敬称略は失礼?状況に応じた正しい使い方

2016年11月29日敬称略

敬称略は時間短縮のため役職や「さん」・「様」を省略する行為

何かの集まりなどで参列した人を読み上げる際に「敬称略」という言葉がよく使われています。全ての人に役職や「さん」や「様」などを付けると読み上げるのに時間がかかるため、これを省略する意味を持ちます。読み上げる以外にも書類に名前を記載する状況に「敬称略」と付け加えて失礼がないように使われたりもします。予め敬称を称略すると宣言し、誰に対しても敬称をつけない使い方をしたい状況で使います。

敬称略は香典や祝電を読み上げる状況で実行する

例えば葬儀に参列した人の名前を読み上げたり名簿にする際に利用されていたり、香典や祝電などを読み上げる状況の場合に予め敬称略と宣言し敬称をつけない使い方などがあります。ほかにも会議の参加者を一覧にしたり、名簿を作る際に敬称略と記載したりします。

人名を記載する場合、人数が多く全てに敬称をつけられないケースなどに活用すれば良いでしょう。逆に数名の場合は省略しないほうが良い状況の場合もあります。

社内文書では内容が長くないのであれば役職を付けると良い

社内で書類を作る場合、役職をつけるべきか迷うこともあるでしょう。会議への参加者を一覧にしたり、案内などで使ったりします。この場合状況で「人数が多いなら全ての人を敬称略にしたほうが都合が良いのですが、人数が少ないなら社長など目上の人を呼び捨てにするのが気が引けることもあるはずです。書類が長くなることが無いなら取締役などの役職を付ける使い方が良いでしょう。

敬称略をせず役職をつける状況なら「様」はいらない

社内文書で取締役や社長などの役職をつける状況で、注意したいのが「様」の取り扱いです。役職自体に尊敬の意味が含まれているため「取締役様」や「社長様」といった使い方はしません。取締役ですでに敬語となっているためこれに様を付けると二重敬語で間違った使い方です。もし敬称略にせず様をつけたいなら「社長 ○○様」という風に個人名につけるのが使い方として正解となります。

敬称略は失礼な行為ではない

敬称略を使うということはつまり呼び捨てにすると考える人もいるようです。しかし、事前に「敬称略」という言葉をつければ実は失礼に当たることはありません。なぜなら「敬称略」自体には本当は皆さんに敬称をつけたいが、スペースの都合や読みにくくなる問題からつけることができず申し訳ございません、という意味が込められているからです。

敬称略は人間関係に影響を与える場かどうか考えて使用する

敬称略をつけること自体は失礼に値しなくても、やもえない事情がない限り安易に敬称略して良いわけではありません。社内文書のように後々の人間関係に影響しやすい書類の場合は、あえて敬称をつけるほうが良いこともあります。人数に限らず相手との円満な関係を築きたい場合、多少読みにくくなっても敬称をつけるかは判断すれば良いでしょう。敬称略はケースバイケースで使い方を加えたり加えないなど考慮します。

まとめ

敬称略の状況による使い方について紹介しました。敬称略の基本的な使い方がわかったら、後は状況に応じて使い方をしましょう。明らかに読みにくい、読み上げにくい状況は敬称略を使ったほうが良いですし、取引先や目上の上司にしては敬称をつける使い方のほうが良い状況もあります。ただし人数が多くなる状況で明らかに問題が発生するようなら、事前に敬称略を宣言するのは特に失礼に当たることはありません。

人気の転職サイト特集

  1. doda合格診断:あの人気企業に転職できるかも?あなたの合格可能性を3ステップで簡単診断

    転職人気企業ランキング上位300社の中から、あなたが転職できる可能性のある企業を診断し、メールでお知らせします。実際に求人に応募する前に、まずは合格可能性をチェックしてみませんか。

  2. DYM就職:第二新卒・既卒・フリーター・ニートの就職に強い

    エージェントが就職できるまで二人三脚!今からでも正社員としての就活が間に合います。

  3. ハタラクティブ:内定率は80%以上!20代(第二新卒・既卒)や未経験業界への転職に強い

    内定率は業界トップクラスの80%!カウンセリング実績6万人以上から得られたノウハウをもとに、20代・第二新卒ならではの悩みや不安を解決してくれます。

2016年11月29日ビジネス

Posted by BiZPARK