栄転する上司に贈る昇進祝いのマナーとメッセージ例文
そもそも栄転とは?
「栄転」という言葉。全国に支店のある企業で働いている人ならば、一度は耳にしたことがあるかと思います。この栄転とはどんな意味なのか分かりますか?そしてもし上司や身近な人が栄転をする時にはお祝いをするのが一般的なので、そのお祝いマナーも含めて今回はご紹介します。
栄転と転勤は違うの?
転勤がそういったことが無い、というわけではありませんが、栄転というと、つまるところ花形の部署への、”転勤をともなった異動”のことを指します。栄転は出世につながりやすい部署や、会社内で大きな利益を上げている部署へと異動することを意味し、勤務する場所もほとんどの場合に、東京や地方の大都市になります。
それだけ、個人の能力が会社にとって有用だと判断されたことになり、周りからも祝福されるのです。
上司の栄転祝いをする際に知っておきたいマナー
上司の栄転が決まり、それが昇格・昇進での転勤だったとします。そんな知らせを聞いたとき、お世話になった部下としてはどのような行動をとるべきなのか、はっきりしていますよね。
朝礼で挨拶の時間があったり送別会の席があったりすると、上司の昇格祝い、昇進祝いのタイミングとしてはベストですね。
栄転する上司の昇格祝い・昇進祝いは知ってから1週間以内に手配したい
基本的に、昇格・昇進で転勤する上司への栄転祝いは1週間前までにお祝いの品を贈ります。栄転か左遷かどちらかはっきりしないのであれば、お餞別の形で、表書きを「御礼」としましょう。
ちなみに、目上の人に現金を贈るのは失礼になるため、よほど親しい間柄でない限り記念になる品物を栄転祝い・昇進祝いとして贈るようにします。
栄転する上司へのメールメッセージの文例・例文
転勤する上司への栄転祝い、昇進祝い、昇格祝いといったお祝いのマナーを見てきたところで、さっそくメールで送るお祝いのメッセージを書いてみましょう。昇進・昇格が決まった栄転する上司へのメールメッセージの例文を集めてみましたので、参考にしてみてください。
栄転する上司への昇進祝い・昇格祝いの本格的なメールメッセージ例文①
例文①
件名:本社営業部長へのご栄転おめでとうございます
○○○部長
お疲れ様でございます。総務部の△△△です。
この度は、本社営業部長へのご栄転、本当におめでとうございます。
入社以来、○○○部長に厳しくご指導いただいたことは、今なお継続して実践しております。おかげさまで仕事に対する自信もつき日々、成長を噛み締めながら取り組めています。
今後ともこれまで同様にご指導ください。新任地におかれましても、ご手腕をさらに発揮されることと思いますが今後も健康に留意され、ますますご活躍ください。
取り急ぎ、略儀ながらメールにて、ご栄転のお祝いを申し上げます。
署名
栄転する上司への昇進祝い・昇格祝いの本格的なメールメッセージ例文②
例文②
件名:○○へのご栄転おめでとうございます。
○○課長
お疲れ様です。○○○です。ご栄転おめでとうございます。
入社以来、課長からは多くのことをお教え頂き、沢山の良い経験をさせて頂きました。
言葉では言い尽くせないほど感謝致しております。
本部に行かれても、私のような不肖の部下がいたことをどうか忘れないでください。
課長のますますのご活躍とご栄進をお祈りしています。
署名
栄転する上司への昇進祝い・昇格祝いの本格的なメールメッセージ例文③
例文③
支店長、栄転おめでとうございます! 支店長に教えてもらった「フォルテッシモ」の精神、忘れません。これからも△△支店は「より強く」なれるよう頑張っていきます。安心してくださいね!
栄転祝のメールメッセージは湿っぽくしないのがコツ
栄転とはっきりわかっている場合もあれば、転勤には栄転なのか左遷となるケースなのか、不明な場合も存在します。どちらにしろ、上司に送るメールメッセージは湿っぽくならないように注意しましょう。
また、下記に記載していますが、昇進祝い・昇格祝いなどには使ってはいけない言葉などもあるので注意です。 昇進や栄転のお祝いメールメッセージは、儀礼的な色彩の強い書状ですから、形式に基づいて書くことが必要です。祝意を表し、これまでに感謝し、今後の活躍を祈る形でまとめましょう。ただし、激励の忠告はかまいませんが、お祝いの言葉がメインですので過度の忠告にはならないように注意しましょう。なお「散る」「傾く」 などの忌み言葉は避けましょう。たとえば、気候の挨拶などでは「桜の散る季節」より「新緑のまぶしい季節」が適切になります。
ただし会社によっては栄転祝いをしないところもあるので注意
全ての職場で栄転祝い昇格祝いをするとは限りません。
よほど親しい人や特別お世話になった人でない限り、基本的には個人で栄転祝いやお祝いのメールメッセージを贈る必要はありません。社内の同僚や上司が昇進・昇格した場合は、職場の慣例に従うのが無難です。
上司の栄転祝い・昇進祝いをしない職場の声
・あまり何かをあげるとか、うちの社内では聞いたことはあまりありませんね。もし昇進祝いを差し上げるにしても、ネクタイとかで充分な気もします。
・私が今まで経験してきた中で申し上げるのなら、特に何をあげるというわけではなく、「昇進祝いにのみに行きましょう」と言って、乾杯の時に「おめでとうございます!」みたいな感じでお祝いしますね。
昇進祝いを栄転する上司に贈る時はマナーとメールのメッセージ性に注力しよう
上司の栄転祝い・昇進祝い・昇格祝いのマナーとメールメッセージの注意点についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
上司が栄転する際のメッセージには、祝福と感謝の言葉、短いエピソードなどを入れると、とても良いメッセージになるでしょう。また、昇進祝いなどのお祝いにはメッセージには使ってはいけない言葉もあるので注意しましょう!
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