手紙の返事の書き方に関するポイント
手紙の返事の書き方に関するポイント①:必ず前置きの文章を入れる
それでは1つ目の手紙の書き方のポイントを見ていきます。手紙の返事の書き方として、最初に前置きの文章を入れることを覚えておきましょう。「拝啓」や「謹啓」、「謹白」などを最初に書くか、「謹んで申し上げます。」や「一筆申し上げます。」などの文章を書きましょう。また、親しい仲であれば、こういった言葉を省略して、季節に合った「厳冬の候」などの言葉を入れて、そのまま挨拶文に繋げても問題ありません。
手紙の返事の場合は前置きの文章を変えても良い
手紙の返事の書き方としてのルールである前置きの文章については、返事の場合に限って「拝復」や「芳書拝見」と書いても構いません。そして、その後に「〇〇様におかれましては、ますますのご健勝のこととお喜び申し上げます。」という風に挨拶文を入れましょう。また、親しい間柄であれば、難しい言葉を使わずに挨拶文を書いても構いません。
手紙の返事の書き方に関するポイント②:本文は感謝の言葉から始める
前置きの文章の後の本文はどのような始まりでも構いません。しかし、手紙の返事の場合には、本文は手紙を送ってくれたことに対する感謝文から書き始めた方が良いでしょう。例として、「この度は、ご丁寧なお手紙を頂け、大変嬉しく思っております。」などが挙げられます。また、懐かしさなど手紙を受け取った時の気持ちなどを書いても良いでしょう。
手紙の返事が遅れた場合は謝罪文を入れよう
手紙の返事が遅れた場合の書き方は、最初に「ご返事が遅れまして申し訳ございません。」と入れてから、手紙を送ってくれたことに対する感謝文を入れます。基本的に、謝罪すべき事由がある場合には最初に記載し、それが無い場合は感謝文を最初に記載するように優先順位を守って手紙を書きましょう。この書き方を守ることで、好印象を与えられる手紙に仕上げられるでしょう。
手紙のやり取りは延々と繰り返さないように注意しよう
手紙の返事の内容で質問文を入れてしまうと、相手から再び手紙が送られてきます。そして、それに返事をすることで延々と繰り返されてしまう可能性があります。現代では、メールや電話でのコミュニケーションが基本的になっており、丁寧に御礼や謝罪をする場合に限って手紙を使用するようになっています。手紙でのやり取りは、必要最低限に抑えましょう。
手紙の返事には要件以外書く必要はない
手紙の返事の書き方として、その内容にルールはありませんが、要件以外のことを書く必要はありません。文通を続けているのであればメールと同じ感覚で書いても構いませんが、相手にとって手紙というものが特別な連絡手段だという認識がある場合には、要件以外は書かないようにしましょう。手紙には手紙で返事をすることになるため、相手が再び手紙で返事することを面倒に感じてしまう場合があります。
手紙の返事の書き方は前置きを盛り込んで本文は感謝の言葉から始めるのがポイント
手紙の返事の書き方に関するポイントを紹介してきました。手紙の返事の書き方に明確なルールはありません。前置きの文章を入れてから本文に入りますが、親しい間柄であれば季語を使用せずに、崩した敬語での挨拶文で構いません。ただし、本文に関しては謝罪文を最優先にして、次に御礼文を優先しましょう。手紙の返事の書き方にルールはありませんが、謝罪と御礼に関して後回しにしてしまうのはマナー違反です。
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