退職の挨拶メールのマナーと文例【上司・同僚・社長】
退職時に気をつけるべき社長や上司、同僚への挨拶のマナー
さて、一大決心である退職ですが、会社を後にするにあたって、やはり気持ち良く辞めていきたいですよね。
だからこそ、退職時の社長や上司、同僚への挨拶には気を遣っていくべきなのではないでしょうか?まず一番挨拶をするべきなのが、直属の上司や同じ所属の同僚です。一番お世話になり、今後あなたが抜けた後のフォローをすることになるので、最後の挨拶はしっかりと行いましょう。
どんな場合でも退職時には上司や同僚への挨拶をするのが基本
退職と一口に言っても、自己都合の退職、会社都合の退職、転職に向けての退職、結婚・出産等ライフイベントのための退職など、様々あります。
退職を決断する理由は個人で異なりますが、社会人のマナーとして上司や同僚に対する挨拶は大切です。お世話になった上司や同僚に対する退職時の挨拶は、その後の新生活に影響するといえます。
退職時期などは抜けがないように注意する
退職時期や辞め方について決断をする際には、全体の状況を俯瞰(ふかん)して、抜けがないようにしましょう。
上司へ退職を伝える場合、十分に余裕があるか、現在の雇用主と転職先の雇用主の間でトラブルがないかなど、色々な角度でタイミングを検討しましょう。
上司や同僚をはじめ今の職場を非難することは、どんなに感情的になったとしても避けなければなりません。あなたはその仕事を辞めるのです。今の職場の雰囲気を悪くするべきではありません。
退職するからといって「最後まで」社長や上司、同僚への礼儀は欠かない
退職日までの最後の数週間は、笑顔を保ち粛々と仕事をしましょう。無理な要望を押し付けてくる上司や、思いやりのない秘書、仕事に関係のない話ばかりをしてくる同僚などから離れるのも時間の問題なのです。
当たり前の事ではありますが、退職するからとはいえ、上司や同僚に対しての礼儀を欠いてしまうのは、やはりお勧めできません。どうせなら、双方気持ちよくお別れができるよう、スマートに会社を去っていきましょう。
上司や同僚に対してどのような挨拶をするのが良いのか
それでは実際に、社長や上司、同僚に対してどのような形で挨拶をするのがマナーなのでしょう。
社内での挨拶をする場合、朝礼や夕礼時に時間をいただける事が多いですよね。またお世話になった企業には、最近ではビジネスメールにしたためて挨拶をする方も多いようです。
退職の挨拶はお礼と退職理由、今後の活動予定を述べるとベター
①挨拶の時間を作ってくれたこと、挨拶を聞きに来てくれたお礼を伝える
「お忙しい中、このような挨拶の時間を作っていただき、ありがとうございます。」
②退職する旨を言う。退職理由は、転職の場合は敢えて言わなくてもよいです。結婚・出産等であれば、言っても問題ありません。
「このたび、結婚を機に○月○付で退職させていただく運びとなりました。」
③社長や上司、同僚にこれまでのお礼と、今後の活躍を祈る旨を述べる。
「これまで大変お世話になり、本当にありがとうございました。最後になりましたが、今後の皆さまのご活躍を陰ながら応援しております。」
退職時の社長や上司、同僚に対しての挨拶文例
それでは退職時の社長や上司、同僚に対しての挨拶の文例をご紹介していきます。
この文例を参考に、ぜひ退職する前に社長や上司、同僚に今までの感謝とお礼を伝えてください。
退職時の社長や上司、同僚への挨拶文例①詳細も付け加える
お疲れ様です。一身上の都合により、本日付で退職する事になりました。
○年度に入社し、この○年間、笑いあり、涙ありの△△(会社名)人生でしたが、大きな失敗もなくこれたのは、一重に、これまでご指導頂いた、上司・先輩方、助けて頂いた同僚の皆様のお陰だと思っています。
今後、私の業務は、××さんに引継いでいただく事になっています、これまでの業務に加えてですので、××さんのご負担もますかと思いますが、どうぞ宜しくお願い致します。
本日をもちまして△△からは退社いたしますが、どうぞ今後とも変わらぬお付き合いをお願い致します。以上で退職の挨拶とさせて頂きます。ありがとうございました。
退職時の上司や同僚への挨拶文例②なるべく簡潔に
本日は私の為にこのような盛大な送別会を開いて頂き、ありがとうございます。
この度、一身上の都合により退職する事になりました。在職中は皆さんにご迷惑をお掛けしてしまい、申し訳ありませんでした。時には厳しく、時には優しく丁寧にご指導いただき、感謝の念にたえません。皆さんと〇年間机を並べて過ごさせて頂いた事は忘れません。
これからもお元気でご活躍ください。本日は本当にありがとうございました。
上司や同僚に退職の挨拶をメールで送ってもOK
上司や同僚に対しての退職の挨拶をメールでする事も多くなってきました。
対外的な挨拶であれば複数の方に同じ文面で構いません。
しかし、上司や同僚など複数の方に同じ文面だけというよりも、せっかくですので一文でも何か気持ちのこもった事を伝えたいですよね。
思い出やエピソードなどの一文を加えたメールを送るとベター
上司や同僚などお世話になった人にはちょっとした思い出やエピソードなどの一文を書き添えると、心のこもったメールになります。
今後どこかでまたお世話になるかも知れませんので、忙しい中でも上司や同僚には挨拶メールは忘れずに出しておきましょう。
退職時の挨拶メールは長くなりすぎないように
株式会社○○
◇◇◇◇様
お世話になっております。
株式会社△△ ◎◎部の○○です。
この度、一身上の都合により
○月○日(○曜日)をもちまして退職することになりました。
在職中はひとかたならぬお世話になり、
誠にありがとうございました。
本来であれば、直接お伺いしてご挨拶すべきところですが
メールでのご連絡となり申し訳ありません。
後任は、以前、ご挨拶させていただいた
○○にて対応させていただきます。
末筆ではございますが、
皆さまのご健康、ご活躍を心からお祈り申し上げます。
今後とも変わらぬお引き立てをお願い致します。
退職時のマナーとして退職時期や理由を簡潔に述べて社長や上司、同僚に挨拶をしよう
いかがでしたか?文例を参考に、マナー違反とされるワードに注意しつつ、お世話になった社長や上司、同僚などにメールを通して感謝の気持ちをしっかり伝えることが大切です。
退職時はバタバタしてしまうことも多く、時間もなくなるかもしれません。しかし未来の自分のためにも、最後の礼儀はしっかりとして、気持ちのいい挨拶でお別れをするよう心がけましょう。
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