「お力落とし」の意味と正しい使い方
「お力落とし」はがっかりや落胆の意味
お力落としというのは、がっかりや落胆するという意味になります。ですから、葬儀などでよく使われる言葉としては、適切な言葉だと言えるでしょう。あまりがっかりされないようにと言われると、さすがに葬儀の場ではカジュアルがすぎますが、「お力落としのないように」と言われると心遣いがあるように聞こえて印象は良くなります。
「お力落とし」はお悔やみの言葉の定番
そうして葬儀の場にぴったりな意味と雰囲気のあるお力落としは、葬儀の際のお悔やみの言葉としては定番になっています。なので、お悔やみの言葉という印象が強い人も多いのでしょう。そのため、どうしてもお悔やみと連想されるのであまり日常的には使わない方が良いとも言われています。
「お力落とし」は力を無くすという意味もある
お力落としには、そのまま、落胆して疲れてしまうという意味もあります。それはまさに読んで字のごとくです。落胆すると元気がなくなります。そして元気が無くなる状態が長く続くと、なぜか体力までもなくなっていってしまうのが人間なのです。ですから、お力落しのないように、とお悔やみの言葉をかけるのも正解でしょう。
「がっかり」より「落胆して元気が無くならないように」の意味合いが強い
葬儀のお悔やみの言葉としては、実はこちらの落胆して元気が無くならないように、という意味合いで使われることの方が多いです。がっかりしないようにという意味合いでも当然変ではないですが、どちらかというと相応しいのはこちらの意味合いだと言えるでしょう。お力落としという言葉は、受けとり手側もそういう意味だと思って受け取る人が多いです。
「どうかお力落としのないように」が正しい使い方
ではお力落としという言葉は、どのように使っていくのが正解なのか最後に見ていきましょう。お力落としの一番オーソドックスな使い方はやはりここまでにも何度か紹介してきた「どうかお力落としのないように」という使い方です。これは一番シンプルで意味合いもきちんとしているので、すごく良く使われるといっても良いでしょう。
身体に気を使うパターンも多い
その他のお力落としの使い方としては、身体に気を使うというパターンも多いです。身体に気を使うパターンとはたとえば、「お力落としのことでしょうが、どうかご自愛下さい。」や、「お力落としのあまり、お体を壊さぬように」というような使い方などがあります。こういった使い方も、心遣いを感じるので良い使い方でしょう。
「落胆しない」や身体に気を遣う意味を持つ葬儀での言葉は「どうかお力落としのないように」が正しい使い方
お力落としという言葉は、相手を配慮したお悔やみの言葉です。お悔やみの言葉をきちんと使うためにも、その言葉の意味や使い方をきちんと理解して、正しく使っていってください。「どうかお力落としのないように」や、「お力落としのことでしょうが、どうかご自愛下さい。」と使うと、相手に伝わるでしょう。
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません