「以上」の意味とは?履歴書作成時に大事な学歴や職歴の書き方
履歴書の学歴や職歴の最後には「以上」と記すのが書き方のルール
履歴書には、必ず学歴・職歴を書く欄があります。学歴は通常中学卒業から書き始め、以降入学・卒業の経歴を書いていくわけですが、学歴と・職歴の最後には「以上」と書き添えるのがルールになっています。学歴以外に職歴がある人は、職歴も書いた後で最後に「以上」と書きます。この「以上」にはどういった意味があるのでしょう?
「以上」には「この先はない」という意味がある
履歴書の学歴や職歴の終わりには、「以上」と記すのが書き方のルールです。これは、物事の終わり文句を意味しています。学歴や職歴の最後に「以上」を記すことで、「自分の学歴や経歴はここまで、でこの先はないですよ」ということを意味しているのです。この意味を知った上で、書き方のルールに沿って、どの位置に書くべきかを見ていきましょう。
履歴書に「以上」と書く位置は学歴・職歴欄の最後に右寄せ
履歴書の左側には、学歴や職歴を書く欄があります。履歴書の書き方としては、まず第一行目の真ん中に「学歴」と書いて、以下学歴を中学卒業から書いていきます。学歴が書き終われば、その下の行の真ん中に「職歴」と書いてください。
職歴がない場合は、その後に下の行に左寄せで「なし」と書くのが正式な書き方です。職歴がある場合は順に書いていき、最後に右寄せの位置に「以上」と書くのがマナーになっています。
改行して「以上」と書けない場合は同じ行の右端に小さく書く
大学院など学歴部分が長い、または転職が多かったので職歴欄が長く、「以上」を書く場所がないといった人も中にはいるでしょう。場所がないことで「以上」と改行して書ききれないケースも出てきます。そういったときの「以上」は、最後の学歴もしくは職歴が書いてある同じ行の右端に「小さく」記入するようにしましょう。場所がない場合は、一行を少しだけ二段にして使って大丈夫ですよ。
履歴書で「学歴」「職歴」と書き忘れないように注意が必要
「以上」という言葉は、学歴や職歴とセットになって使われます。前述もしたように、「学歴・職歴」はここに書いたものですべてです、「以上」ですと示すのがこの言葉の意味です。ですが、そもそも学歴・職歴という言葉を書き忘れている履歴書が多いといわれています。この欄は必ず「学歴」と書いてその下の行から◯◯中学卒業というように始めるようにしましょう。基本的な部分ですが、これが履歴書のルールですから忘れないようにしてくださいね。
「以上」と書き忘れても不採用にする会社はほとんどない
「以上」を書き忘れたからといって、それだけで不採用にする会社はほとんどないでしょう。ただし、履歴書は書き方のルールがあるもので、応募者はきちんとチェックして出すのが一般的です。ルールを忘れていない履歴書は、悪目立ちするかもしれません。履歴書の書き方は一般常識といわれるものなので、常識がないなと思われる可能性はありますので、注意しておきましょう。
大切なのは提出前にきちんと履歴書をチェックすること
「以上」を書き忘れたからといって、慌てて書き直して再提出しようとする人がいますが、そこまでする必要は少ないでしょう。後から「以上」の部分だけ追加された履歴書を提出されても、採用担当者を煩わしてしまう可能性もあります。何よりも、提出前にきちんとチェックするのが大切です。注意深さがないとマイナス評価になる可能性もあるので、出す前のチェックを心掛けましょう。
履歴書の学歴・職歴欄の右下には終わりを意味する「以上」を書いてまとめよう
履歴書には書き方というものがありますから、きちんと調べて作成するのが採用者の印象を良くする方法です。学歴・職歴の最後の見死詰めの位置に書く「以上」は、押さえておきたいルールのひとつで、「これ以上何もない」という意味を持ちます。とてもささいな部分ですので、これを書かなかったからといって、それだけで不採用とされる可能性はひくいですが、決して良い印象も与えません。しかし、見る人はきちんと見ていますから忘れないように、注意しておきましょう。しっかりと意味を理解して作成し、見直してから、提出してくださいね。
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