先輩・上司との飲み会で話題に困った時の対処法
先輩・上司との飲み会での話題①振られた質問を返す
どんな人でも一番簡単にできる話題作りは、「相手からされた質問を、逆に返す」という方法です。たとえば上司や先輩から「休日はどんなことをして過ごすことが多いの?」と質問されたら、自分の趣味の話をするのです。「はい、学生時代からフットサルをやっていまして、社会人になってからも当時の仲間と休日にフットサルを楽しむことが多いです」と答え、それに関する話をしたあとで、「課長(先輩)は、土日はどうなさっていますか?」と、同じ質問を返すのです。
プライベートに関する質問には積極的に答える
「どんな部活をやってたの?」と上司・先輩から聞かれたら、できるだけ具体的に部活やサークル活動の経験を話しましょう。「先輩はどんな部活をなさっていましたか?」と返すわけです。
新入社員との飲み会では、上司や先輩はその人のことを知りたいと考え、必ず、プライベートに関する何らかの質問をしてきます。ですから、その質問を相手に返すことによって、自然な話題作りができるのです。そこから、さらに話が広がって行くということもあるでしょう。
先輩・上司との飲み会での話題②マナーについて質問
飲み会の席で、込み入った仕事の話をこちらからするのはNGです。「仕事でこんな悩みがあるんです」とか「報告書の書き方が覚えられなくて困っています」という話は、相手から振られたときに答えようにしましょう。「勤務時間内に職場で質問しなさい」と注意されるおそれもあります。
軽いビジネスネタから上司との話題を探す
ただ、ビジネスマナーに関する質問なら、飲み会の席になじみますし、むしろ相手に好印象を持ってもらえるでしょう。たとえば、「どうも、電話の対応が苦手です。敬語にはじゅうぶん気をつけて話すようにしていますが、社内の役職について、つい『○○課長はただいま席を外しております』という言い方をしてしまうのです。『課長のだれだれは』という表現に違和感を覚えてしまうんです」と言った話をしてみるのです。さらに「電話のビジネスマナーで、ほかに気をつけたほうが良い点はなんでしょうか」と質問すると、十分場をつなぐ話題になるでしょう。「名刺交換に慣れなくて」とか、「朝礼でどんな話をすれば良いか迷ってます」と言った、「軽いビジネスネタ」から話題を探すといいでしょう。日常業務をする上で、思いついたことがあればメモしておくと、それを飲み会での話題作りに生かせます。
先輩・上司との飲み会での話題③食材・酒
もう1つのおすすめは、食材や酒に関する話題作りです。飲み会ですから、100%目の前には料理と酒があるわけです。その食材や料理、酒をヒントに、たとえば「私は魚の中でこのサバが一番好きなんです。特に文化干しが大好物で、よくスーパーで買って家で焼いてるんですよ」という話をすれば、サバをきっかけに、魚料理の話、あるいは釣りが趣味の上司なら、そこから釣りの話に展開していくということもあるでしょう。
故郷を結び付けた話題は外さない
食材や酒と「故郷」を結びつけるという方法もあります。飲み会が行われているのが地酒を出す店なら、「私の田舎にはこういう変った地酒があるんです。父はお酒が好きなのですが、家ではほとんどその銘柄しか飲みません。私の小学校の時のクラスメートが、造り酒屋の息子でして、いつもそこから取り寄せてるんです。実は、私も大好きでして、今度、送ってもらう約束をしました」という話を、酒好きな上司や先輩に話せば、まずまちがいなく興味を示すでしょう。「どういうお酒なの?」と話に乗ってきたら、「よろしかったら、先輩の分も取り寄せましょうか」と聞いてみましょう。上司や先輩と人間関係を築くために大変有効な「きっかけ」が作れるにちがいありません。ここでは「地酒」を例にあげましたが、もちろん、食材でも何でもいいのです。故郷の特産品を話題にすることによって、話は広がっていくでしょう。「食べ物、飲み物の話」に興味を持たない人間はほとんどいませんから。
先輩・上司との飲み会で困ったら食べ物やマナーに関する質問がベター
先輩・上司との飲み会で困ったら食べ物やマナーに関する質問がベターです。「世間話」や「ニュースの話」よりも、新入社員にふさわしい話題作りと言って良いのではないでしょうか。先輩・上司との飲み会で困ったら、是非、沢山の質問をしてその場を切り抜けるようにしてください。
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