取引先に昇進祝いを伝える際のポイントと例文
祝意の伝え方は電報? 手紙?それともメール?
取引先の方が昇進したという情報が耳に入ったら、できるだけ早く祝意を伝えるのが、ビジネスマナーです。
その際、多くの人が迷うのが「伝え方」でしょう。おそらく「電報にしよう」と考える人も少なくないはず。しかし、祝電は会社や部署の名義で取引先へ送るときに利用するのが一般的です。個人的な祝意の伝え方としては好ましくありません。
昇進祝いを伝えるには手紙が最適、場合によってはメールも可
残るのは、手紙かメールでの伝え方となりますね。
最も相応しいのが手紙で伝える方法です。一番思いが伝わりますし、相手の心に残りやすいです。特に部長かそれ以上の昇進の場合は手紙を送った方が無難でしょう。
また、係長や主任、課長昇進くらいまでなら、メールで伝えてもかまいません。メールでも改まった表現で、きちんと祝意を述べれば問題ありません。
ただし、電話で祝意を伝えるのは、いかにも日常的で、カジュアルすぎるためふさわしくありませんので注意してください。
祝意の手紙を書く際のポイントとは
それでは実際に昇進のお祝いを書く際、どのような点に気を付けたら良いのでしょう。ポイントを絞って説明していきたいと思います。
祝意の手紙を書く際、役職名を間違っていないか要確認
当然ですが、手紙の書き出しは宛名から始まります。その際は昇進後の役職を記載することになります。
役職名は会社によって多少違いがあるため、正確な名称を書くよう注意が必要です。できれば相手先に事前に確認しておくと良いでしょう。
昇進祝いの手紙で、今後の活躍や健康に関する言葉を添えると良い
ビジネスでの手紙では、基本的には決まり文句を中心にした文面になってしまいますが、最後にあなたの気持ちとして、今後の活躍や健康を祈っているといった言葉を添えておくと、より誠意が伝わるはずです。あなたが言われて嬉しい言葉を相手に送ってあげれば良いのです。
昇進の祝意を伝える手紙の文例
最後に、祝い状の文例を紹介します。ここでは、あくまでも手紙の文例にしてありますが、メールの文例としても使えますので参考にしていただければと思います。
昇進の祝意を伝える手紙の文例
拝啓 ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。
平素は、格別のお引き立てを賜り厚くお礼申し上げます。
さて、このたびは○○○○にご昇進されたとのこと、誠におめでとうございます。 これもひとえに、ΟΟ様の卓越した能力とお仕事に対する情熱の賜物と存じます。
(この/かかる)うえは、ご自愛の上、更なるご活躍とご発展ををお祈りいたしますとともに、今後とも変わらぬご愛顧を賜りますようお願い申し上げます。
まずは略儀ながら書中をもってお祝い申し上げます 。
敬 具
取引先に昇進祝いを伝える際には手紙やメール後も改めてお祝いもする
取引先の方が昇進した際のお祝いの文例について紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?
できるだけ早く手紙でお祝いを伝えるようにし、その後にでも直接訪問して、改めてお祝いを伝えるようにするとより丁寧です。
このように一つ一つは小さな気遣いかもしれませんが、積み重ねていけば後々仕事にも生きてくるはずです。
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