子育て中に働くママへ!パターン別で見る仕事との両立の仕方
日本の働くママの事情
現在、安倍政権の成長戦略の一つに女性の就業率向上が掲げられているのをご存じですか?戦略内容としては、女性の管理職の割合を2020年(平成32年)までに30%以上にすることや、育児休暇からの復職支援など。このようキャリアを積む女性を増やすため、政府は子育てしながら働く環境の改善に努めているのです。
子育て中の仕事はつらい
仕事と子育てを両立させるのはとても大変です。働くママは家事や育児、そして仕事が重なるとストレスが溜まりがちに…。いくら独身時代より働く時間が短くなったとは言え、子育て・家事・仕事の3つを両立させる事は精神的にも肉体的にもハードなことなのです。そのため、余裕のない自分に自己嫌悪を覚えるママも少なくないようです。
子育てと家事と仕事…
では子育て・家事・仕事の3つの両立が、なぜ辛いのでしょう?朝起きてから寝るまでの間でフリーな時間が少ないと、自分に時間が使えません。ゆったりと時間を使えないまま、自分よりも子どもを優先して物事を考えるようになるのです。そのため、子育て・家事・仕事を両立させるのが辛いと感じてしまうのでしょう。
子育てと仕事を両立するためは?
厚生労働省の平成26年の国民生活基礎調査の概況によると、子どもがいる世帯の内67.4%が「生活が大変苦しい・やや苦しい」と回答しました。全体で見ると「大変苦しい・やや苦しい」と回答した世帯は62.4%なので、子どもがいる世帯の方が生活は苦しいと感じている事になります。このデータからもわかるように、子育てをするのは想像以上に大変なようです。
家族との話し合いが大事
年々、共働き世帯は増加傾向にあります。もしもお互いが働きながら子育てをするという道を選ぶのであれば、きちんと家族と話し合いをするべきです。双方が勝手な生活をしているとイライラが募り、ストレスの原因になりかねません。そのため共働きで子育てをする際は、お互いが納得できるまで話し合うといいでしょう。
パパとママはお互いを理解して協力
子育てをしている共働き夫婦は、予想外の出来事が起こる可能性を理解しておきましょう。例えば、急に残業を命じられたり、子どもが熱をだしたり…。予想外の出来事は、いつ起こりうるか分かりません。そんなときは、お互い理解し合うことを忘れないでおきましょう。トラブルにも柔軟に対応して家族で協力しあうことが大切です。
”今”子育てをしている人向け
多くのママは、子育てをしながら「辛い」と感じた経験があるのではないでしょうか。時間に余裕が無くてイライラしたり、睡眠時間が削られて寝不足な日が続くときもあるでしょう。そんな時、少しでも息抜きできる方法を知っておきましょう。仕事をしながら子育てをしている多忙なママは、以下で紹介する方法を参考にしてみてください。
育児から頭を離すことが重要
まず働きながら子育てをするママは、ゆっくりする時間を作りましょう。少なくとも仕事をしている間は、育児のことを忘れてみてください。そしてなるべく自分の時間を作るよう、家族にも協力してもらうといいでしょう。
頑張りすぎない
育児も家事も仕事も、全てを完璧にしようと思っていませんか?決して完璧にする必要はありません。頑張りすぎず、手を抜けるところは抜いてみてください。少し気が楽になりますよ。
働くママのタイムスケジュール例
働くママは、時間に追われる日々が続きます。しかし自分のペース配分を崩す必要は決してありません。ゆっくりと自分のペースで仕事と育児を両立させていきましょう。上記のタイムスケジュールを参考にしてみてください。
お義母さんへの協力要請
忙しい毎日を過ごしていると、人に頼ることを忘れがちです。忙しいときこそ、だれかに協力を求めるようにしてください。そして近くにお義母さんがいるなら頼るといいですよ。お義母さんは先輩ママです。わからない事を教えてもらって、家族みんなで協力していくといいでしょう。
”今後”子育てをする人向け
現在仕事をしている女性の中には、将来的に子育てを考えている人も少なくありません。しかし「子育てと仕事をどのように両立していけばいいのか?」と、疑問に思う人もいるでしょう。疑問を解決するためにも、子育てと仕事を上手く両立するコツをご紹介します。今後子育てをする方は、ぜひ参考にしてみてください。
実際、子育てしながら働ける?
まず、実際に仕事と子育てを両立できるのでしょうか?多くのワーキングマザーの意見によると、育児をしながら働くことは可能です。最近では時短勤務可能な会社も増えているので、昔に比べても働きやすい環境が整っているようです。
無理なく働ける職種
いくら正社員で時短勤務すると言っても、仕事内容がハードだと働くママに負担がかかります。しかし、無理なく働ける職種なんてあるのでしょうか?
結論から言うと、無理なく働ける職種は数多く存在します。例えば医療事務やテレアポなどです。医療事務は資格さえあれば好待遇で採用されやすい仕事です。しかも土日祝日が休みなので、子どもと一緒に過ごす時間が減らないメリットもあるようです。
会社の理解がとても重要
育児しながら働くのであれば、やはり会社に理解してもらう事が一番です。中には育児優先よりも、仕事を優先させるべきと考える会社もあります。そのため育児と仕事を両立させるなら、会社に理解を求めるべきでしょう。もしも理解してくれない場合は転職を考えるのも手かもしれません。
子育てから復帰する人向け
育児休暇を取得する人は女性で86.6%(2014年度)と言われており、そのうち育児休暇後に職場復帰する人は89.6%(平成24年度)です。このように子育てをひと段落終えて現場復帰するママも多く存在します。しかし、復帰する前にモヤモヤしたり不安がよぎってしまうママも少なくないようです。モヤモヤを解消するためにも、スムーズに職場復帰する方法を見ていきましょう。
不安を解消して職場復帰!
職場復帰する前に不安が頭をよぎるのであれば、まずは不安要素を突き止めましょう。そして不安要素が判明したら、次は解消へと繋げてみてください。一番オススメな不安解消方法は先輩ワーキングマザーに相談することです。
先輩ワーキングマザーは、仕事と育児を上手く両立しているので悩み解消へと繋がるはずです。現役で活躍するためにも先輩ママに相談して、不安なく職場復帰しましょう。
働き方を明確にする
子育てが落ち着いて現場復帰するなら、ワーキングマザーとしての働き方を明確にしておきましょう。例えば金銭的な余裕を求めるのであれば「正社員」、時間を有効活用したいのであれば「パートタイム」のように働き方を明確にしておくと自分に合った仕事が見つるはずです。
在宅ワークを考えるのも手
職場復帰を考えるママの中には、「子どもとの時間を減らしたくない」と考える人も少なくありません。そんなときにおすすめなのが在宅ワークです。在宅ワークであれば、もし急に子どもが体調不良になったとしても、そもそも「会社を休む」という概念がないため、しっかりと看病しつつ仕事に取り組むことができます。
また仕事の合間に家事ができるので、会社に勤務するよりも融通が利くでしょう。もしも自由な時間が使える仕事を考えるのであれば、在宅ワークを検討してみてください。
ママとしての理想の働き方とは?
育休・産休が取れる職場
産休・育児休暇制度は、少子化対策として夫婦共働きの家庭でも子育てしやすい環境を作るために国が推進している制度です。やはり仕事をしながら子育てをするとなれば、産休・育休が取れる会社の方が良いですよね。
出産後も正社員
マイナビ調べによると、出産後の就業スタイルとして正社員を希望する女性は全体の42.4%にも上りました。半数近い女性は正社員として働くことを希望しているのです。
中には子どものことを考えて正社員以外の就業形態を希望する方もいますが、やはり今後子供を育てるとなると安定した収入が必要になるので、正社員として働くことが理想に近いのではないのでしょうか。
地域のサポートをフル活用
平成27年度4月に、すべての家庭が安心して子育てできるように「子ども・子育て支援新制度」が政府の方針によりスタートしました。制度内容としては認定こども園の利用や、一時預かり制度を受けることができます。仕事をしながら子育てをするなら、ぜひ地域のサポートをフル活用してみてください。
思い切って転職も◎
やはり融通の利く職場でないと、なかなか仕事と子育てを両立するのは難しいかもしれません。家庭と仕事のバランスを上手く保つためにも、そんなときは思い切って職場を考えてみてはいかがでしょう。
子育て中の忙しいママは周囲の協力を得ながら働きやすい仕事環境を選ぼう!
子育てしながら働くワーキングマザーは、自分ひとりで全てを抱え込まないようにしましょう。きちんと家族と話し合って協力していくことがとても重要です。
また今の職場、復帰する予定の職場環境があまり良くないのであれば、転職も視野に入れることをオススメします。子育てしながら働くママは、今回紹介した仕事の仕方を参考にしてみてください。
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