上司が無理難題を押し付ける意図と対処法
無理難題を押し付けた上司の意図は?
まずは、無理難題を押し付けた上司の意図ってどういうものなのでしょうか?
上司が無理難題を部下に押し付ける場合は、多くのケースで上司は、それが可能かどうかを踏まえた上で指示を出しています。自分の成長につなげましょう。
無理難題を押し付ける際の上司の意図3種
上司が部下に無理難題を押し付けるのは次のようなケースです。
①頑張って終わらせて欲しいという意思
②できる限り終わらせてくれればいい
③若干の悪意
以上を読み取るのが大切です。それによってどんな行動を取るかも変わってくると思いますので、まずは確実に上司の意図を汲み取る事から始めましょう。
憎しみではなく期待の表れ!
無理難題を部下に向けて出す上司の立場としては、部下を「はかり」にかけているようなもの。
その真意としては「ここを乗り切れば昇進だぞ」などの着たいの意図が込められています。必ずしも憎しみで仕事を押し付けている訳ではありません。そこを踏まえた上で取り組み方を考えましょう。
無理難題を押し付ける上司への対応は?
無理難題を押し付けられた時に重要なのは、その仕事を受けるにしても断るにしても「返答の仕方」です。
ビジネスシーンでは常にイエスマンが正しいという訳でもなければ、「すみません、無理です」というのが正しい訳でもありません。
大切なのは挑戦してみる姿勢!
無理難題を押し付ける上司を前にした際、あくまでも大切なのは「姿勢」です。
無理かもしれないけど挑戦してみるという姿勢を見せる事が大切。
納期や人員などでどうしても不可能だった場合でも、それを論理的に考えて結論を出す事が大切です。もしくは「これぐらいであれば可能かと・・・」と折り返すのも有効な手段です。TPOに合わせて的確な返答をしましょう。
一旦保留にして考える対応も◎
どうせ断るのなら即答のほうがいいと思うかもしれませんが、
一旦保留にすることで、頼み事を真剣に検討しているという姿勢を示すことができます。即答して、ぞんざいに扱われたと思われるより、断られたが検討はしてもらったと思ってもらうほうが、人間関係はうまくいきます。
また、保留にすることで上手な断り方を考えることもできます。例えば以下の回答です。
「ご期待に添えるかどうかは難しいですが、全力は尽くします。」あるいは「分かりました。真剣に考えてみますので、少しお時間いただけますか?」。
上手な断りの切り返しができないのなら、一旦保留にして考えましょう。
無理と考えずにやってのける!
考えようによっては、上司が出した無理難題は出世のチャンスかもしれません。
「はい!やらせてください!」と受けるのがやはり筋でしょう。やりもせずに無理難題と決めつけるのは早計です。仕事を頼むという事は少なくとも信頼をしているという事ですから、ポジティブに考えるようにしましょう。
もし上司が「無理だろうな」と踏んでその案件を振っているのなら、寝る間を惜しんででも、片付けたら出世の可能性はグンと上がります。無理だと愚痴を言うより先に、そういう思考を持ちましょう。仲間や同僚の意見を仰ぐのも効果的ですので、ぜひ試してみてください。
上司に押し付けられた無理難題の取り組み方
上司に押し付けられた無理難題の取り組み方について、ここで紹介していきます。
上記では、無理難題を押し付けられたときの、上司への対応法を紹介しましたが、参考になりましたでしょうか?では、対応法」を踏まえたうえで、無理難題への取り組む姿勢などについては、どのようにすればいいのでしょうか?
無理難題を前にした際に取られる反応3種
確実に無理だと思われる前に取る反応は3つあります。
① 失敗するであろう理由を説明して最初から断る
② 説明が受け入れてもらえなかったのでしぶしぶ了承し、チームにもちかえるものの放置あるいは手を抜く。
③ やむを得ずチームに持ち帰り、渋るメンバーを説得して、とにかく全力で当たる。
そして取るべきは③です。
最初は、無理難題について取り組む姿勢を見せる
絶対に無理だろうと思った事でも、案外こなせてしまう仕事は良くあります。
そうなった時には無理難題を言った上司の、あなたへの評価は上がる事間違いないでしょう。たとえ無理だと感じた場合でも、まずは取り組む姿勢を見せる事です。
上司が押しつけてくる無理難題は楽観的に考える
組織の上層部は遊びでやってるわけではありません。
広い視野をもって取り組んでいます。現場では、納得のいかないことであっても取り組んでみたら案外できたりして、「やってみたいと分からないものもあるんだな」という経験、多くの人がしたはずです。楽観的にやりましょう。ビジネスにおいて重要な考えです。
上司が押しつけてくる無理難題へはチームを説得して最善を尽くす
それに失敗すると思えても、最高の中間管理職はどうにか部下を説得してチームを動かし、最大限の効果を引き出さなければなりません。
あるいは最速で失敗し、その結果をもって早期に方向修正や指示撤回を上司に促すというのもありです。そうして組織全体がより良い方向に進むようにフィードバックを繰り返すのです。
無理難題を押し付ける上司の期待の裏返しとしてまず全力でやる!
無理難題を押し付ける上司の課題を頭ごなしに「無理だ」と否定せず、期待の表れと考えましょう。
その無理難題を出した上司の意図を汲み取り、ポジティブに考えて、ピンチをチャンスに変えられるような行動を取りましょう。自分ひとりで考えるのではなく、同僚や別の上司に相談するなどして最善の方法を取りましょう。無理難題を押し付けられた時こそが、出世のチャンスかもしれません。前向きな気持ちを忘れずに頑張りましょう!
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