラダラと話さない

コミュニケーションが苦手な人は、まずダラダラと話さないように注意しましょう。会話をしようと無理をして、ダラダラと一方的に話してしまう人がいますが、コミュニケーションとしてはあまり良くありません。聞き手側は飽きてしまいますし、苦痛に感じる場合もあるでしょう。

コミュニケーションが苦手なら、話すペースは相手に合わせて、要点を簡潔に伝えることを心がけてみてください。

相手の目を見て話す練習をする

苦手なコミュニケーションを克服したいなら、相手の目を見て話す練習をしてください。会話の中で少しずつ、相手の目を見るように心がけてみましょう。それを積み重ねれば、相手の目をしっかり見て話せるようになるはずです。

ただ、相手の目を「凝視」するのは止めましょう。人の目を見て話さないのは失礼とも言えますが、逆に人の目をじーっと凝視するのも良くありません。相手に不安感を与えます。

おすすめなのは、相手の顔全体や顔の輪郭を見るようなイメージで見ること。自然な感じで相手の目を見れますし、人の目が見るのが苦手な人にも最適な方法です。

笑顔の練習をする

円滑なコミュニケーションには笑顔も大切です。笑顔が素敵な人は魅力的に見えますよね。実際、コミュニケーションが得意な人は笑顔で会話をしています。

コミュニケーションが苦手な人は、緊張で表情が硬くなりがちです。無表情で「いいえ。大丈夫です」と言うのと、笑顔で「いいえ。大丈夫です」と言うのでは、まったく印象が異なります。同じ内容を言ったとしても、表情で印象は大きく変わってしまうのです。

コミュニケーションを円滑にしたいなら、人により良い印象を持ってもらうのも大切。鏡の前で笑顔の練習を繰り返し、会話中も笑顔でいられるよう努力してみましょう。

聞き上手・質問上手になる

コミュニケーションが苦手なら、自分から積極的に話すのではなく、聞き手側に回って会話を盛り上げましょう。適度かつ的確な質問をして、相手に気持ちよく話をさせるのもいいですね。「話す」だけがコミュニケーションではありません。コミュニケーションが得意な人は、聞き上手、質問上手でもあるのです。

聞き上手になるには、上手く相槌を打つのがポイント。相手も「この人は話を聞いてくれている！」と安心します。「なるほど」や「さすが」「知らなかった」「すごい」「センスいい」「そうなんだ」などを上手く使えると、会話も盛り上がるでしょう。

質問上手とは、ひたすら質問をする人ではありません。質問攻めにすると、会話ではなく「面接」のようになってしまいますし、相手からも嫌がられます。適度に質問をすることで、相手が会話の主役になります。主役になって嬉しくない人はあまりいません。人と接する回数を増やし、適度な質問の仕方を覚えましょう。

不明瞭な点はすぐに質問する

苦手なコミュニケーションを克服したいなら、仕事などで不明瞭な点はすぐに質問する癖をつけましょう。知ったかぶりをしない、という意味ですね。コミュニケーションが不得手であるために、自分から不明瞭な点も聞けない人は多く、結果的に仕事上のミスに繋がったり、相手から「話を聞いていない」と思われます。

知ったかぶりはやめて、わからないものは素直に聞きましょう。仕事でミスをする可能性は低くなりますし、会話も膨らみます。

人の話は最後まで聞く

コミュニケーションが苦手な人の中には、人の話を最後まで聞かない人も多いですね。話を最後まで聞かない結果、場が白けてしまったり、話をしていた人の不快そうな表情を見て、「自分はコミュニケーションに向いていないんだ」と思い込むケースもあります。

コミュニケーションが苦手という自覚があるなら、とにかく人の話を最後まで聞くように気をつけてみてください。その上で質問をしたり、自分の意見を言いましょう。

コミュニケーションをさらに向上させるには

最後に、苦手なコミュニケーションを克服し、さらにコミュニケーション能力を向上させたい人のために、コミュニケーション能力を向上させる方法を説明しましょう。

オウム返しをする

話をより盛り上げるためのテクニックとして、相手の言ったことを「オウム返しにする」というものがあります。

A：「先週の金曜日に原宿に買い物行ったの」

B：「原宿に買い物？いいなー」

A：「この前の飲み会で友達と喧嘩して、まだ仲直りできてない」

B：「友達と喧嘩？大丈夫なの？」

このような感じに、相手が言った言葉の中から要点を掴み、オウム返しにするのです。相手が言ったことをそのまま返すのではありませんよ。

オウム返しにすることで、相手は「自分の話に関心を持ってくれている」と認識し、喜んでくれます。

相槌を打ちつつ質問で返す

苦手なコミュニケーションを克服し、さらにコミュニケーション能力を向上させたいなら、相槌のレベルアップを目指しましょう。上手く相槌を打つと会話は盛り上がります。

先に例を挙げましょう。

A：「昨日バーゲンに行ったの」

B:「いいね。どこのバーゲン？」

A：「新宿の新しくできたショッピングモール。すっごい混んでたよ」

B：「やっぱり混んでるんだね。お店の中はどんな感じ？」

A：「わたしの好きなお店はなかったけど、可愛い店とは初めて見るブランドとかあったよ」

B：「わたしも今度行こうかなー。何か買ったの？」

A：「サンダルとバッグ」

B：「いいなー」

このように相槌に質問をプラスすることで、会話の幅が広がります。この会話の場合、相槌にプラスする質問によっては、流行のファッションやスイーツ、人気のレストランなどに話題を変えることも可能です。

相手を褒める

相手を褒めるのは、簡単なようで難しいですよね。日頃から相手の良い部分を見つける癖をつけて、ぱっと相手を褒められるようにしておきましょう。顔やスタイルを褒めるよりも、髪形や持ち物、服装を褒めると効果大です。顔やスタイルが良くても、本人はコンプレックスに思っている可能性があるため、避けた方がいいと言われています。服装や持ち物を褒めると、遠回しに「センスがいい」と褒めていることにもなります。「センスがいい」と褒められて嬉しくない人はいませんよね。

共感する

会話の中で話し手に共感すると、全体的に柔らかいコミュニケーションが成立します。コミュニケーションにおいて、相手に共感するのは非常に大切です。共感するだけで相手は満足します。共感せずに自分の意見を言うのと、一度相手に共感してから自分の意見を言うのでは、印象がまったく異なります。

まずは相手の話をよく聞き、共感してから自分の意見を言うように心がけましょう。

表情を作る

先ほど、苦手なコミュニケーションを克服する方法として、「笑顔の練習をする」を説明しましたよね。しかし、会話の内容によっては、笑顔は相応しくないときもあります。

たとえば、びっくりしたときには少し大げさな表情をする、目を大きく開ける。深刻な話なら真剣な表情をする、眉を少し寄せるなどですね。

会話の内容によって表情を作る練習をすると、コミュニケーション能力が向上します。

苦手なコミュニケーションは簡単に克服できる！少しの工夫で仕事も上手くいく

苦手なコミュニケーションを克服する方法は難しくありません。少しの工夫で、苦手は克服できます。人と接する機会を増やし、コミュニケーションを得意にしましょう。

いくら能力があっても、コミュニケーションが苦手な人よりも、得意な人の方が仕事では評価されるときも多々あります。コミュニケーションが不得手だと、仕事上のトラブルの原因になるので、克服法や向上させる方法を実践し、仕事ができる人になってください。