プレゼンテーションの自己紹介で内容を印象付けする方法
プレゼンテーションにおける自己紹介の重要性
一般的に、人の第1印象は5~7秒で決まると言われています。「人が相手を判断するとき、どこに比重を置いているか」という質問に対し、「表情5割」「声4割」「会話1割」という答えが出ています。「人は見た目で決まる」というのは、あながち間違ってはいないのです。
プレゼンでの自己紹介は内容がしっかり伝わるかに影響する
見た目で決まるのであれば、プレゼンテーションなどで自己紹介をしても意味はないのでは?と思うかもしれませんが、第1印象と、「その人がどんな人なのか」という視点で見てみると、また違ったものになってきます。
プレゼンテーションという場で行う自己紹介は、プレゼンそのものが与える印象を大きく変え、伝えるべき内容がしっかり伝わるかどうかにも関わってくるのです。
プレゼンテーションの自己紹介で印象付けをする方法
ではプレゼンで、印象付ける自己紹介をするにはどんな内容にするのがいいのでしょうか。傲慢にもならず、卑屈にもならず、かつ後々までしっかりと印象が残るように印象付けしたいものです。
笑いを取れるような自己紹介や、「おお~」と感嘆の声をもらえるような自己紹介をすることができれば、それだけで強い武器にもなり得ますが、誰もがそのようにできるわけではありません。ここでは誰にでも実践可能な「印象付けのできる自己紹介」の方法を紹介します。
「自己開示」をすると印象付けに効果的
「料理が全くできない」「歌が下手」など、自分のちょっとダメなところを自己紹介に織り込むのは、印象付けをする上で良い方法です。心理学的にも「相手の意外な一面」を知ることで、好印象を持ちやすくなると言われています。
例えば、周囲から「厳しい人」という印象を強く持っている人が「実は子犬が大好きで赤ちゃん言葉になってしまう」という面を自己紹介でしたとしたら……後々姿を見かけたときに「あの人は実は子犬が好き」という印象付けができており、自己紹介が成功したと言えるでしょう。
プレゼンの自己紹介で印象付けを行う際の注意点
プレゼンの自己紹介で印象付けをするために、四苦八苦する事もあるかもしれませんが、そのために逆効果を与えてしまう場合もあります。また、がむしゃらに何でも言い伝えればいいというわけでもなく、シンプルな一言を付け加えるだけで相手に覚えてもらう方法もあるのです。
注意点① 1分程度におさめる
プレゼンの自己紹介で使う時間は、1分程度におさめるようにしましょう。印象付けたいからと、あれもこれもと情報を矢継ぎ早に長々と喋ったところで、聞き手には何も覚えてもらえません。
注意点② 紹介内容は1つに絞る
基本的にプレゼンの自己紹介では、1つの強い要素に絞るようにする事です。3つ以上の紹介をしたところで、インパクトに乏しくなってしまい、印象付けをするといった意味では逆効果です。どうしても話すことに迷ってしまうのなら、社歴、担当業務、得意分野、趣味、出身地などの「自分に関する情報」や、共通の話題、集まりの目的に関連した話題などの「場に合った情報」から考えるといいでしょう。
注意点③ プレゼンの最後にもう一度名乗る
プレゼンの終わりにもう1度名乗ると、印象付けとしてとても効果的です。「どうして2度も自己紹介を?」と疑問に思う人もいるかもしれませんが、よくよく考えてみると納得していただけるかと思います。
最後にもう1度名乗ることで、聞き手にとっては「確認」する事ができるのです。プレゼンを聞き終わったときに、「名前はなんていう人だったっけ?」と、名前が浮かんでこない人のためです。
プレゼンの自己紹介で印象付けをするには「自己開示」をする
プレゼンで印象付けるための自己紹介は、思っている以上に重要なことです。自己紹介の段階で長々と話をしてしまったり、情報を詰め込みすぎたりしてしまっては、プレゼンが終わっている頃には聞き手に何も印象や情報が残っていないかもしれません。
ここで紹介したプレゼンにおける自己紹介のコツをしっかりと把握し、「どのような自己紹介をしたら、聞き手に好印象を与えられるのか」を心に留めておくようにしましょう。
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