迎春は失礼?目上の人に送る年賀状の賀詞の使い方と文例
目上の人への年賀状で注意したいこと
新年早々、上司など目上の人に失礼となる年賀状を出してしまうのは避けたいところです。それでは、上司など目上の人へ年賀状を送る際に失礼とならないための注意点をいくつか挙げますので、しっかりと覚えておくようにしましょう。
ちなみに、目上の人の年賀状は「1月1日」の朝に届くように送るのが必須ですよ。1月1日を過ぎてしまうと、やはり失礼と感じてしまう人は多いみたいです。失礼と思われないためにご注意を!
「迎春」「賀正」などの賀詞を目上の人へ使うのはNG
上司など、目上の人へ年賀状を送る際に注意してほしいのは、「迎春」や「賀正」といった賀詞は使わないというところです。「迎春」「賀正」などの漢字1~2文字の賀詞を使う場合には十分に気をつけておきましょう。
この「迎春」といった漢字1~2文字の賀詞は、上司など目上の人から目下の人宛の言葉です。職場の上司や目上の人にあてる年賀状に書くと、失礼にあたりますので「迎春」といった賀詞は使わないようにしましょう。目上の人に送る年賀状で、迎春を書かないといったことは、一般的なビジネスマナーでもあります。
上司など目上の人へに送る年賀状の書き方
先ほども職場などの上司、目上の人へ送る年賀状では「迎春」「賀正」といった賀詞は失礼にあたるので使わないようにしましょうと紹介しました。では会社などの上司、目上の人へ年賀状を送る際に失礼とならない書き方とはどのような書き方なのでしょうか?
年賀状の言葉遣いがわからなかったり、間違った認識を持っている人も多いと思いますので、目上の人へ送る年賀状で失礼とならない、ビジネスマナーを守った書き方を紹介します。ぜひ注意して確認しておきましょう。
目上の人へ送る年賀状では四字熟語を使って書く
下記に目上の人へ送る年賀状で使える四字熟語を紹介します。今すぐにでも使えますので、気に入った四字熟語をぜひ使ってみてください。再度になりますが、目上の人へは失礼にあたるので「迎春」は使わないようにしましょうね。
【目上の人へ送る年賀状に使える四字熟語】
・謹賀新年
・謹賀新春
・恭賀新年
・恭賀新春
以上が、一般的にビジネスマンが目上の人へ送る年賀状に使っている四字熟語です。「謹(つつし)んで」や「恭(うやうや)しい」といった言葉が入っているので、会社などの上司や目上の人への賀詞として最適で失礼にもあたりません。職場の上司や目上の人へ送る年賀状の文章には、是非この四文字熟語を使いましょう。最後に、目上の人へ送る年賀状の文例を紹介しますので、参考にしてくださいね。
上司や目上の人へ送る年賀状の書き方文例
最後に上司や目上の人への年賀状を書くときに、参考にしてほしい文例をいくつかあげてみたいと思いますので、ぜひ参考にしてみてください。この文例を参考にした年賀状なら、職場の上司や目上の人へ年賀状を送っても失礼などの失敗をする可能性はないでしょう。
ただ、これから紹介する例文はあくまでも例文としてとどめておいてくださいね。
目上の人へ送る年賀状の文例①
【年賀状の文例】
謹賀新年
旧年中は格別のご指導、ご支援を頂き、誠にありがとうございました。
今年は昨年よりも一層の努力をして成果を上げられるよう励んでまいります。
本年も変わらぬご指導、ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。
目上の人へ送る年賀状の文例②
【年賀状の文例】
旧年中は公私にわたってお世話になり
心より感謝申し上げます
本年も何卒倍旧のご指導を賜りますよう
お願い申し上げます。
年賀状を目上の人へ送る際は「迎春」と書くのは失礼!謹賀新年 など四字熟語を使おう
以上、紹介してきましたがいかがでしたか?上司や目上の人へ送る年賀状では、「迎春」を賀詞として使用するのは失礼にあたるので、NGです。
友だちなど同等の人や、目下にあたる後輩などへ送るのであれば問題はないのですが、取引先や上司などの目上の人に対しては「謹んで」という意味を含めた「謹賀新年」などの四字熟語の賀詞を使うのが、ビジネスマナーとして認識しておくべきものです。
マナーを知らずに、うかつに「迎春」「新春」などを使用するのは控えましょう。きちんと立場をわきまえた年賀状を出すようにし、新年からつまづくことのないようなスタートを切りだすようにしてくださいね。また、紹介した文例も参考に年賀状を書いてみてくださいね。
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