出産祝いと結婚祝いを一緒に渡す場合の心得
出産祝いと結婚祝いを一緒に渡すのはOK
出産祝いと結婚祝いを一緒に渡すのはOKなのですが、一緒の祝儀袋に入れるのではなく、あくまで別々にする必要があります。最近では、おめでた婚も増えていますので一緒にすること自体はマナー違反にはなりません。出産が先で、結婚式を後にするカップルもいますし、お腹が大きくなる前に結婚式をしてその後数か月で出産ということも多々ありますので、
結婚祝いと出産祝いを同時にしてもかまいません。
出産祝いと結婚祝いの準備は別々する
出産祝いと結婚祝いを同時にするのはかまいませんが、準備は別々になります。つまり、出産祝いは何かプレゼントを用意して、結婚祝いは祝儀を包むという方法でもかまいませんし、出産祝いも結婚祝いも祝儀を包むという方法でもかまいません。ただし、必ず別々のものを用意しましょう。祝儀袋も出産祝いと結婚祝いの2つ用意する必要があります。
出産祝いと結婚祝いの祝儀袋の違いがある
出産祝いと結婚祝いを別々に渡す場合、祝儀袋が違うということはご存知でしょうか?
お祝いの祝儀袋には大きく分けると2つの種類があります。おもて書きに「御祝」と書かれてあるものと「寿」と書かれているものです。御祝の場合は出産祝いや入学祝、成人祝いなどいろいろなお祝いごとに使える祝儀袋なのですが、寿は結婚祝い専用の祝儀袋となります。結婚祝いを包むときは必ず「寿」の祝儀袋を選ぶようにしましょう。また、水切りも出産祝いの場合は「蝶結び」のものを、結婚祝いの場合は「結び切り」の水切りのものを選びましょう。
出産祝いと結婚祝いが同時でも相場の金額と同じがマナー
出産祝いと結婚祝いが重なったからと言って金額が少なくても良いということではありません。一緒にするから金額を減らすというのもおかしな話ですね。出産祝いの場合の相場と結婚祝いの場合の相場をきちんと把握して、それぞれの相場の金額を包むようにしましょう。あくまで、一緒に渡しても良いというだけで、一緒に包んでも良いということではありませんし、本来別々に渡すものですので、金額は相場の金額をきちんと贈るのがマナーです。
出産祝いと結婚祝いの金額の相場
出産祝いと結婚祝いを一緒に渡す時は、それぞれの相場の金額を渡すのですが、念のためそれぞれの相場金額を伝えておきます。まず、出産祝いですが自分の孫が生まれた場合は5~10万円、姪や甥が生まれた場合は3~5万円、親戚の場合は1万円、会社関係で自分が上司でない場合は3~5千円、自分が上司の場合は5千円~1万円、友人の場合は3~5千円となります。結婚祝いの場合も相場はほとんど同じですが、自分の子供が結婚する場合は5万円程度、兄弟であれば3万円程度、親戚が1万円程度、友人の場合は5千円程度、会社関係の場合は5千円~1万円となります。
出産祝いと結婚祝いの特殊な包み方がある
出産祝いと結婚祝いを一緒に渡す場合、本来であれば別々の祝儀袋を用意する必要があります。しかし、友人などに渡す際に別々に渡すと「そんなにしてもらわなくてもいいのにと、なかなか受け取ってくれないこともあります。渡す相手が受け取りそうにない場合は出産祝いか結婚祝いの祝儀袋のどちらかを準備し、その祝儀袋に入る程度の白無地の封筒をもう一枚用意して一緒に入れてもかまいません。もし、出産祝いの祝儀袋で渡す場合は、祝儀袋についている中袋に出産祝いの祝儀を入れ、もう一つ準備した白無地の封筒に「寿 御結婚御祝」と書き、祝儀を入れることができます。
出産祝いと結婚祝いを一緒には渡すことはできるがお祝いの種類は違う
出産祝いと結婚祝いを一緒する渡すことはできますが、出産祝いと結婚祝いの金額の相場や祝儀袋の違いがあります。出産祝いと結婚祝いを一緒だからといっても、相場の金額も変わりません。お祝いの種類が違うので、それぞれのお祝いのマナーを守って出産祝いと結婚祝いを贈りましょう。
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