上司とうまくいかない部下の特徴と上手な接し方3つ
上司とうまくいかない部下の特徴とは?
上司の問題を探るまえに、まずは自分の事を振り返ってみましょう。上司とうまくいかない部下には特徴があるのです。その特徴は全部で4つ!自分が当てはまったら要注意ですよ。
上司とうまくいかない部下の特徴①:報告は『都合のいい話』だけ
上司とうまくいかない部下は、上司に都合のいい話しかしないようです。相手にとって都合のいい内容だけを伝えようとしている人は、上司と部下の関係だけに限ったことではなく、意外と多い傾向にあります。中には、無意識に行っている人だっているかもしれません。
「相手にとっていい話のみを伝えること」を、他人に対する”思いやり”と勘違いしてしまってはいけません。ある程度カンの鋭い上司であれば、発言の裏に隠された事実をすぐに見破ります。仮に、悪い知らせを隠して報告をしたとして、その話の裏を上司が見抜いていたとしたら……当然、上司との信頼関係が良くなるはずありません。
上司とうまくいかない部下の特徴②:『不平・不満』ばかりを言う
上司とうまくいかない部下は、不平や不満をよく口にするという特徴があります。仕事をしていく上で、「不平や不満を言ってはならない」なんていうのはほぼ不可能に近いです。愚痴や文句を言ってストレスを軽減したり満足感を得て、誰しもが精神の安定をはかりながら働いているのです。
しかし、不平不満の限度を持っておらず、何かにつけて難癖をつけたがる部下もなかにはいます。そういった部下を客観的に目にしている上司は、『建設的な考え方ができない』『言葉に信用がない』という判断を下し、部下に対してそれ以上親しくなろうとはしなくなってしまうのです。
上司とうまくいかない部下の特徴③:『おべっか』を使い慣れている
上司とうまくいかない部下はおべっかを言い過ぎているようです。偽りの褒め言葉や、本音とは裏腹に”何でも上司の意見に賛同する”部下は意外と多いです。こういった部下たちの”上司の扱い方”を完全に否定するわけではありませんが、今後を考えたらあまりお勧めできません。
人の顔色をうかがう癖がついてしまった結果、自身の成長を自ら止めてしまう可能性があるからです。また、おべっかを見破り、逆に「侮辱された」と期限を損ねる上司もいるので注意です。
上司とうまくいかない部下の特徴④:『責任感』がない
上司とうまくいかない部下には責任感がないタイプもいるようです。
「仕事の納期を守らない」
「不真面目さが目立つ」
「言われた仕事すらできない」
そんな”責任感のない部下”を持った上司の心境を考えてみましょう。いくら上司と部下の関係とはいえ、ひとつひとつの業務を100%任せる事ができないと考えた上司は、自分の仕事だけでなく、部下に与えた仕事にすらも神経を向けなくてはなりません。その場合、上司のストレスや疲労はより一層増してしまい、その部下に対して信頼感を持てなくなってしまうでしょう。
上司とうまくいかない部下が”実践すべき”接し方とは?
上司とのコミュニケーションがうまくいかないとき、できることなら改善していきたいですよね。今後の仕事へのモチベーションにも影響してしまいますし、人間関係の改善は、ビジネススキルとして持っておきたいもののひとつです。うまくいかない上司を3つのタイプに分け、それぞれ特徴と対策を考察してみましたので、ご覧ください。
①優秀すぎる上司への接し方:仕事で結果を出して信頼を得る
仕事をほとんど自分で解決してしまう、『優秀すぎる上司』は部下からしたら頼れる反面、付き合い方が難しくうまくいかない上司と感じてしまいます。上司自身がどんどん仕事をこなしていってしまうため、部下にチャンスが回ってくる機会が少ないのです。
こういった上司のもとで働く場合、”安心感”を持ってもらえるように意識して仕事をするようにしましょう。つまり、『この分野ならこいつは確実にやってくれる』という信用を得るのが大事です。きっちり結果を出して信頼されるようにする。これを繰り返していくことにより、少しずつ上司の”領土”を割譲してもらうのです。
実際、安心して仕事を任せられる部下は、上司にとって可愛げのある”信頼できる人間”であるのです。
②仕事のできない上司の接し方:狭い視野で判断しない
仕事はできないが面倒見のいい上司とは、ある意味『WIN-WINの関係』が成り立ちます。部下が上司の仕事を盛り立て、上司が統括し、業務に対する責任を持つ。少し物足りないが、関係としては良好なものになりえます。
ここで問題になるのが、部下がその上司に対して「仕事ができない」と判断してしまうところです。その結果、関係がぎくしゃくしてしまい、働きやすい環境を提供してくれている”ある意味”優秀である上司とうまくいかなくなってしまうのです。
人により、能力にはどうしても個人差が出てくるものです。「仕事ができる・仕事ができない」だけで評価せず、広い視野でモノを見る大きな度量を持つのをお勧めします。組織の一員として、すべてのものを評価できる人間になることが、上司との関係を良好なものにしていく秘訣です。
③無責任で保守的な上司への接し方:上手く手綱を握る
無責任で保守的な考え方を持つ上司は、部下としてもっとも付き合いにくく、上司とうまくいかないと感じやすいです。日本という国では昔からの主流となってしまっています。どんな組織でも保守的な考え方は一大勢力となってしまっています。
これが、企業の活性化を妨げる要因にもなっていますが、そう簡単に排除はできません。その上、こういった保守的な空気が部下や同僚に伝播してしまい、やる気にみなぎっていた新入社員すらも保守的な思考に陥ってしまうケースもよく見られます。
では、そんな上司とはどう接していくのが正解なのでしょう。こういった上司の場合、付き合っていくというよりは、「うまく手綱を握る」という意識を持つといいでしょう。上司の意識にある保守的な思考を変えるのです。
例えば、会議を活用するのです。同僚間で事前にある程度根回しをして、ある種の“シナリオ”を用意します。上司に決済を求める場面で、保守的な判断をした場合のリスクやポジティブな判断をした場合のメリットを複数の部下が同時多発的に発言していけば、さしもの上司も安易に結論を出すことはできなくなるでしょう。いわば“数の論理”で気運を盛り上げていくわけです。簡単な手段ではないですが、これはとても効果的な手法ですよ。
上司とうまくいかない場合は最悪転職もあり
上司とどうしてもい上手くいかない場合は、最悪転職することも考えておきましょう。上司と上手くいかないがために、自分が成長する機会を失ってしまってはもったいないです。自分のキャリア形成のためにも、思い切って環境を変えてみましょう。
しかし、いきなり転職なんてリスクが高いですよね。そこでオススメなのが、「doda合格診断」です。あなたの経歴やキャリアを入力するだけで、合格可能性のある企業を診断してくれて、自分の実力を知ることができます。利用は無料ですので、腕試しがてら気軽に診断してみてください!
上司とうまくいかない部下の特徴に当てはまったら、接し方を変えてみよう
上司とうまくいかない部下の悩みの1つとして、「上司とのコミュニケーションがうまくいかない」というものがあるでしょう。悩み、とは言いましたが、実は原因は上司だけにあるものではなく、部下であるあなた自身に問題がある場合だってあるのです。
仕事で上司とのうまく付き合っていくための秘訣は、『己を知り相手を知る』ことにあると言えるのです。自分と上司の特徴を把握し、それに合わせて対処していくのが仕事をする上で上司との関係を良好にしていくためのコツなのです。
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