アヒージョの知っておきたい正しい食べ方3つとマナー
アヒージョの正しい食べ方①:バケットなどに直接塗って食べる
アヒージョという料理では、良質のバージンオイルを使って様々な素材を揚げ焼き状態にした料理です。このため、一見するとそれぞれの素材を直接最初に食べて仕舞いそうになりますが、これは正しい食べ方ではありません。本来の正しい食べ方は、まず、素材を揚げる為に使った大量のオイルを、手元においたバケットやフランスパンなどに直接塗って食べます。
最後に残った具材を食べる。
アヒージョでは、海老などの魚介類をはじめ、野菜や肉類など、実に様々な素材を材料として活用します。また、これらの素材を油で揚げ焼にするため、油にも素材の旨味と香りがしっかりと移っています。まずは、この旨味をたっぷり封じ込めた油を楽しむのが、アヒージョの正しい食べ方です。そして、ひとしきり油をパンで楽しんだ後、最後に残った具材を食べます。
アヒージョの正しい食べ方②:パンはハードタイプを選ぶ
アヒージョを正しく食べる上で特に注意しておきたいのが、実際に食べる際に楽しむパンの種類選びです。実に様々な種類のパンが店頭で提供されていますが、アヒージョとして食べるのであれば、必ずバケットやバタールなど、いわゆるフランスパンに類するパンを選びます。これには理由があり、こういったハードタイプのパンほど、アヒージョの油をタップリと一度に吸い込ませることができるからです。料理の作り方や食べ方だけでなく、使用する素材の選び方にもマナーがあることを覚えておきましょう。
パンを直接オイルに浸してもOK
アヒージョの正しい食べ方は、油を楽しんでから素材を楽しむという順番を守ることです。このため、スプーンなどで器からパンにオイルをすくって食べても構わないのですが、食べる方毎にアヒージョを既に小分けしているのであれば、スプーンですくって食べるのではなく、スライスしたパンをそのまま器の中に直接浸してから食べても構いません。アヒージョは一種のスープ料理にあたるため、パンを中に入れてもマナー違反には当たらず、気軽に食べられる料理です。
アヒージョの正しい食べ方③:油も残さないのがマナー
アヒージョを自分で作った場合、或いはパーティ用の食事などとして提供して貰った場合、いずれの場合においても、この料理を実際に食べる上で必ず押さえておきたいマナーがあります。その1つが、油も残さず全て食べるという点です。アヒージョは、大量のオリーブオイルを使って素材を揚げ焼します。このため、特に女性の方の中には、油を残して素材だけを食べて残してしてしまう方がいらっしゃいますが、これはアヒージョというメニューを食べる上でマナー違反と見なされます。なぜなら、アヒージョは揚げに使った油も全て料理の一部に含まれているからです。このマナーを押さえた食べ方の実践がポイントになります。
どうしても残った油はパスタなどと一緒に食べる
ただ、マナー違反とは分かりつつも、大量の油を一度に食べられないという方は少なくありません。こういった方にも、アヒージョを食べる上でマナー違反とならない方法として是非実践してほしいのが、パスタなどを流用した方法です。アヒージョに活用するのは、新鮮なオリーブのバージンオイルで、不飽和脂肪酸が多く健康にもよいオイルとされています。アヒージョで残ったオリーブオイルには、ハーブや素材の旨味がタップリとしみ出ているので、茹でたパスタに絡めるだけでも十分なソースとして活躍してくれます。特に女性の方にアヒージョを提供する場合にはオイルが残ってしまうのに備え、あらかじめパスタなどを用意しておくと良いでしょう。
アヒージョはバケットなどに直接浸し素材やオイルも全て戴くのがマナーであり正しい食べ方
アヒージョの知っておきたい正しい食べ方とマナーについて見ていきました。スペイン料理のおしゃれな逸品として、レストランなど外食だけでなく自宅で手軽に作れる食事でも活用されているのが、アヒージョです。アヒージョはたっぷりのオイルと新鮮な素材を使ったシンプルな料理ながらも、その食べ方には様々なこだわりやマナーがこめられています。実際にこの料理を提供された場合には、特にその食べ方とマナーに注意しておきましょう。アヒージョは、素材だけでなく料理に使ったオイルも立派な食材にあたり、これもできるだけ全て食べるのがマナーであり、本来の正しい食べ方だからです。
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