レポートを書くときに気をつけたい引用の引用の意味と文献活用法
引用の引用とは
引用の引用と言われてもピンと来ない方もいらっしゃるでしょう。 これは自分がレポート作成のために引用しようと思っていた文献の該当部分が他の文書から引用していた場合に該当します。引用していたものをさらに引用するということで引用の引用と言ったりします。孫引きという言い方の方がわかるという方もいらっしゃるでしょう。
引用の引用では元の文献をあたってみる
レポートの資料として引用文献を調べていると、レポートに引用できる部分がありますよね。「これは使える」そう思っても、よく見るとかぎかっこで囲まれていて、引用を示す数字などが記載されている場合があります。引用文献の著者の方が他の文献から引用している部分になります。そういう部分を引用したい場合は基本的には大元の文献を当たることがベストでしょう。
引用の引用は評価を下げる可能性がある
レポートに引用の引用を使った場合、本当に引用したい部分が書かれている文献は読んでいないことになります。使いたい部分はそこかもしれませんが、実際必要な部分が書かれている文献を読んでいないということは、あなたのレポートの評価や信頼度を下げるという結果になりかねません。できたら引用の引用は避けたほうがいいでしょう。
引用の引用は元の文献を手に入れるのが難しい場合に使う
評価を下げる事に繋がる引用の引用ですが、できれば避けたいものですね。大元の文献を当たるのが最善の策ですが、ある意味、引用の引用が当たり前というパターンもあります。歴史的なものや古典文学などがそれにあたります。大元の文献を実際に手にいれたり見たりすることはほぼ困難と言える場合、引用の引用は普通に行われています。
引用の引用は孫引きとも呼ばれる
引用文献に書かれている他者の文献の引用、できれば元の文献を探してから、レポートへと引用するのが無難なのですが、どうしても使わなければいけないという場合もあります。希少本であったり、絶版であったりしてなかなか手に入らない場合があるからです。そうした場合は、レポート作成の場合でも引用の引用つまり孫引きもやむを得ないでしょう。
引用の引用を使う場合でも末尾に特別記入する必要はない
大元の文献を入手することが困難で引用の引用をする場合、レポート末尾に記載する引用文献のリストはどう書けばいいのでしょうか。悩むところですね。この場合、大元の文献は読んではいないのであくまでも記載するのは最初の引用文献とそれに関する著者・出版社・発行年・ページとなります。引用の引用であることを謳う必要はありません。
レポートで引用の引用はなるべく使わないようにして使う場合は引用文献を明記しよう
レポートを書いていると、どうやったらいいのか悩んでしまうこと多々あると思います。引用の引用もその一つです。基本的には引用の引用は避け大元の文献を当たること、これがレポートの評価をあげるコツです。ただ、やむを得ない場合、例えば歴史的な文章や古典などの場合はその限りではありません。状況に応じて使い分けましょう。
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