車に上司と乗るときの運転と席順マナー【上座・下座】
上司と車に乗るときの運転マナーとは
ビジネスシーンで車を使うことがある人も多々いるでしょう。車の運転する際に必要なマナーは、運転を生業とする人だけでなく、上司を乗せたりお客様を乗せたりする人にもときに話は及びます。
そんな場面が訪れた時の為に、まずは一般的な運転マナーをみておきましょう。
言うまでもなく安全運転
仕事で車を使うという人は意外にも多いです。言うまででもないですが、運転をする時は安全運転が絶対です。間違っても事故でも起こしてしまったら、会社や家族に迷惑がかかってしまいます。くれぐれも安全運転を心掛けるようにしましょう。
車内の掃除をしっかりしておく
自分ひとりで運転する時と違って、上司を乗せて車を運転する時は妙に緊張してしまいますよね。もちろん車を運転するときは安全運転に努めなくてはいけませんが、もう一方でビジネスマナーにも気を付けたいです。
上司を車に乗せる事が分かった段階で、まずはそれぞれの座席など車内を軽く掃除しておきましょう。
タバコやラジオに関して上司へ一言聞く
こちらも上司を車に乗せたときの一般的なマナーです。上司を車に乗せたら「おタバコは吸われますか?」「ラジオはいかがなさいますか?」と一言聞いておきましょう。
この一言ができていないと、上司から気が利かない人間、マナーができていない人という印象を持ってしまう可能性もあります。
上司と車に乗るときの席順マナーとは
先ほどは、自分が運転する車に上司を乗せるときの、運転マナーについて紹介してきました。しかし上司と車に乗るケースは自分が運転する場面だけではありません。自分と上司以外の人が運転する車に、上司と乗る際のマナーについてもしっかりとおさえておきましょう。
上司は必ず上座に座らせる
上座という言葉を聞いたことがありますでしょうか?上司と車に乗る際には、必ずマナーとして上司を上座に座らせる必要があります。
その場にいるメンバーによっても上座の位置は変わりますので、その場の状況で上座はどこの位置になるかをしっかりと見極め、上司を上座に座らせましょう。間違っても、自分が上座に座るなんてことはダメです。
運転手だけが部外者である場合の上座は「運転席の後」
これは上司や他のメンバーとタクシーに乗るときをイメージしてもらうとわかりやすいです。タクシーや運転手付き乗用車など、運転手だけが部外者の場合、上座はどこかというと運転席の後部座席となります。続けて、下記にその場にいる役職の高い順から、座らせる位置について紹介します。
上座①・・・運転席の後部座席
②・・・助手席の後部座席
③・・・後部座席中央(5人乗りの場合)
下座④・・・助手席
以上のような優先順となります。その場に、上司が数名いる場合には、役職の高い人から数字の席順で座らせてください。
運転手を含め身内の場合の上座は「助手席」
先ほどは、運転手がタクシーに乗るときのように部外者の人であるケースを紹介しました。では、運転手が自身が働く会社の人間だったときの場合はどうなるのでしょうか?下記に席順を紹介しますので、上座や席順はどのようになっているのかを確認しておきましょう。
上座①・・・助手席
②・・・運転席の後部座席
③・・・助手席の後部座席
下座④・・・後部座席中央(5人乗りの場合)
※ただし、運転手含め3人で乗るときのように後部座席に1人しか乗らないなど、後ろの席がゆったりと座れる場合は後部座席が上座となる場合もあります。
上司と車に乗るときにはちょっとした心配りをしよう
前述では上司を車に乗せて自分が運転するとき、そしてタクシーなど上司と車に乗るときのマナーについて紹介してきました。最後に、上司と車に乗ったときに実践したい、ちょっとした心配りを紹介します。
車内での会話はできるだけ上司に合わせる
心配りとしてまずやってほしいのが、車内での会話です。上司によっては話下手な方がいるかもしれません。上司が何かを話し出したら、できるだけ上司の会話に合わせ、会話が途切れそうになったら積極的に「それいいですね、いつ興味を持たれたのですか?」など、興味を示し上司が続けて喋りたくなるように話を振ってください。
車内の温度は適切かどうか
特に女性の上司と車に乗ったときに、心配りをしてほしいのが車内の温度についてです。自然な流れで「最近寒さが続きますね、今寒くないでしょうか?」と聞いてみましょう。唐突に「車内の温度は平気でしょうか?」と聞くよりワンクッションを入れながら聞くと良いですよ。
上司と車に乗る際には上座など席順や運転マナーをしっかりと守ろう
上司と車に乗る際の席順や、運転マナーについて紹介してきましたが参考となりましでしょうか?
車の乗り方1つでもビジネスマナーが多く潜んでおります。疎かにしますと自社の評価を落とすだけでなく、上司やお客様の機嫌を損ねてしまう恐れもあります。車の乗り方1つでも疎かにしない、それが真のビジネスマンです。
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