就任挨拶の挨拶状とスピーチそれぞれの文例
会社の役員や役職に就任した際は就任挨拶を行う必要がある
仮にあなたが会社の役員や役職に就任した際には、「就任挨拶」をする必要があります。もちろん、企業によってはしないこともありますが基本的には就任挨拶をすることが一般的でしょう。そこで文例と言いたいところですが、就任挨拶と一言で言っても2つの種類に分けられるので、こちら確認をしておきましょう。
就任挨拶には「挨拶状」と「スピーチ」の2種類ある
まず1つ目の就任挨拶が「挨拶状」です。これは取引先や関係者に対して文書やハガキで挨拶をするものです。そして、もう1つが「スピーチ」です。こちらは、社内で行われる場合が多いですが、就任した人が口頭で挨拶をするものとなっています。そのため、これから先でこの「挨拶状」と「スピーチ」の2つに分けて文例を見ていきます。
「挨拶状」の就任挨拶の文例
まずはスピーチの文例の前に、挨拶状にて就任挨拶をする際の文例について見ていきましょう。
「拝啓 ○○の候、貴社ますますご隆盛のこととお慶び申し上げます。
この度、○○株式会社の専務取締役に選任され、○月○日付で就任することとなりました。
つきましては、以前にもまして精一杯の努力をしていく次第でございます。そのため、格別の御指導御鞭撻をいただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。 敬具」
このような文例が基本になるでしょう。
前任者に対する感謝の気持ちを入れるとより良くなる
また、もし前任者がいる場合には、その方に感謝の気持ちを入れて書いた方が、読み手に与える印象が良くなり、自分が以前役職に就いていたのであれば、そのポストの後任について記してあげると、相手が安心しやすくなります。そのため、こうしたポイントを押さえて就任挨拶の挨拶状を作成するといいでしょう。
「スピーチ」の就任挨拶の文例
続いて「スピーチ」で就任挨拶をする際の文例について見ていきます。この文例は以下の通りです。
「このたびの株主総会にて取締役を命じられました○○です。
前取締役の○○さんに代わり、今後は私が先導を切って当社を引っ張っていく心意気でございます。また、取締役という重役を背負うポストに就くこと、大変身の引き締まる思いでございます。そのため、今後もお力添えをお願いいたします。」
もし仮に就任挨拶のスピーチをする機会があったら、このような挨拶をすればいいでしょう。
スピーチでは前任者の功績を讃えつつ自分の責務を果す姿勢を見せよう
就任挨拶のスピーチのポイントは、前任者の功労を讃えること、また自分もポストに就く以上は責務を果たそうとすることを伝えることにあります。そのため、こうしたスピーチのポイントをしっかりと押さえて挨拶をすれば、スピーチも大丈夫になるでしょう。
挨拶状とスピーチでの就任挨拶は例文を参考に前任者にも配慮したものに
挨拶状とスピーチの2つの就任挨拶について見てきましたが、いかがだったでしょうか。ここで挙げた文章をあくまで文例なので、聞き手や与えられている時間などによって適宜調節をするのが大切です。そのため、例文を参考に、しっかりとポイントを外さないようにし、前任者にも配慮した挨拶をしましょう。
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