マネジメント能力がない上司のかわし方

2016年12月6日2020年3月31日マネジメント, 上司

マネジメント能力がない上司とは、的確な指示ができない人

まずマネジメント能力がない上司の仕事状況を明らかにする必要があります。例えば、部下が仕事をうまく成し遂げられるように、的確な指示や優先付けや指導ができていない場合は、マネジメント能力がない上司と言えるでしょう。

マネジメント能力だけがよくない場合は、機能的に課題を補うことが可能です。今回は、マネジメント能力がない上司をうまくかわす方法をご紹介します。

マネジメント能力がない上司のかわし方①：考え方を合わせる

自己評価と上司の評価は違います。会社によって異なりますが、１年に１度給与や評価の査定があると思います。その際に、「評価が低い」「不当な扱いをされた」と思うこともあるでしょう。

これは上司の考え方や価値観に大きく影響した結果で、会社側から見た評価なのです。その際は、上司の考えや行動に、少しでも合わせることが重要になります。これは決して、ゴマをするわけではなく、上司の考えや行動に合わせ、まずは懐に入り込みましょう。

考え方を合わせて、能力のない上司を味方につけよう

マネジメント能力がない上司に対して敵対心を持っていても、いつまで経っても上司といい関係を保つことはできません。自分のペースを保ち、能力のない上司をうまくかわすには、まず考え方を上司に合わせましょう。そうすれば、納得のいかない評価であっても「重要な部下だ」と気付き、上司も味方になってくれるかもしれません。

マネジメント能力がない上司かわし方②：行動を先読みする

マネジメント能力がない上司のうまいかわし方として、上司の行動を先読みする方法があります。能力がない上司にだけ仕事を任せていると、万が一のときに非効率的で、大きな損失に繋がる可能性があります。

行動を先読みして、マネジメント能力のない上司に仕事を任せないようにしましょう。先読みするのは、一見難しいかもしれませんが、観察すれば行動が分かってきます。よく観察して、上司の行動や考えを予測して、仕事で先回りしていきましょう。

能力のない上司には、解決策を提示しよう

上司の行動を先読みしても、仕事がうまくいかないことは必ずあります。そんな時には、問題点ではなく解決策を能力のない上司には提示しましょう。仕事が上手く行く解決策を提示することによって、マネジメント能力のない上司を上手くコントロールすることができます。

失敗した時に、うまく行かなかった問題点を言うと、当然できない部下だと思われてしまうでしょう。マネジメント能力のない上司には、まず解決策を提示し、前に進む決断をさせます。そうすると、前向きな部下として見るようになるでしょう。

能力のない上司との関係性で「仲がいい」と「敬意」を区別するように注意！

仕事で上司は選べません。一緒に仕事したくないからと言って、衝突してもそう簡単に上司が変わることはありません。仕事では、うまく順応し、調整する方法を見つけ、進んでいかねばならないのです。

マネジメント能力がない上司からも、学ぶべきヒントはいくつかあります。まず肝に銘じるべきは、友達同士で仕事をしているのではないのです。仕事を通じて仲がいい人ができるのは素晴らしいことですし、できれば仲がいいようにするべきです。上司と仲良くなるのと、上司に対して敬意を払うことを、切り離す必要があります。

マネジメント能力がない上司とは、あくまで仕事での関係

もちろん、これは簡単にできることではありません。上司がやることを認めて、尊敬しろ、ということでもありません。ただ、一緒に仕事をしなければならない人だということを認め、理解すればいいのです。

その時にも上司への気遣い、気配りを忘れてはいけません、上司はあくまで敬うという意識で接していないと後々で思わぬしっぺ返しをくらうことにもなりかねません。

マネジメント能力がない上司を、かわしきれないときは？

かわし方を何やっても効果がないなら、仕事を辞める決断をするのも1つの選択肢です。上司の考え方に合わせても、優先順位を共有しても、ストレスを軽減するための方策を尽くしても、能力がない上司との関係に限界を感じるときがあると思います。

本当に上司が理由でストレスを感じているのであれば、違う方向から行動してみるのも重要でしょう。

上司と馬が合わないための退職は最終手段

「上司とウマが合わないから、仕事を辞める」のは、あくまでも最終手段です。会社を気に入っているなら、社内の異動先を見つけるのもひとつの方法です。もちろん、潔く退職するという選択肢もありますが、リスクが伴います。

上司の上に対して、「上司がひどいので、会社を辞めたい」と言ってみると、意外に効果があるかもしれません。働きたい会社にとどまるためなら、試す価値はあるでしょう。

マネジメント能力がない上司のかわし方を参考に、状況を改善しよう！

マネジメント能力がない上司のかわし方について紹介しました。能力のない上司に対して、愛想がつきる日も来るでしょう。しかし、仕事は仕事です。いくら能力のない上司と言っても、仕事は別に考えましょう。

仕事を辞めるのは最終手段ですので、この記事を参考に、上司とうまくいかない原因や理由を追求し、状況を改善するためのあらゆる手だてを試してみてください。