スーツの腰ポケットに関してのビジネスマナー
スーツの「フラップ」はシーンで使い分けるのがマナー
スーツの腰ポケットのふたは「フラップ」と呼ばれています。実は、スーツにはこれがあるものとないものがあります。貴族や上流階級のパーティーでスーツが着用されていた時代にはついていませんでした。ビジネスマンの仕事着として着られるようになってから、スーツの腰ポケットにフラップがつけられるようになったのです。今ではフラップの有無については、スーツを着るシーンで使いわけています。
礼儀・マナーを心がけるシーンはフラップなしのスーツを選ぶ
フォーマルシーンやビジネスでも、開店パーティーなど特に礼儀・マナーをうるさく言われるシーンでは腰ポケットのフラップがないスーツを着ます。通常のビジネスシーンではフラップありのスーツを着ます。「パーティーなんて縁がない」というビジネスマンの方も、タキシードはビジネスシーンだけでなく結婚式でも着用するので、親族の結婚式のために一着用意しておくと結婚式前に慌てずに済みます。
スーツの腰ポケットのマナー①:フラップを腰ポケットにしまう
いくらマナーが大事だからといって年に何回もない特別なときのためだけに、高いスーツを用意しておくのは嫌だという方もいるでしょう。フラップは腰ポケットにしまうことができます。こうすると、一見フラップなしのスーツのようになります。なので、フラップなしのスーツを持っていない方は、フラップを腰ポケットにしまいましょう。普段のビジネスシーンでも、腰ポケットに何も入れていないときには、フラップをポケットにしまっておくのがビジネスマナーとなっています。
屋外と屋内でフラップの有無は使い分けるマナーを心得る
屋外にいるときはフラップを外に、屋内に入ったらフラップをポケットの中に入れるのです。特に取引先に出向くときや就活・転職の面接のときなどマナーに注意するときには、家を出る前から腰ポケットにしまっておくとよいです。
スーツの腰ポケットのマナー②:腰ポケットには物をいれない
スーツの腰ポケットが、ハンカチやティッシュ、財布などでぱんぱんに膨らんでいるビジネスマンの方がいますが、基本的にスーツの腰ポケットに物を入れません。腰ポケットがぱんぱんに膨らんでいると見た目に悪いばかりか、物の重さや出し入れの際に傷みを与え、型崩れにもつながります。特に、メモ帳やペンなどポケットから物がはみだしてフラップでふたができないという状態はマナー違反です。
スーツのポケットにものを入れる際は内ポケットを使いマナーを守る
スーツには内ポケットがあります。ビジネスシーンでは、ハンカチ一枚でもこの内ポケットにしまうのがマナーです。スーツの腰ポケットはデザイン上ついているだけで、実際にポケットとして使っていると見た人はマナーがなってないとすぐに気づきます。今まで腰ポケットに入れていた人は内ポケットに入れるようにしてマナーを守りましょう。
スーツの腰ポケットはフラップの扱い方や物を入れているかでマナーがわかる
スーツを着るときは、フラップを腰ポケットにしまっておくとマナーはばっちりです。ただ、営業などで外回りをするときは、雨や砂ほこりがポケットに入ってしまうことがあるので、そんなときはフラップで腰ポケットにふたをしましょう。また、物を入れてスーツを無駄に傷ませるようなことはせずに、マナーを守った着用を心がけてください。
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