『英文解釈の技術100』の使い方のコツ
『英文解釈の技術100』の前に基礎固めの2冊!
英文解釈力を高めるために、現時点で”最高レベルのクオリティ”とも言われている『英文解釈の技術シリーズ』。センターやマーチ、早慶東大レベルの英文を解けるようになる事で有名ですよね。英文の構成理解を深める事ができ、素早く把握し、意味の通るわかりやすい和訳を考えることができるようになります。TOEICなどで高得点をとるには、英文解釈力を高めていくことは必要不可欠です。
とはいえ、いきなり『英文解釈の技術100』を手に取っても効率的とは言いがたいです。まずは先に紹介するマニュアルと入門編を解いていくことからはじめていくようにしましょう。
【1冊目:基礎】『超・英文解釈マニュアル』
まずは『超・英文解釈マニュアル』に目を通してからはじめる事をお勧めします。「さすがにこれは必要ないんじゃないかなぁ」と思っている人も、まずは当然ここからです。本当に本書でも問題のないレベルの英文解釈力が身についているのなら、3時間程度で復習も兼ねて読み解いていくことができるはずです。
逆に、本書で「少し不安かな……」というレベルであるのなら、『英文解釈の技術100』へ手を出すのは少し早いかもしれません。基本的なことほど重要なものです。復習のつもりで、最初は『超・英文解釈マニュアル』からはじめましょう。
【2冊目:センター万全】『入門英文解釈の技術70』
『超・英文解釈マニュアル』を終えたら、次はこの『入門英文解釈の技術70』へと進みましょう。
この『入門英文解釈の技術70』は、センターレベルの英文解釈力が身に付くとされています。センター模試でいうと、7割以下の人向けのテキストのようです。話は逸れますが、この『入門英文解釈の技術70』をしっかりと極めることで”センターレベルで解釈できない英文はなくなる”と思っていただいて間違いありません。また、中堅レベルの私立大学の試験で出題される英文に対しても充分な精読力が身に付くはずです。
この1冊を究めよう!『英文解釈の技術100』
さて、ここまできてようやく本題です!『英文解釈の技術100』は、英文を読んで、「単語の意味は分かるのに、イマイチ意味を捉えられない」という人にお勧めの参考書です。前述の2冊を読み解いてきたあなたなら、きっとこの1冊の重要度が理解できるはずです。高い英文解釈力を身に付けようと思っている人にとっては、避けては通れない”必ず使用する参考書”と考えるようにしましょう。
京大や慶應など最難関の英文和訳問題を攻略!
この『英文解釈の技術100』は、京大や慶應文学部など、最難関の英文・和訳問題が出る大学学部の受験生向きのテキストです。何度も反芻して読み解くことで、早慶レベルなら「和訳できない英文がほぼなくなった」という声を聞いたこともあるほどです。
『英文解釈の技術100』の使い方!
実はこの『英文解釈の技術100』には、効率の良い使い方があります。次に順を追って説明していきます。
①全訳を読んで英文内容を把握
全文の和訳を読んで、どんな内容の英文なのかをあらかじめ把握します。
②「例題:語句」で重要英単語を把握
「例題:語句」の箇所に目を通して、重要な英単語を頭に入れておきます。
③「解法」の構造分解されてる英文と赤文字日本語訳を読む
「解法」の箇所の、構造分解されている英文に目を通します。このときに読むのは、英文と赤文字日本語訳のみです。(周りに書いてある日本語の解説は、構造分解されている英文と、赤文字の日本語訳を読んでも意味が解けないときにだけ読みます)。
④英文構造を意識して冒頭から読む
英文の構造を意識しつつ、冒頭から読んでいきましょう。少しでもわからなくなったら、考えずにすぐにその箇所の和訳を見るようにしましょう。
⑤演習はやらずに100まで続ける
英文を読んだら、演習はやらずに、すぐに次のページにいくようにします。
……という流れを、例文1から100まで続けていくのです。
3~4時間で1周するのがコツ!
本書を使用してのコツは、『3~4時間集中して一気に1周すること』ですね。この方法で勉強すれば、考える時間を基本的に作らないので、例文1つあたり1~2分で終わらせることができます。およそ3~4時間で1周できるくらいの計算ですね。後は、ひたすら繰り返していくことです。
『英文解釈の技術100』の使い方のコツは3時間1周を繰り返してマスター!
『英文解釈の技術100』の使い方のコツは、3時間1周で繰り返してマスターすることです。速読力が重要視されはじめている昨今でも、この参考書はいまだに根強い人気を誇っています。何度も何度も読み解いていくことがコツです。必ず英文解釈力が身に付きます。一言で表すのなら、”ネイティブの思考回路が身に付く”のです。ここで紹介したフロー通りに参考書の使い方をコツと共に押さえておけばば、早慶レベルの英文ならしっかりと身に付きますよ。
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