新入社員の退職方法と必須の手続き
新入社員が退職を考えたとき、まずはどうするのか
新入社員が退職を考えたとき、どのような手順で進んでいけばよいのでしょうか。まずは、そ新入社員が退職するために取るべき行動を見ていきたいと思います。
第一に上司に相談する
退職を決意したら、まずは上司に相談しましょう。退職理由は、仕事が合わない、家族が入院したなど、いろいろとあるかと思いますが、できれば上司に相談する際は、隠さず正直に伝えるようにしましょう。やむを得ない事情ならまだしも、不満や協力できそうな事情であれば、対策を考えてもらえる可能性があるからです。
就業規則を確認する
一般的に、入社の際に就業規則が配布されているはずです。就業規則には退職の手続きやルールが記載されていますので、必ずそれを確認して、余程の理由がない限りは、そのルールに則って退職の手続きを進めていくこととなります。
退職するにあたっての具体的な手続き
上記では退職を考えたときにとる行動を大まかに説明しました。次は退職するにあたっての具体的な手続きについてご紹介します。
手順① 上司と相談し退職日を決める
退職すると決意したら、上司と相談して退職日を決めます。
新入社員の場合、まだ有休が付与されていないか、有休を取得していても使いきれていない可能性があるので、その辺りの日数も考慮して決める必要があります。
重要な仕事や一人で担当している仕事を持っていることはそれほどないかとは思いますが、きちんと引き継ぎできる十分な日程を設定することも大切です。
手順② 退職願を提出する
退職日が決まったら退職願を提出しましょう。退職願には、退職願を提出する月日、宛名、退職理由、退職日、自分の氏名と押印を入れます。退職理由は一般的に、「一身上の都合により」で問題ありません。
退職願は退職日の2週間前までに提出するようにします。
手順③ 残務の整理と引継ぎを行う
新入社員の場合、日も浅いのでここはそれほど手間ではないでしょう。残っている仕事や担当業務の引き継ぎ、身辺の整理は退職日までに完全に終わらせられるようにし、後任者に迷惑がかからないよう、最後まで責任を持って対応するようにしましょう。
退職当日・退職後にやるべきこと
これで終了ではありません。退職当日・退職後にもやることがあります。どのようなことが必要なのか、最後まで気を引き締めて見ていきましょう。
退職当日は社内外への挨拶を忘れずに
退職当日は、お世話になった方々への挨拶を行います。従業員数の多い、大きい部署ですと全員に挨拶するのはなかなか難しいかもしれませんが、できる限り、一人一人に挨拶して回るようにしましょう。営業などの職業では、担当した客先などに挨拶状を送るのを忘れないようにしてください。
会社に返却するもの、会社から渡されるもの確認する
ロッカーの鍵や、セキュリティカード、借りていた備品など、会社に返却する必要があるものはまとめて担当者に返すようにしましょう。また、離職票や保険関係の手続きに必要な書類が会社から渡されるはずですので、その確認も忘れてはいけません。
転職先が決まっていない人は失業手当の手続きを
雇用保険に加入し、1年以上支払いがある人で、転職先が決まっておらず、就職する意思があれば退職後に失業手当を受給することができます。ただし、そのためにはハローワークを通して積極的に求職活動を行い、説明会や職業訓練に参加する必要があります。
新入社員でも退職方法や手続きは他の社員と同じ
新入社員の退職方法として、退職を考えたときどうするのか、退職するにあたっての具体的な手続き、退職当日・退職後にやるべきことを紹介してきました。新入社員といっても他の社員と退職方法や手続きはほとんど変わりません。退職を決意したら、ここで紹介した方法を着実に行い、スムーズに退職手続きを済ませましょう。
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